恥ずかしいセリフ禁止!

 表題の元ネタになった漫画を読んだことはありません。バイトしている塾の、前にいた今は亡き教室では、事務のお姉さんがファンで買っていたのですが、今の教室の事務方はそんなことに関心を持っていなさそうです。アニメは一話を見ましたが、「マンホール」って何なんだろうと考え込んでしまい、時間割の都合上放映翌日が朝早い曜日であったということもあって見るのを止めてしまいました。何か気に食わない点があったわけではないのですが。
 そうそう、今から百年前のロサンゼルスに、「ネオ・ヴェネツィア」を本当に作った不動産屋がいたそうです。今でも堀の跡とか残っているそうで。地名も Venice らしいです。
※追記:この Venice に行ってきました。こちら。

 さて。
 今日も今日とて塾でアルバイト講師などしておりましたが、なんでも講師紹介一覧を作るからとかで、なにやらこれに書き込むように、とのフォーマットの紙が渡されました。
 給料にならない仕事を極力しない、という方針の下放っておきましたが、事務方から苦情が来たので、前回の出勤日に埋めておきました。

 もっとも、放っておいた理由は、面倒以上に回答に困る質問事項があり、そこに何を書いたらいいのか、そもそもそんなものを書く意味があるのかどうか、困惑していたからというのも大きなものでした。もちろん、如何に書きにくくても「生徒へひとこと」なら意義もありますから考えて書くべきでしょう。しかし「好きな芸能人」って言われてもねえ・・・「川上貞奴」と書こうかと思いましたが、狙いすぎと思ってまあ止めておきました(結局白紙にした)。
 何より困ったのが「好きな言葉」ですねえ。こういうことを言うのもなんなのですが、予備校の講師というのは、往々にして自らのキャラクターを強く売り込むようなことを良いとすることがありますし、まして(建前上は)物事に積極的に前向きに取り組むことを良しとする世界です。このような場面で期待される言葉というのは(「生徒へ一言」もそうでしょうが)、積極的で前向きな言葉が無言のうちに期待されているのでしょうが、正直、そのような修辞は小生の個人的な好みと全く相容れません。
 「好きな言葉」ねえ・・・
〇「地獄への道は善意という名の敷石で舗装されている」←こりゃダメだろうな。
 歴史的事件の台詞から拾いますかね、世界史の講師だし。
〇「ヨーロッパ中の明かりが今消えていく。我々が生きているうちにこの明かりが再び灯るのを見ることは、おそらくないだろう」←歴史上のセリフとして一番好き。でも暗すぎ。
〇「ドイツはこれで滅ぶかもしれないが、それもまたよいではないか」←もっとひどいな。
〇「諸君はただの捨て駒だ。たとえ命を捧げても戦争を終わらすことはできない。子供に平和な世界を取り戻してやることは不可能だ。ここで死んでも自分のベッドで死ぬ以上の意味はありはしない」←ソンムの話。第1次大戦はいい(でも暗い)セリフが多いなあ。
 結局無難に「勤勉はバカの埋め合わせにはならない、勤勉なバカほどはた迷惑なものはない」と書いて事務の人の机に置いておきました。内心突っ返されることを期待しながら。

 今日出勤したら、何も言われませんでした。ちょっと残念。
 そうそう、「お勧めの本」のところは力を入れて、小生が好きな書物(歴史もの中心)を一ダースばかり挙げておきましたが、その中にこっそり「田沼雄一郎『SEASON』」と書いておいたのに、別に苦情も来ませんでした。
 心の広い教室で有難いことです。
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by bokukoui | 2006-05-11 23:59 | 思い付き