今日の東急デハ5001号の状況(51)

 しばらく間が開きましたのが、この追跡調査です。
 本日、所用の帰りに、久しぶりに見てきました。本来は、もっとシステマティックに観察できるようなフォーマットを整えなければならない(それを整えれば誰でも同じように観察できるように)と思うんですけど、なかなかそんなことをやっている余裕がなく・・・せめて過去の観察データだけでも、もそっと体系的にまとめるべきと思っていますが、とりあえず観察だけは何とか続けるつもりです。



 まずは例によって全景から。この写真はクリックすると拡大表示します。
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 連休のこととてハチ公前は人でごった返しており、おまけに背景に写っているように、何やら舞台をしつらえて芸能人が何ぞやっているという企画まで行われていましたので、この写真を撮るのには多少手間取りました。また、写真の中にロゴ入りの服を着ている人もいますが、「幸福の科学」の人が布教をしていました(左手のオレンジのジャンパーの人たち)。いつもに増しての賑わいで、車体の観察もなかなか面倒でした。

 では、久しぶりなので、以下に主だったところの写真を一通り列挙していきます。
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 正面右下の尾灯周りです。多少錆が増えている感じです。

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 乗務員扉の手すり附近。割と触られやすい箇所と思います。

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 銘板。確か以前は錆などなかったと思ったのですが、多少見えています。

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 運転台寄り扉。傷のもっともつきやすい箇所ですが、ここはかえってさほど大きな変化はないようです。

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 運転台寄りの扉の戸袋窓と、その隣の窓の間です。前からの状況ですが、窓枠が錆びて浮いてきている様子がうかがえます。

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 同じく運転台寄り扉の戸袋窓の角。ここのひび割れと錆の流れ出しは以前より悪化しているようです。

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 これは運転台側から3枚目と4枚目の窓の間の状況。汚れが結構溜まってきています。

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 ちょっと分かりにくくて済みませんが、運転台側から3枚目の窓の角。ここも中の窓枠が錆びて表面の塗料を押し上げているのがだんだん目立つようになってきました。

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 これは運転台側から4枚目の窓の角。ここもひび割れが大きくなっているように思います。

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 これは運転台側から4枚目の窓の下の方の傷です。傷自体は前からありましたが、塗料の浮き上がりぶりは以前より明らかに酷くなっています。

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 車端部寄りの扉附近です。もっとも傷のつきやすいところです。

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 車端部寄りの扉の戸袋窓の角です。塗料の剥がれ、錆の流れ出しの状況がかなり悪化しています。

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 同じ戸袋窓の別の角です。ここも錆で塗料が浮き上がっていますが、もう一方の角のような前との変化はないように思います。

 車内の展示自体は、今年の1月以来変わらない「渋谷『大好き』観光写真コンテスト」という企画の展示でしたが、中吊りが変わっていました。
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 この連休中に行われる「渋谷スターライトドーム 渋谷の空から環境を考えるという企画だそうです。
 で、この中吊りで初めて知ったのですが、渋谷区は小学校跡地に文化施設を建設し、そこにプラネタリウムを設けるのだそうです。2010年秋完成予定だとか。2001年に五島プラネタリウムが惜しまれつつ閉館してからおよぞ10年の時を経て、渋谷にまたプラネタリウムが出来るわけですね。こういった総合文化施設自体は、こういう言い方も何ですが、「ハコモノ」として常套だろうとは思います。しかし、そこにプラネタリウムを載っけるとは、渋谷の関係者にはプラネタリウムへのこだわりが結構あったのでしょうか。
 「ハコモノ」とは書きましたが、このような施設自体は結構なことでしょう(場所柄、多分有効に活用されるでしょう)し、プラネタリウム復活というのも素晴らしいことと思います。デハ5001号もこういう施設内に展示されるというならまだ良かったんですが。
 あとはただ、その施設にネーミングライツで珍妙な名前がつかないことを祈るばかりです。
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by bokukoui | 2009-05-02 23:59 | [特設]東急デハ5001号問題 | Trackback | Comments(16)

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Commented by 通りすがり at 2009-05-03 02:53 x
錆とかくだらないことどうでもいいじゃないの。
小さい人間ね。
Commented by 無名 at 2009-05-03 12:35 x
五島プラネタリウムは幼児のころ母に連れて行ってもらった思い出があります。
学生時代も時間をつぶすために見ていました。
機械自体、ツアイス製の味のある物でした。
Commented by めかちゅーん at 2009-05-03 22:54 x
高校時代、東京の有名プラネタリウムとしては池袋のサンシャインか渋谷の五島か、というところでしたが、内容自体ははるかに五島のほうが上でした。先輩なぞ口をそろえて「サンシャインなど見世物小屋だ」と言ってました。
ただ、施設自体は結構旧式だった記憶が。
Commented by ROM者です。 at 2009-05-05 22:42 x
錆び、心配ですね。それと、屋根が欲しいヤネ。
Commented by 憑かれた大学隠棲 at 2009-05-07 00:16 x
渋谷区にも東急にも愛がない。これ以上の罪があろうか?いやないw

五島プラネタリウムナツカシス
きょうびは半導体の加工技術をバックボーンにしたメガスター飼おうぜって時代ですからねえ
Commented by bokukoui at 2009-05-08 23:47
>通りすがり氏
あなたにとってはどうでもいいことでも、すべての人にとってどうでもいいわけではありません。

>無名さま
小生も小学生の頃何度か行った覚えがあります。学生時代以降は足が遠のきましたが・・・

>めかちゅーん様
なるほど、五島プラネタリウムは高品質だったんですね。小生は五島しか行ったことがなかったので、プラネタリウムとはそういうものと思っていましたが、結構贅沢だったのかも知れません。

>ROM者です。様
コメントありがとうございます。
屋根は必要ですね。それこそ、こんなハコモノを作るなら、そのホールにでも置いてはどうかと思います。

>憑かれた大学隠棲氏
愛は大事。

メガスターって、個人の手作りから始まったんですね。愛のなせる業。
高校の頃化学部に顔を出していいましたが、何故かその部の文化祭の出し物は、自作キットを活用したプラネタリウムでした(笑)。ドームを、ベニヤ板をサッカーボールの要領で五角形と六角形を組み合わせて作りましたが、それを「フラーレンドーム」と名付けたところだけ、化学部でした。これも愛。
Commented by 憑かれた大学隠棲 at 2009-05-09 02:06 x
メガスターはCNCとフォトレジストで、とWikipediaに書かれていましたが、結局は最新の観測データを「印刷」しちゃったわけで、既存の会社からすれば「イノベーション」のジレンマにやられたようなんですよね。
五島プラネタリウムは懐かしいですが、ある意味でそういう牧歌的な時代は終わってしまったのかもしれません
Commented by みかずき at 2009-06-26 16:38 x
はじめまして。私は30年ほど前、東急電鉄の車両清掃に従事していました。実際に現役時代の5001も手がけており、愛着があります。ですから私もこの保存方法に疑問を感じます。(保存ではなく、晒し者?)
ところで、だいぶ気に掛けておられる錆やひび割れですが、現役当時でも経年劣化によりこの程度は出てきてました。ただ現役時代は、何年かに1度(確か3年?)長津田工場に入り、入念な検査があり、車体についても塗装の中まで検査をして、錆やひびをハンマーなどで叩いて剥離し、パテで補修をして塗装しなおします。今後そこまで手を掛けて修繕して貰えるか心配です。いい加減な塗装→錆が広がる→修復不能→解体とゆうことの無いよう祈っています。
だらだらと書き込み、申し訳ありませんでした。
Commented by bokukoui at 2009-06-28 21:17
>みかずき様
コメントありがとうございます。実際に整備に関わっていた方のお話が伺えて、大変嬉しく思います。

なるほど、現役当時でもこの程度は劣化したのですね。確かに、地方私鉄ではこれより遥かに悲惨な状態で走っている車輌はいくらもありました・・・
工場の整備が3年に一度としますと、今年の10月で5001のハチ公前設置以来ちょうど3年経つことになりますので、まさに修理の大事な時となります。しかし、区の5001への関心が低下傾向にあるとしか思えないことからすると、あまり多くは期待できそうにありません。何か手段を考える必要が出てくるかも知れません。

今後とも5001は追跡していきたいと考えておりますので、ご愛顧いただけましたら幸甚です。
Commented by 東急ファン at 2009-07-13 23:30 x
ご無沙汰しております。 先日、長津田工場にて機械として活用されていたED301が解体されたそうです。(某サイトにて解体中の写真を拝見し
ました。)
東急5000系 5200系の長津田保存に努力された、旧東急車両部長
宮田道一氏の尽力で、伊豆急から長津田工場の入れ替え機として、いわば動態保存されていた同機の解体は残念です。
日本車両 豊川鉄道(飯田線後の就役でしたが) 伊豆急と中部地方にて活躍してきた同機を、JR東海が建設中の博物館にて展示できなかったのか、悔やまれます。

戦時型としても貴重な存在ゆえに・・・・

東急8001も解体との情報もあります。

東急の文化政策とはBUNKAMURAなる「箱もの」をつくることのみだったのか・・・

それにしても、宮田様の尽力が壊されていくことに、無念を感じ憤怒の念
を強く持つこの頃です。
Commented by 東急ファン at 2009-07-13 23:40 x
追記 通りすがり 様

 貴殿は産業遺産・しいては文化財の保存・伝承とはどういうものか
本質をお分かりでない「たわけ者」とお見受けいたしました。

 貴殿の投稿は貴殿の知的・文化的水準を、満天下によく知らしめて
いただいた物と理解させていただきました。

 丸の内の三菱1号館は解体の後、復元というプロセスにいたりました事、ご報告申しあげます。
(どう、ご理解されるかは、貴殿のご意志でしょうが・・・)
Commented by bokukoui at 2009-07-15 18:00
>東急ファンさま
こちらこそご無沙汰しております。この記事の続報が長らくありませんで申し訳ありません。溝の口を取材し、栗原まで行っておきながら渋谷を取材していないとは、申し訳が立ちません。

毎度ながら情報有難うございます。電機の解体も残念ですが、東急の歴史上少なからぬ意義のある8000シリーズのトップも解体とは、電バスを何のために作ったのかと言いたくもなります。
結局、宮田さんという一個人の努力でしか歴史的文物の保存もされてこなかったことの限界が露呈してしまっているようですね。企業の社会的責任の一環と認識されるようにならなければ、今後も同じことが続くでしょう。「鉄道ブーム」「工場萌え」とかの風潮がそれにつながるかどうか・・・。
企業のそういった活動に税制上の優遇措置を取れるようにするとか、動態保存する機械の守るべき安全基準を現役のものと別個にするとか、制度的な取り組みが必要になると思います。

「通りすがり」氏は、きっと産業遺産保存において多少の錆程度は気にするなとおっしゃっているのでしょう(苦笑)
Commented by 憑かれた大学隠棲 at 2009-07-17 23:30 x
今日日はゆかり地域の道の駅送りって必殺技があるわけなんですけどね。
解体費用相当分は東急持ちで、残りを相手先餅で引き取ってくれるところを探すくらいはたいした手間ではないわけですから、それすらしないってのはやはり担当者の私怨なのでしょうなあ

東急8000はトップナンバーよりも軽量試作車のようが価値がありそうですね。つぶしちゃったらしいですけど。日本の構造力学史上も計算科学上もw
Commented by みかずき at 2009-07-20 23:30 x
ED301も解体されちゃったんですか。電機だったら電車と違って場所も取らないから、工場のすみにでも保存してくれればと思うのは素人考えなんでしょうね。
これでは8001の保存なんて夢の夢ですね。残念。
Commented by bokukoui at 2009-07-27 00:07
>憑かれた大学隠棲氏
むしろローカル私鉄とかの方が、地元との縁が深いということで「道の駅」や地方公共団体で引き取ってくれそうです。大手私鉄の方が地元との関係が希薄な分(住宅開発という別な方面では関係が深いですが)、そのような引き取り手は見つかりにくいのかも知れません。でも東急の場合、電バスがあると思うのですが・・・
企業による保存活動の限界でしょうか。
Commented by bokukoui at 2009-07-27 00:07
>みかずき様
全く残念です。場所がなかったとは思えないのですが・・・鉄道も経験の積み重ねが重要な分野と思いますが、それへの配慮がない(一時はあったらしいのが失われている)というのは、相当に問題がありそうです。
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