人間を賢明にしないmixiというシステム?

 このことは身内では以前から言っていたような気がしますが。

 ミクシーに繋ぐと右側にニュースのトピックが表示されるのですが、そこを見るとミクシーの会員がそのニュースにリンクして書いた記事の一覧が表示され、そこに飛ぶことが出来ます。一部のブログでも同じ様な仕組みがあって、自分のブログからトラックバックできるようになっていたりしますが、ミクシーの方が仕組みが簡単なのかコメントの数などは多いように思います。
 で、どうもブログとかのそれと比べると、身内的馴れ合い意識があるのか、コメントの質が低い、もうちょっと明確に言えば、テキトーに放言しているという場合が場合が多いように感じられます。橋本治風に言えば『ミクシー会員は思いつきでものを言う』ですかね。
 身内同志ならそれでいいのかもしれませんが、実際には他人も覗くことが出来るわけで、その際に個人のプロフィールとか嗜好とか(入っているコミュニティで)ある程度分かってしまいます。ある意味では「面白い」ですが、しかし読んだあと索漠たる気持ちがいくらかするのも事実です。

 このことを今日書こうと思ったのは、カマヤン氏のブログの「[政治][呪的闘争]「教育基本法」改悪の本会議を野党が「拒否」した件について解説」という記事を読んで、この元々の審議拒否関連のニュースにミクシーでついたコメントを見たときのことを思い出したからでした。
 もう数日前なので記憶も曖昧になっていますが、確か50件ばかりついていたコメントのうち、2,3件を除いては野党を批判、いや、嘲笑するようなコメントばかりでした。この比率は凄いなと感心しつつ見ていると、珍しく教育基本法改正批判の人がいるなーと思ってその人のページに飛んだところ、そのコメントに対し「ニュースから来ました」と書き始めた人(つまりその人の元々の知り合いではない)が複数人、その人の教育基本法批判へのコメントに対し批判的な言辞を書き込みに来ていたのでした。
 なんか2ちゃんより殺伐としてるなーという印象を受けました。匿名という点で全員平等といえば平等な2ちゃんとくらべて、こういった場合は友達づきあいの延長線でやっているようなところが、何か問題があるのかな、などと薄ぼんやりと思ったのでした。

 ところで先日、母校の文化祭を同窓生数名と覗きに行ったのですが、習っていた先生の部屋にお邪魔してしばし談論したのですが、何でも最近は我が母校、ジャイアンの中の人(先代)や東浩紀を送り出し、CLANNADの学校のモデルになった(外見だけ)我が母校でも熱湯浴もといネット右翼が出現し、休み時間学校の端末にかじりついて2ちゃんとかに書き込みまくっているらしいです。そんな状況で、我々在校時と比べると万事右傾化していて話がしにくくてたまらない、と先生はかこっておられました。
 だからといってその席で我々が「今年は大物が亡くなりましたよね」「そうそうあのクロカンが死んだよね」とか話していたのは、ネット右翼とは別の意味で間違っていると我ながら思いますが。
※クロカン=黒田寛一

 話が逸れるついでに、カマヤン氏のこの記事の一個上の「いじめ」と「自殺」と「殺人」と「社会不安ビジネス」、この内容もまこともっともでありますが、「さすまた」の話が興味深いですね。最近の防犯具のそれは、先端の又の部分の断面が円形のように見えるので、確かに握り返しやすそうではあります。
 では江戸時代の捕具のそれはどうだったのかと、愛読書の名和弓雄『拷問刑罰史』の写真を見たり、ネットでその写真を探したりしてみたところ、どうも江戸時代のものは断面が刃物に近い形をしており、握り返されにくいようにしていたのではないかと見受けられます。さらに二股部分の付け根には棘を植えて、握れないようにしてありますね(写真資料のそれは棘が抜けているのか仕様なのかいぼ状に見えますが、『拷問刑罰史』の写真は明らかに棘です)。やはりホンモノは違う・・・というか、江戸時代の刺又は突棒・袖搦と三点セットで威嚇用として番所に置かれていましたが、今のさすまたのデザインコンセプトは「見た目で威圧感を与えない」ことにあるらしく、この時点で既に何かどうよ、という感がなくもありません。

 話がいつもながら逸れまくりましたが、とにかく、ネットは誰が見ているか分からない、とはよく言いますが、見ている人が分かっていてもその反応は予期しがたいものであって、この世界はさようなノイズに満ち満ちており、だからこそまた面白いのであり、予定調和的馴れ合い精神で何事も片付けようとすることは物事を見る目や批判的精神を弱体化させるものだ、と強引に締めくくって、一部のミクシー利用者の猛省を促したいと思います。自省も兼ねて(この記事自体が既に問題をはらんでるようにも思われる、と自己言及してしまう気弱なところが云々と留保をつけずにいられないということがそも・・・以下延々と続く)。
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by bokukoui | 2006-11-20 23:59 | 思い付き