ナヲコ『なずなのねいろ』のウェブ上感想リスト 完結記念篇

 本来先月にやろうと思っていて、階段から落っこちたり地震が起こったりでお流れになっていた企画です。そしてこの企画こそ、小生がツイッターのアカウントを取得した、最大の理由だったりします。

 今年2月12日に3巻が発売されて完結したナヲコ『なずなのねいろ』(リュウコミックス)ですが、小生は購入後所用に追われたり階段から落っこちたりとの諸事情により、なかなかゆっくり読めていません。感想は書きたいけれど当分先になりそうです。もっとも、仮に時間があった所で、ナヲコ先生の漫画の感想をなかなかどうして難しいもので、自分でもいつになるか判りません。
 そんなわけで自分の感想を書くのはちょっと先延ばしにして、以前2巻が出た時に当ブログで「ナヲコ『なずなのねいろ』各巻のウェブ上感想リスト」なるものを作成しましたので、今回も完結記念ということで新たなまとめを作成してみることにしました。しかしまず先行研究をまとめるところから始めようとするのは、院生の性というべきか・・・。




 それではまず、サイト・ブログの類からご紹介していきます。前回同様、敬称は省略させていただいております。

・イマカコミライ@はてな「なずなのねいろ3巻(完結)ともしも…の話」
・おれせん。「ナヲコ「なずなのねいろ」 すげえいい話だったけど終わり方若干納得行かねええええw」
・シリカゲル商事「みつどもえ 11/ヒャッコ6/なずなのねいろ 3/とんぬらさん 4」
・携帯できない生活「「なずなのねいろ3」受取」
・わなびざうるす「『なずなのねいろ』3 ナヲコ」
・まんが読みへの道「一枚二枚…足らないよぅ」
・ざこ☆いんだすとりある「『なずなのねいろ』(3巻)  完結!!」
・毎日がロボトミーな日記「今日読んだ漫画」
・comi cafe「なずなのねいろ 3 レビュー」
・tatsuya spirit 「なずなのねいろ」(イラストあり)
・煩悩日記「ナヲコ『なずなのねいろ(3)』(リュウコミックス)」
・読書メーター「なずなのねいろ 3 (リュウコミックス)」

(2011.5.3追加)
・主にコミックス「新刊と雑誌」※2011.5.1に追記したもの

(2011.5.18追加)
・駄漫画の宝箱「こ げ つさんのレビュー」
・酔いどれ眼鏡の漫画居酒屋「声で繋がる!音で広がる!ナヲコ作品の世界!」
「酔いどれ眼鏡の漫画居酒屋」さんのご感想は、『なずなのねいろ』のみならず『voiceful』『プライベートレッスン』をも関連づけた評論となっています。

(2011.7.26追加)
・漫画まみれラノベづくし「「あかつきの教室」「なずなのねいろ」「inote!(アイノテ!)」などなど、最近読んだ少年漫画20110606」
・バピーと呼ばれし俺「終わっちゃう本達」

(2012.8.12追加)
・物語三昧~できればより深く物語を楽しむために「『なずなのねいろ』 ナヲコ著 なずなちゃんの肉感的な感じと、絵柄の清楚な感じがあいまって、絵だけでも結構入ります」
・アレなブログ「『なずなのねいろ 1』(ナヲコ・徳間書店)」
・豚か狼か「THE 三味線マンガ!! ナヲコ『なずなのねいろ』」

 現在のところこんなもので。また見つかれば追加しておきます。

 また、最近はツイッターがすっかり広まったため、ツイッター上でもかなりの感想が行き交っておりました。中には作者のナヲコ先生と読者の方が直接やりとりしていることもあって、そのまま散逸するのは惜しいと思いまとめを試みました。もっとも、ツイッターの検索機能というのが非常に無能なので、かなりの見落としもあろうかと思います。漏れているぞというご指摘は大いに歓迎しますので、お気づきの方はご指摘宜しくお願いします。

・Togetter:「ナヲコ(@worldsend24)『なずなのねいろ』のツイッター上感想まとめ」

 読者の感想のみならず、ナヲコ先生の返事や、今後の新刊情報なども載っておりますので、是非ご覧下さい。
 で、これを作成するというのが、小生がツイッターのアカウントを取得した理由なのでした。ツイッター上に『なずなのねいろ』の感想を見つける度に、小生は Firefox のタブを開いて保存しておきました。で、そのうちまとめようと思っていたのですが、そうこうするうちに数が増えてきて、だんだん始末に困るようになってきました。どうもパソコンの動作が不安定なのです(苦笑)。タブの状態で保存していたお題は他にもあるのですが。
 で、まとめの手法については最初、手作業でブログに貼り付けるつもりでした。ところが数が増えると非常にこれが面倒なことになります。そこで、Togetter を使うことを思い立ったわけです。といってもこれも一つ一つタブのURLをコピーすると面倒ですが、全部を「お気に入り」に指定→読み込み、としてみたら3分で出来ました。文明の勝利。

 で、このツイッターまとめ内に、読売新聞の記者が紙面およびウェブで『なずなのねいろ』を紹介した旨ツイートがあります(ウェブ上の紹介はこちら)。で、この紹介をされた記者の方の手になるものだと思うのですが、去年の6月にやはり『なずなのねいろ』の紹介記事が、日本の伝統芸能を題材にした漫画、というくくりで読売新聞サイトに掲載されていました。URLは http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20100628bk01.htm だったと思いますが、既に掲載期間を過ぎて消滅しています。まあ、大部分は『じょしらく』と『國崎出雲の事情』の話なんですが(苦笑)。出版社の力の差か、と勘ぐりたくもなりますが、逆に見れば、大手どころ二つで記事は書けるのに、そこに『なずなのねいろ』をねじ込んだ記者の方を讃えるべきでしょうか。
 直接『なずな』について触れている箇所を中心に、引用しておきます。
伝統芸能と「萌え」の新世界 過去と現代 お家芸融合

 日本古来の伝統芸能と、かわいいキャラクターが活躍する「萌(も)え」系の絵柄が結びついたコミックが、続々と出現している。一見ミスマッチにも思える組み合わせが、マンガの新たな可能性を切り開きつつあるのかも――。(福田淳)


(中略 『じょしらく』『國崎出雲の事情』の話)

 また、「月刊COMICリュウ」連載中のナヲコ『なずなのねいろ』(徳間書店)は、三味線に取り組む高校生たちの恋愛青春劇。伝統芸能の重みと緊張感が、作者の持ち味である濃密な心理描写と相まって、読み応えのある物語が展開している。

 なぜ今、こうしたマンガが登場してきているのだろうか。小川さん
(引用註:『國崎出雲の事情』担当編集)は、「政治も不安定で日本という国家自体が揺らぐ中、自己意識の再確認という意味で、和物に目が行っているのではないか」と解説する。過去のお家芸と、「萌え」という現代のお家芸との融合は、ある意味必然の結果だとも言えそうだ。

(2010年6月28日 読売新聞)
 うーん、とってつけたような・・・という印象はちょっとあるかな。『じょしらく』『國崎出雲の事情』を読んでいないので何とも言えませんが、ここで取り上げられている要素は『なずなのねいろ』には当てはまらないんじゃないかなあと。
 一つは、「萌え絵」の定義は曖昧なものですが、ナヲコ先生の絵はちょっと系譜が違うんじゃないかと思います。もう一つは、『なずなのねいろ』については、「自己意識の再確認という意味で、和物に目が行っている」ではないだろう、ということで。自己意識の再確認を音楽を通じて行っているとはいえても、「和」であることにそんな意義を見いだしてはいないと思います。

 長々書いてきましたが、この辺で一応締めくくりにします。まとめにこれだけの手間をかけるんだったら感想書けよ、と思われるでしょうが、そううまくいえば苦労しません。この作品自体、言葉で伝えられないものを音楽で伝える、ということを言葉でなくて絵で伝える、という構図なんだから。
 もっとも、ナヲコ先生の作品について何か素晴らしいと思っても、その核心が分からないからこうやってこだわっているのかも知れません。分かってしまったら、かえって追求することを止めるかも知れません。小生の場合、メイド趣味がそうだったと思います。
 思うに分からないということは実は結構いいことで、こうやってこだわって生きていける張り合いになります。安易に「分かりやすい」ということを求めた時、人の心がどれだけ貧しくなってしまうのか、その実例を日本人はここ一ヶ月でうんざりするほど目撃したはずです。

 あ、最後が社会派みたいになってしまった・・・これで終わるのはあんまりなので、うーん、3巻で本編と何の関係もなく扉絵のなずながめがねっこになっている回が2回もありました。せっかくなのでもっと描いて欲しかった、というテキトーな感想でお茶を濁しておきます。
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by bokukoui | 2011-04-08 23:59 | 漫画