地理の授業二日目

 三日連続の授業を二回に分けてやるので今日がとりあえずの中日。草臥れ中。

 以前世界史の授業をやった(今もやってますが)時、高校生に世界地図を描かせたという話を書いた覚えがありますが、今回の地理でも同じことをやってみたところ、まず赤道を書いてから地図を描くという感心な生徒がおりました。将来が楽しみです。
 ところで、地理の授業は数年ぶりなのですが、おかげで用語の漢字をいろいろ忘れていて冷汗ものの経験を多々しました。脳が老化し始めているのかもしれません。ただ、授業それ自体は地理の方が楽ですね。歴史と違って組み立て方が自分で適当に決められるし、いろいろな話題を盛り込めるし。
 
 昔現役高校生だった頃の先生の話だったか、地理も世界史も空間的に広い範囲を扱うが、世界史はそれに加えて時間的にも広い範囲を扱うので、世界史の方が地理より偉いのだと言っていた先生がいたような記憶があります。高校生の頃、小生は社会を世界史と地理と二つ取っていたのですが、当時は地理の方が得意だったので、勝手なことを言うなあと思っただけでした。
 今になると、地理の授業で世界史の雑学を差し挟むのは容易であるのに対し、世界史の授業で地理の雑学を挟める機会はそう多くないという気がします。地理的な状況を説明するのに歴史的説明はしばしば必要になりますが、歴史を地理的な環境決定論で語るわけには行かない場合が多いですし、その影響をある程度認めるにせよ、世界史の授業にまでつなげるのは一苦労で、苦労しても生徒の大概にはマニア過ぎて分からないし(苦笑)。
 学問で考えても、地理学の範囲内には「歴史地理学」というのがありますが、歴史の範疇から地理的なアプローチをかけて地図を活用する例は余り多くないようです。これは交通地理学の重鎮で鉄道史の泰斗である先生のご指摘でありましたが。

 しかし、こんなこと書いている奴がなんで日本史の院生やっているかは、最大の謎ですな。
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by bokukoui | 2006-07-26 23:58 | 歴史雑談 | Trackback | Comments(2)

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Commented by 労働収容所 at 2006-07-27 13:13 x
まったく関係ありませんが、牧口先生の人生地理学は地理学の範疇なのでしょうか。
Commented by bokukoui at 2006-07-28 01:55
あんまり関係ありませんが、最近出た「岩波講座 アジア・太平洋戦争」というシリーズの第6巻『日常生活の中の総力戦』に、「協力の宗教―戦時期創価教育学会の変容」と題した島薗進先生の論文が掲載されています。戦争と創価学会。是非一読をお勧めします。
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