秋葉原通り魔事件の公判の傍聴を試む

表題の如く、秋葉原通り魔事件の初公判が本日開かれます。

たまたま事件に遭遇した者として、傍聴を志し東京地裁に足を運びました。

無論傍聴希望者は裁判所前に行列をなしており、抽選となりました。

結果は外れ。また出直しです。

意外だったのは、傍聴券が四十何枚かに対し、希望者が七百七十何人かくらいでしたので、倍率は二十倍にもなっていないようです。正確な数字はあとで確認します。

(現在出先で携帯電話より更新。このあと所用で大学図書館に籠るので、画像など詳細は今夜更新予定)

※以下は翌々日更新



 傍聴希望者は午前9時までに東京地裁に行く必要がありましたが、例によって例の如く、時間ぎりぎりになってしまいました。小生は東京地裁に来たのは初めてで、果たして時間までに受付場所を探し当てることが出来るかと憂慮しましたが、いざ霞ヶ関駅A1出口を出てみれば、その歩道に既に長大な列が出来ており、すぐにそれと知れました。
 歩道には、傍聴希望者の長蛇の列、それを整理する警備員、取材するマスコミ関係者、普通に裁判所に出勤してきてるらしい人、さらにはなにやら政治的な訴えをしている人々もいて、ごった返しておりました。
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秋葉原通り魔事件の傍聴券を求め並ぶ人々(右手)と訴える人々(左手)

 主張されている方々は、国鉄民営化関連の訴えをされているようでした。この日の行列を主張の好機と思われたのでしょうか。定例の訴えでたまたまこうなったのかも知れませんが、労働問題として四半世紀の時代差を感じる取り合わせではあります。
 事件への関心はなおそれなりにあるのか、報道陣もかなりの数見えました。
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傍聴券を求める行列と報道陣

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歩道に居並ぶカメラマンたち

 行列は案外手早く進み、締切の午前9時数分前に着いた小生も無事に685番の整理券を貰いました。並んでいる人々は、なるほど「秋葉原」に縁がありそうだなという人が多く見られました。人のこと言えませんけど。中には声高に、「この後アキバ(?)に行って今日発売のゲーム(注:名前聞いたけど忘れた)買おう」と同道者と喋くっている徒輩もおりました。あと、携帯電話から mixi あたりに、「裁判所なう」とか書いているらしい(これも同道者との会話から察して)連中もおりましたが、まことアキバの事件らしいといえばいえましょう。益々人のこと言えませんが。
 しかし、全体を見れば、傍聴志望者は老若男女多岐に亘っており、うら若い女性や杖をついたご老人もおられました。聞くところによると、裁判の傍聴が趣味という人はそれなりにいるそうで、ご老人の方々はそうだったのかも知れません。小生の前に並んでいた30代くらいの女性は、携帯電話でメールしておりましたが、ふとその文面が目に入ると(覗きをした訳じゃないですよ。念のため)「今バイトで並んでる。アキバの事件みたい」とあったようで、なるほどマスコミ用傍聴券取りバイトというのは実在するんだなと得心しました。

 9時過ぎに係の方が拡声器で「定員47名に対し希望者770人(?)でしたので抽選します」と呼びかけ、それから10分もしないうちに行列が動き出しました。当選番号がボードに書かれているので、当たった番号の人だけ後で法廷に来るシステムのようです。お役所仕事らしからぬ、といってはなんですが、無駄なくスピーディーに行列は捌かれ、小生が抽選に外れたことを確認して裁判所の外に出た時、時刻はまだ9時15分にもなっていなかったと思います。
 裁判所に出たところで、マスコミ向け傍聴券取り業者?みたいな人が、「当たった人は券を下さい」と呼びかけていました。予めバイトの契約をした人が並び、当たったら一旦外へ出て整理券を引き渡す方式のようです。バイトとしては当たろうが当たるまいが当然給与は同じ筈で、さっきのメールのように何の事件かすら知らずに並ばされているようです。しかしあれ、当たったバイトの人が「自分で傍聴したい」と整理券を握り込んだら調べようがないですね。

 籤に外れた小生は、以上の観察をしてから大学に向かうべく裁判所の角を曲がりましたところ、そこでデモの準備をしている人達に出会いました。
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準備中の? デモ隊 教育関係のデモか

 三、四十人か結構人数も居て、横断幕や旗などもしっかりした集団でした。しかし一瞥して白髪の方が目立つデモで、日本でこのような街頭行動がすっかり高年齢化していることは、良いこととは思えません。その責は、若年層だけではなく上の層も相当多くを負うべきとは思います。

 以上、正直倍率は100倍くらい行くかもと思っていましたので、多少拍子抜けはしました。事件への関心が低下しているのでしょうか。ホットなうちに裁判になったのりぴーの時と違って。報道陣自体は結構いたのですが、やはり主たる関心を抱く層がリアルよりネット重視だったのか。
 秋葉原通り魔事件の公判は二十数回予定されているそうなので、小生は可能な限り通って、一度は加藤被告の顔を見、あの日自分が見た人物が彼だったのか、確認したいと考えています。
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by bokukoui | 2010-01-28 09:34 | 出来事