当てもなく教育について語ろうとする・続き「委員長って言うな!」

 教育について研究せんと『せんせいのお時間』の続きを古本屋で購入したものの、みか先生の年齢ネタが心に突き刺さる。ああ、楽しく笑う漫画のはずが、なんで視界が曇るのでしょう・・・

 ・・・これはもちろん冗談で、教育について考える参考になった本は近頃話題の(一部で)『ニートって言うな!』です。
 自らの不安や不満を若年層に向け、教育によって彼らを是正すべきであると考えてしまいがちな思考パターンの存在を指摘した点は、「教育」というものの持たざるを得ない欠点というか、限界というか、そういったものを考える上で大いに参考になりそうです。あと小生自身も親から折々ニートと罵倒されておりますので、その点でも大いに有用な書物といえそうです。小生はただのグウタラであって、ニートではありません・・・って、それは完全に自己責任ですな。しまった、自爆しちまった。

 茶々はさておき、「教育」で社会問題(に見せかけた自己の不満や不安)でを解決してしまおうという手法には、教育の持つ限界点からくる問題があろうかと小生は考えます。それは他者を自己の思い通りにする、そしてそれは他者にとって良いことに違いないと「教育」を施す側も思ってしまう、ということです。先日話題にした見事な嘘ニュースに登場した某学園なんかの建学理念なぞにも読み取ることができるように思います。
 そして、前掲書(本来はもっとしっかり書評するべき本なのですが)で批判されているニートをめぐる言説に典型的に現われるような、社会の「病」と見做されたものの「治療」として教育を使い、結局は自己の不快なものを矯正・芟除しようとする精神が、政治と結合してその姿を現在もっとも可視的にしているのが、教育基本法の「改正」なのだろうと思います。

 このことを論じるには小生はあまりに力不足ですので、この問題を追いかけておられる多くの方の中から、こちらをご紹介させていただくにとりあえずはとどめます。

 で、小生はフマジメ韜晦路線に走ることとします。
 最近ヲタクが悪い意味で「右傾化」というか保守化(宮台真司の言葉を借りればヘタレ保守)してるんじゃないかと思うことが間々あって哀しいのですが、斯様な連中に一言。
「お前ら、教育基本法を改正すべきだというなら、二度と『委員長萌え~!』とか言うな! 級長といえ、級長と!!」

 どうでもいいけど、アニメとか漫画とかで「委員長」が「級長」に取って代わったのはいつ頃なんでしょうね。最近読んだのでは、設定は現在であるらしいにもかかわらず、橘真児氏の作品にあったような覚えが。橘氏の作品は畏友たんび氏がかねがね賞賛していましたが(もっとも、小生がたまたま読んだその本は「ハズレ」だったのですが)、学校を舞台に少年少女の性を巧みに描く元教師の官能小説家・橘氏がわざわざ「級長」という言い回しを使ったのには、何か意味があるのでしょうかね。

 ふざけ過ぎたので、教育関連の話題はもうちょっと真面目に続けます。
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by bokukoui | 2006-04-20 23:56 | 思い付き