鍋焼うどんの探求(40) 3年ぶりの復活・大阪篇 浪花そば@河内小坂(東大阪市)

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近鉄奈良線河内小阪駅そば「浪花そば」の鍋焼うどん
手元の古いガラケーで撮ったので低画質なのはご容赦ください

 ブログを再開させた途端にまた停滞は避けたく、せめて月に一度は更新していきたいと思います。
 というわけで、お手軽企画として、この「鍋焼うどんの探求」シリーズを、おそらくはだれも望んでいないでしょうが(苦笑)復活させてみます。
 思えばこの企画も3年ほど間が空いてしまいましたが、ネタ切れというわけではなく、巡ったにもかかわらずアップの機を逸したままお蔵入りになったデータが10軒やそこらはあって、もったいないことをしました。そういえば古い新聞や雑誌から鍋焼うどん関係の記事を収集したりもしたのですが、それも死蔵したままですね。まあ、ぼちぼちまた巡っていければと思います。




 さて先日、小生はとある学会の大会が大阪で開かれるので、とんぼ返りで行ってきました。東大阪市の近鉄奈良線・河内小阪駅にある大阪経済大学です。
 あいにくの雨天でしたが、昼に食事を摂ろうと駅周辺を歩いていたら、「浪花そば」というお店を見つけました。ビルの1階の商店街に入っているお店です。雨の寒さにふとこの企画を思い出し、店に入って鍋焼うどんをあつらえた次第です。ちなみに、河内小阪駅の北側の駅前に何棟か立ち並んでいる、1階が商店のビルは、近鉄の名前がついていました(確か「近鉄小阪第1ビル」みたいな感じ)。あとで聞いた話では、昔大阪電気軌道の車庫があったのが、高架化で廃止されてビルを建てたとのことです。
 「浪花そば」の店内はさほど広くはない(別に座敷があるようですが)一方、昼時ということで大層賑わっていました。ちょっと待って席に着きます。そして鍋焼きうどん(1000円)を注文しますが、ちょっと面白いことに、卓上のお品書きでは「鍋焼きうどん」となっているのに、壁の貼紙では「なべ焼うどん」になっています。表記が一定していませんな。
 ともあれ、ややあってやってきたのが冒頭の写真です。鍋は土鍋で、とんすいがついてきます。突然のことでデジカメを持っておりませんで、古いガラケーで撮影したので、画質はたいへん残念ですが。

 それでは具を検めてみましょう。

 ・卵(半熟)
 ・鴨肉(2枚)
 ・かまぼこ(2枚)
 ・なると
 ・餅
 ・椎茸(甘く煮てある)
 ・えのき
 ・白菜
 ・長ネギ

 「鍋焼うどんの探求」シリーズでは、以前大阪の大衆食堂の鍋焼うどんを取り上げましたが、関西のうどん・そば専門店というのはたぶん初めてです。関東と何か違いがあるか、というと、麩が入っていないのが大きな違いですね。白菜が入っているのは変わっていますが、これはたぶん関西の特徴というよりはこのお店の個性のように思われます。天ぷらはないですが、餅が入っているのと、そして鶏ではなく鴨が入っているのが大きな特徴です。特に鴨というのは、高級店の鴨団子くらいで、いままでなかったかな? 椎茸は以前入った関西の食堂の場合、甘くない煮方でしたが、ここでは関東と同様の甘い感じに煮ています。
 つゆは関西らしく色が薄く、関東と比べると甘みが少ないですが、味は品のいい感じです。吸口に添えてある柚子がよく効いていて、たいへんいい印象でした。麺はやや細く、柔らかいものです。具は盛りだくさんですが、麺の量はやや少なめでした。

 お品書きを眺めると、かけそば・うどんの500円に始まり、ざるそば620円・きつね680円・鴨なんば(「なんばん」ではない)820円などと続き、天ぷら980円・天ざる980円・天とじ1180円・天釜うどん1280円といったあたりが鍋焼と並ぶ高級メニューでした。すき焼きうどん900円というのもあります。きざみ620円なんてのがあるのが関西という感じで、一方天かす入りの「たぬき」は存在せず、卓上に入れ放題の天かすの容器が置いてありました。麺もの以外にも、定食や丼のセットが数多くあり、むしろこれが主力商品なのかもしれません。定食は700円台から2000円台まで多岐に渡っています。
 ちなみに「あげカレーうどん」(820円)という謎のメニューがありましたが、カレーうどんに油揚が入っているのでしょうか。でもカレーそば・うどんより安いんですよね…?

 というわけで、久しぶりの鍋焼調査でした。蕎麦屋というと江戸→東京のイメージがありますが、そもそも蕎麦屋というのも大阪発祥で江戸に下ってきた(「砂場」という屋号の店は大阪発祥)ということで、今後も関西の調査を試みたいと思います。また来月も学会で関西に行こうかと思っておりますので。関東の調査も再開させるつもりです。
 余談ですがこの学会の帰途、この近所で「たこ焼」の幟を掲げた喫茶店を見つけ、つい入ってしまいました(鍋焼うどんの量が少なかった?)。おばちゃんが3人もいる(一人は店の奥のテーブルでミシンをかけている)という怪しい昭和遺産風味の喫茶店でしたが、大粒のたこ焼は中がものすごく熱々で旨く、なかなか結構でお代わりまでしてしまいました。

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by bokukoui | 2017-10-31 23:59 | [特設]鍋焼うどん探求 | Trackback | Comments(0)

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