近況報告・放出本のご案内

 かなりの長期にわたりブログを休止しておりましたが、それは今夏の猛暑にやられたということのほか、身辺に諸事多忙を極め、それでいて心身の意気がひどく沈滞し、ようやっとこさ目の前のことの、それも一部をこなすのが精一杯という状況に落ち込んでいたからでありました。今なおその状況が改善されたとはいえませんが、気候はひとまず良くなったこともあり、物事の処理スピードを少しでも上げねばと思っております。

 で、そんな身辺のごたごたの一つがようやく片付いたので、ちょっとだけブログを更新。
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 とまあ、蔵書の移転・整理を急遽する羽目になりました。諸事情により家を改築することとなり、小生の魔窟も九龍城のごとくついに退去せざるを得なくなりまして、分散配置していた蔵書を空いていた部屋に集中配備し、寝る所と本を分離することと相成った次第なのです。その移転がようやっとこさ一区切りついて蔵書の整理がついた、というのが如上の状況であります。論文作業中の移転は困難ではありますが、自分自身資料のコピーや参考文献が散乱して探し物に狂奔することが少なくなく、また健康上の理由からも本の置き場と寝るところを別にした方がよいのは自明で、むしろ早くに片付けてしまうべきと、引越しと蔵書整理に急いでおりました。
 で、蔵書整理の結果、重複する本や雑誌がいくつか発見されましたので、ご要望の方がおられましたら差し上げたいと思いたく、以下に挙げておきます。



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『鉄道ピクトリアル』誌の京阪特集(553号、1991年)、同じく近鉄特集(569号、1992年)、
同じく「信号と運転の基礎」特集(655号、1998年)
『鉄道博物館展示車両図録 新幹線の誕生 ”夢の超特急”0系新幹線』(2010年)

 雑誌の方はピクトリアルのバックナンバーを買っているときにうっかり重複して買ったもので、まあそれは仕方ないかなとも思いますが、鉄道博物館の図録の方は何をボケていたんだと自分でも謎です。
 引き続きまして重複本を。

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『コマンドマガジン日本版』21号(1998)

 ウォーゲーム・戦史の雑誌で、毎号ゲームがついてきます。なぜそんな雑誌が2冊もあるのか・・・? この号は第一次大戦の東部戦線特集で、附属ゲーム「When Eagles Fight」は大変面白いゲームです(時間がかかるので数度しかやったことはありませんが)。ただ、雑誌では邦題が「鷲たちの黄昏」になっているのが、ゲーム本体のタイトルは「荒鷲たちの黄昏」なんですが・・・。なお、ゲームの方はまだ整理の手が及んでおらず行方不明ですが、そもそも雑誌だけ余ったのを持っていた可能性もあります。雑誌だけでも、第一次大戦の東部戦線に関心のある方(そんな奇特な方がおられれば・・・)には、それなりに面白いとは思います。

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『百合姉妹』 VOL.1・VOL.2(2003)

 昨今の「百合」ブーム・・・は沈静化したとは思われますが、しかし定着したことは間違いないわけで、そんなブームの火付け役となった記念すべき雑誌『百合姉妹』の創刊号と第2号です。しかしパイオニアの栄光は常に苦難と隣り合わせで、この雑誌創刊数号にして出版社が潰れてしまいます。それを一迅社が引き取って『百合姫』と改題、そちらは今日まで「百合」界の本流として続いているのは結構なことです。
 で、この雑誌にナヲコ先生が、のちに単行本『voiceful』に収められるお話を執筆されているのですが、さる方からナヲコ先生の同人誌をまとめて譲っていただいた際に、これが重複してしまったものです。「百合」の来歴にご関心のある方に、お譲りできればと思います。

 他にも、池口英司・石丸かずみ『鉄道時計ものがたり』(交通新聞社新書)東大経済学部図書館編『東京大学経済学部所蔵 特別資料 小運送関係『鉄道省文書』目録』(2007)と、頂きものがたまたまかぶってしまったもの、これまたナヲコ先生の初出を買い集めていてかぶった雑誌『アリスの城 vol.5』(1996)、『マシュマロくらぶ vol.1』(1996)ですとか、更にはうっかり二冊買ってしまった文庫やマンガなどが他にもありますので、小生に直接会う可能性がある方でご関心がある向きは、お気軽にお問い合わせください。

※以下はもしかすると、18歳以下の方などには好ましくないかもしれない画像が含まれていますので、閲覧にはご注意ください。

 で、研究に使う本を中心に、何とか一応整理を終えたという感じですが、これを機会に前から温めていた本の整理をある程度実現することができました。その一つがこんなコーナー。
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今回特設した「ナヲコ棚」

 というわけで、当ブログでもしばしば作品について触れているナヲコ先生の作品を、単行本は当然として、商業デビューの『macaroon』はじめ、初出の雑誌やアンソロで今まで集めた分、手に入れられた同人誌などを一堂に集めてみました。『なずなのねいろ』を連載していた『リュウ』も全号揃っているのですが、さすがにそこまでの収容スペースは捻出できませんでした・・・。今後とも気長に、ナヲコ先生の初出誌は集めていきたいと思いますが、「テンション・ナビゲーション」を載せた『ポプリクラブ』の発見は困難そうです。
 それにしても、最近はナヲコ先生のサイトの更新が止まってしまっていて、ご活動の状況が分からず、いささか気をもんでおります。

 もちろん、マンガばかりでなく、本業の本もきちんと整理しました。
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 特に、一番上の段には嵩張る大物を集めてあります。つまり社史の類ですね。
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社史コーナー。左から安田財閥、西日本鉄道の百年史、阪神の百年史・八十年史・五十年史、
京阪の百年史、近鉄の百年史、京王の五十年史、2冊おいて京急の百年史、京成の85年史。
右から東京電力、中部電力、関西電力が編纂した各地方の電気事業史、京都電灯の社史。

 鉄道会社の社史はマニアが買うので古書でも結構な値がついてしまうのですが、たまたま手にはいったもの、関係者のご好意でいただいたもの、思い切って買ったものなどいろいろです。今後とも拡充していきたいところですが、それにしても東京電力が編集した電気事業史のボリュームは圧倒的ですね。良くも悪くも、お金も力もある会社だったのですね・・・。
 ちなみに阪神の社史が揃っているのは、同社の電鉄事業史上の重要性と社史の評判の高さからです。一方阪急の社史がない理由は、お察しください、というところで。

 まあ一方で、こんなコーナーも作ってはいるのですが。
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ヴィクトリア朝英国の風俗史などの本を集めた「メイド棚」

 テーマ別では他にも、鉄道関係や戦史関係の本だとか、女性史・フェミニズム関係の本、食文化関係などの本も一箇所に集めたのですが、『女性と戦争』なんて本は配架に悩みます。『軍需産業と女性労働』なんて本ですと産業史のところか? なんて気もしますし、まして「アメリカのサンタフェ鉄道の駅や食堂車で、メイドっぽい姿のウエイトレスが一世を風靡した、ハーヴェイのレストランのクッキングブック」となると・・・。アメリカに行った時、オレンジエンパイア鉄道博物館の売店で買った本でしたね。

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死刑関係の本と駕籠真太郎先生の本を集めた特設コーナー

 まあ、多くは語りませんが、例の『おしおき娘大全集』もここに一応並べておきました。ホンモノと「萌え」との "距離" を示す喜劇的記念碑として。

 とまあ、整理を一区切り付けて、今度はこの環境を維持しつつ、なすべきことを次々と片付けていかなければならないのですが、どうも疲れやすくてすぐ動けなくなる状況が続いています。そうもいっていられない状況ではあるのですが・・・。

※追記:放出本のその後の状況と、本記事の補足的内容を、次の記事にしました。
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by bokukoui | 2013-09-19 23:59 | 身辺些事 | Trackback | Comments(6)

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Commented by アトリー卿 at 2013-09-20 17:13 x
…欲しい、デス。
Commented by bokukoui at 2013-09-20 23:35
>アトリー卿さま
ご無沙汰しております。
ご所望のものはどれでしょうか、お会いする機会がありましたらその際に引き渡したいと思います。
また、この件とは別に、お持ちでなければコピーを進呈したい資料もありますので、別途 mixi にて連絡申し上げます。
Commented by とび at 2013-09-21 23:29 x
ツイッターを拝見しましたところ、
『不完全メイドさんマニュアル』が十数冊あるとのこと。
ぜひとも拝読いたしたく……。

発送用の封筒をこちらからお送りしようかと思いますが、
当方もしばらくバタバタしておりますので、少し先になります。
とりあえず1冊お取り置きいただければ幸いです。
Commented by めかちゅーん at 2013-09-23 19:48 x
うーん、新紀元社の「図解メイド」があるのが意外でした。
あの本は私のようなヌルオタが読むものだと思っていましたので。

それにしても、プチトマトや倉橋のぞみをはるか昔に処分してしまったわが身の不明を恥じるのみです。
Commented by bokukoui at 2013-09-25 18:08
>とび様
どうも返信が遅くなり申し訳ありません。
来月からタンブラーの更新も再開されるとのこと、楽しみにしております。

『不完全メイドさんマニュアル』をご要望ありがとうございます。
こちらの身辺落ち着き次第、お送り申し上げますので、宜しくお願いいたします。
もっとも、英語のできる方にはあまり意義のある同人誌がどうかは、ちょっと疑問なのですが(苦笑)、ゲスト原稿もありますので、何かお楽しみいただければ幸いです。
Commented by bokukoui at 2013-09-25 21:48
>めかちゅーん様
しばらくご無沙汰しております。コメントありがとうございます。

『図解メイド』はこの種の本としては割りと早いほうだったと思います。なので、当時は結構まめに集めていました。主な関心はむしろ、どういう本を作るのか、参考文献は何なのか、というところにあったように思います。

で、めかちゅーんさんの守備範囲の広さは知っているつもりでしたが、プチトマとかまで押さえられていたとは、・・・今度じっくり議論いたしましょう(笑)
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