鍋焼うどんの探求(10) 浅野屋@猿楽町(神保町)
今回は浅野屋「なべ焼」(1000円)です。写真がちと呆け気味ですみません。
(9)の冨多葉と同じ通りの並びにあります。鰻の寝床という言葉を連想する、間口は狭いが奥行きは深い、そんな感じのお店です。
早速具の検討を。
・えび天
・卵焼き
・かまぼこ(普通に切ったの1枚と飾り切り2枚)
・なると(2枚)
・麩
・えのき茸
・ほうれんそう
・長ネギ
・薬味の白ネギ(別添)
メニューには他に「上なべ焼 1100円」がありますが、相違は不明です。また似てそうなメニューに「みそ煮込 850円」がありました。もり・かけは500円、天ぷら850円という価格設定です。
鍋焼うどんの麺は中太で結構コシがありました。特徴はなんといっても卵焼きでしょうか。前にも薄めの卵焼きというか錦糸卵の親分みたいのを載せていたお店はありましたが、ここのは渦を巻いた焼き目が断面にはっきり見える、ちゃんとした卵焼きです。おつまみ用にでも卵焼きを作っているのでしょうか。
で、これも以前書きましたが、この企画の起こりであった冷凍鍋焼うどんにも卵焼きが入っており、小生はそれを冷凍食品でだしで煮た卵を実現するのが大変なためと解釈していましたが、どうもその認識は間違いのようで、元々鍋焼うどんの一流派に卵焼きを入れる系統があったのかもしれません。そういえば落とし卵と別に伊達巻きを入れていたお店もありましたね。もちろん、もっと実例を調査して数を集めねばなりませんが。
卵が焼いてあるせいか、麺とだしと具の一体感にはやや乏しい感がありますが、分量は結構あったような印象があります。
最後はいつも通り、お店の外観と場所を挙げておきます。