今日の渋谷駅前~「バレンタイン粉砕闘争」見学記2009

 今年もバレンタインの季節がやって参りました。
 となりますと、今年で三回目になりました定例行事、「革命的非モテ同盟」の古澤克大書記長主催の「バレンタイン粉砕デモ」の季節でもあります。
 実のところ、さすがに3回目ともなりますとややマンネリの感は否めないところで、上のリンク先の書記長のイベント説明も簡素ですし、当日配布したビラは基本的に昨年の使い回しだったとのこと。そんなわけで事前のネットでの評判もさんざんだったのでした。小生もまた、相変わらず場所も渋谷だし、変わり映えしなさそうなので、適当に写真を貼り付けて「前回に同じ」とだけ書いておけばいいや、というつもりでした。
 それがどうなったかといいますと・・・



 なんと、過去一般的に十数人程度のことが多かった書記長デモの人数が倍増していたのです。三十人を越えるという動員ぶりは、有り体に言ってこれまでの三大白色テロル(クリスマス・バレンタインデー・ホワイトデー)粉砕デモの中でも最大級だったかも知れません。新左翼のデモなら「主催者発表百人」は固いところですね(笑)。
 正直、なんでこんなことになったのか意外でしたが、書記長がいろいろ人脈を広げてきたのが功を奏したのかも知れません。また、ネットの"評判"にも関わらずそれを見て、見にやってこられた方もおられましたので、実際のイベントとネットとの関係はなかなか微妙なものだとも感じられます。
 今回の参加者は、「お馴染み」の方々も多かったのはもちろんでしたが(しかしこれまで皆勤なのに今回欠席、という方も)、新顔の方も多く、更には女性参加者もこれまでになく見られたことは驚きであります。お馴染みの面子としては「黒い旅団」の山田旅団長、新顔としては先日の書記長プロデュースイベントにも出演されていた増田監督がお越しになっていました。
f0030574_20465878.jpg
デモ前の決起集会で演説する書記長

f0030574_205742.jpg
同上 真ん中の茶色の服の人物が増田監督

f0030574_2114558.jpg
ハルヒ(?)から何故かチョコを貰う反革命な書記長

f0030574_2120121.jpg
昨年の横断幕を今年も使用

f0030574_21224981.jpg
今年はこんなのも

 書記長の演説内容は特記すべきことなし、なので省略。
 デモは16時から始まります。ちょっと遅めですが、今日は右翼のデモがあったとかで遅めの時間にすることを当局に慫慂された由。道理で今日は街宣車が多かったなと感じましたが、紀元節はもう過ぎたし、何だったんでしょうか。
 時間は遅めですが、前回と違ってまだ日は高く、更に書記長の天運というか悪運強さというか、昨日の雨と暴風がおさまった春の陽気の中、デモ隊は出発します。
f0030574_21362466.jpg
ガードをくぐり群衆注目の中進むデモ隊
(この写真はクリックすると多少拡大します)

f0030574_2142855.jpg
丸井前の交差点を横断するデモ隊
(この写真もクリックすると多少拡大します)

f0030574_2145413.jpg
渋谷の目抜き通りを進むデモ隊

f0030574_21481956.jpg
ハチ公前交差点を曲がるデモ隊

f0030574_2151940.jpg
明治通りに戻ってきたデモ隊

 こんな調子で、盛況のうちにデモは終わりました。デモ隊の人数も多めで、かつ2月らしからぬ陽気に誘われて沿道の人出も多かったようなので、デモ隊の全容を納めるようにうまく写真が撮れませんでしたが、まあ雰囲気はお分かりいただけようかと思います。

 しかし今回のデモの参加者? で特筆すべき存在は、このブログのコメント欄にも折々ご登場下さる、労働収容所組合氏でありましょう。氏はデモ隊本体には加わらず、しかし常に沿道で付き添いつつ、デモ隊とそれを眺める群衆と、その両者に対し大音声で叱咤の声をかけるという、いわば一人メタデモとでもいうべき、余人を以てしては決して行われえぬであろう、啓蒙活動を行っておられました。
 その内容は、デモ隊を見ても通り一遍の反応しか示せぬ、通俗に溺れきった観衆の精神を突き、且つまた同時に、定例行事化しつつあるデモ隊にもまた痛棒を加える、そんなものであったろうと思います。もっとも小生は、写真撮影のためデモ隊に先行してばかりおりましたので(同じコースのデモを何度も取材していれば、どこで良い写真が撮れるかは大体分かっているものです)、労働収容所組合氏のお言葉の内容を詳しくお伝えできないことが残念です。
 とはいえ、労働収容所組合氏のお言葉の含蓄の深さを、そのごくごくごく一端なりとも認識するには、デモの時間はあまりに短すぎたことは遺憾であります。おそらく氏を以前から知っている者以外の方は、狂人が何かを喚いているとしか認識できなかったでしょう(どうでもいいですが、「狂人」って変換しないんですね)。それもまた凡俗には無理からぬことであり、うっかり認識できた(と感じた)場合は専門家の診断を仰ぐべきとも思われます。
 ちなみに、この日のデモに来ておられた、やはり当ブログのコメント欄にお越し下さる、書記長の自衛隊時代の戦友である無名氏は、労働収容所組合氏について、「見た目といい、やっていることといい、しゃべる内容といい、まさにパタリロだ」と述懐しておられました。
f0030574_22542595.jpg
デモ前の労働収容所組合氏
氏が掲げているのは山本義隆『熱学思想の史的展開2 熱とエントロピー』
氏の本書についてのコメントはこちらを参照

 こんな紹介をしたら、まるで書記長が狂人につきまとわれているように受け取られてしまいますので、氏の教養の比較的一般に理解しやすい側面について、昨年ネット上にアップされた書記長の卒論を題材にしてご紹介したいと思います。その記事は明晩アップする予定なので、ご期待下さい。
※追記:アップしました。こちらこちらをご参照下さい。

 話をデモ本体に戻しまして。
 無事に宮下公園に戻ってきた一同、今回は人数も多くてシュプレヒコールも大きく、沿道にもビラをそれなりに配って、概ねいい感触でデモを終えることが出来ました。最後に記念写真を一枚。
f0030574_2312274.jpg
集合写真(入っていない人も結構いましたが・・・)

 デモ参加者で、原寸のこの写真が欲しい方は小生までご一報ください。

 ところで、ネット上で最近、世界の各地で起こっている? バレンタイン反対運動が話題になっているようです。

 インドの急進派グループ、「バレンタインデーを祝う者は攻撃する」と警告
 バレンタインデー粉砕!ヒンズー教過激派の予告相次ぐ
 「悪習バレンタインデーをぶっつぶせ!」中国でもデモ

 書記長もデモ前後の演説でこのことに触れ、「しかしバレンタイン粉砕を掲げてデモを最初に行ったのは、世界でも自分の筈です!」と主張しておられました。ビジネスモデル特許でも取っておけば良かったですね(笑・ビジネスじゃないし)。しかし、バレンタイン=チョコレート、というのは日本だけでしょうが、各国でも各国なりに、恋愛的な要素とこの日は結びついているというのは興味深いですね。比較文化論とか、セールをする側に焦点を当てれば経営学的な話も出来そうな。
 リンク先を読むと、インドにせよ中国にせよ、伝統的な価値観に反するから粉砕すべし、という主張のようで、そこが革命的な? 我らが書記長とは異なります。伝統的家族規範の強いこれらの国、特にインドでは、バレンタインによって象徴されるような、消費生活と結びついた恋愛の構図は、むしろ"進歩的"であるのかもしれません。日本でもかつては、そういった一面があったことは否定できないでしょう。しかし、「課題先進国」(by小宮山宏前東大総長)たる我が国では、時代は一巡り先を行っていて、バレンタインデーは次の時代の課題を象徴するトピックに変わりつつあるんでしょうね。女の子同士でチョコを送りあったり、最近の「逆チョコ」なんてのも、その変わりゆく時代に資本が考えた対応策といえるでしょう。

 てなところで、今回のデモの観察記を締め括らせていただきます。デモ後打ち上げがあったようですが、所用に追われ、今日も別件で出てきたついでにデモを覗いた小生は、終了後すぐ引き上げましたので、そちらについては別の方の報告に譲ります。
 来月には、これは日本ローカルであろうホワイトデーがありますが、今度はもそっと準備をきちんとして書記長がデモに臨んでくれることを祈ります。今回のデモの予告が、「予定」「仮」とつけたまま当日を迎えたのも、先月のイベントの準備不足同様、Hearts of Iron 2 にずっぽり書記長が嵌っていたからに他なりません。今日書記長に聞いたところ、「『うみねこ』MOD作りたいなあ」とか訳の分からないことを言っておりました(MODというのは、シミュレーションゲームでマニアが自主制作する改造シナリオ・データなどのこと)。そのヌルヲタ的なセンスの欠如ぶりは、厳しく糾弾されねばなりますまい。ところで『うみねこ』って何なんでしょう?
 しかし、彼女に振られた反動でこんな活動をはじめ、目立ちたいために「はてな」村にずっぽりはまっていた書記長がこんなになるとは、げに Paradox のゲームの素晴らしきことかな。エロゲーで恋愛の悔しさは癒えずとも、良質なシミュレーションゲームならそれはできる、のなら素晴らしいことと個人的には思います(笑)。
[PR]

by bokukoui | 2009-02-14 22:03 | 出来事