東大名物「反白色テロル大連帯」のエピゴーネン登場?

 年末商戦も酣という感のあるこの頃に相応しいかもしれない話題。
 で、最近こんなページを見つけました。

 革命的非モテ同盟「12・24クリスマス爆砕大衆行動」

 はてなブログではとりわけ盛んな、オタクによる「非モテ」問題関連活動の一つのようです。新左翼のパロディをやっているあたりが面白いですね。
 で、クリスマスに配布するというビラがこちらのページに載せられています。

 ・・・・・・。ものすごい既視感。
 そう、このビラの文面は、当ブログやMaIDERiA出版局サイトでこれまで取り上げていた、「反白色テロル大連帯」の撒いていたビラとそっくりなのです。
 こうなりますと、自称「日本で一番『反白色テロル大連帯』について詳しいページ」を作った(笑)者としては、この「革命的非モテ同盟」の運動とどういう関係があるのか、大いに気になるところです。
 「反白色テロル大連帯」のビラは、MaIDERiA出版局サイト

 「東京大学オタク物語その三 反白色テロル大連帯とは何だったか」

 に掲載してあるので、比較してみてください。
 「革命的非モテ同盟」(以下「革非同」と略させていただきます)のビラの表面の煽り文句、
 「つぶせクリスマス! なくせバレンタイン!」
 これは「反白色テロル大連帯」(以下「反白色」と略す)のビラと全く同じです。
 さらに、それに続く「革非同」のビラの見出し、
 「クリスマス迎合「カップル」集団に怒りの階級的鉄槌を!」
は、「反白色」のビラの
 「クリスマス迎合のニセ「カップル」盲従集団の延命許さず、武装蜂起せよ!」
と、ちょっと似てますね。
 そして、
 「ベンチを奪取せよ! レストランを占拠せよ! ホテルを爆破せよ!」
という文句も全く同じですね。
 これ以上いちいち例示はしませんが、どう考えても「革非同」のビラは「反白色」の強い影響下にある、というか、早い話がパクリではないかと考えざるを得ません。

 「反白色」については上掲記事に書いてありますのでご参照いただければ分かりますが、これは元々共産党系学生組織・民主青年同盟、通称民青の一員であった人物が、学友会での影響力拡大のために作った団体ではありましたが、そのビラはネタとしてあまりにも秀逸であったため(共産党が新左翼風のビラを作ること自体が既にネタ)、相当広く人口に膾炙するに至りました。時々学内でこれを見つけた東大生の中にマジに反応してネットなどにそう書いてしまい、他の連中に突っ込まれる、なんてこともありましたっけ。
 で、「革非同」の方もこれをネタとして楽しまれているのでしょうか。

 ただ率直に言って、仮にこれがネタであろうがなかろうが、元ネタである「反白色テロル大連帯」について一言も触れていないのは如何なものかと思います。そして続けて考えるに、

1.「革非同」がネタの場合・・・ネタとしては元の「反白色」よりも楽しみにくい。
2.「革非同」がマジの場合・・・それは痛い。

 というわけで、どっちに転んでもあまり好意的に評価できません。せめて元ネタへの敬意くらいは表していただければ、もうちょっと連帯する意欲も沸いたのですが。
 革命的非モテ同盟に対し、本件に関する釈明を求めたいと思います。さもないと、彼らこそ反革命的であると糾弾・・・なんてことやってたから新左翼は内ゲバで衰退したんでしょうね(苦笑)。つうか元が民青だから共産党に踊らされて「ニセ左翼暴力集団」とかレッテルを貼られてしまいそう。
 なお、このほかの可能性として、

3.「革非同」=「反白色」の中の人

 という場合もありえます。この場合はメットと角材もって駆けつけます。

 さて、本来はこの後になぜ「革非同」は「元の「反白色」よりも楽しみにくい」のかをきちんと説明しなければなりませんし、更に「恋愛資本主義」という言葉についても少々思うところがあるのでこれを機会に少し書いてみたい気もするのですが、日曜日だとばっかり思っていた某学会の報告が実は土曜日だったということにさっき気がついて青くなってレジュメを作成している途中ですので、この続きはまた明日にでも。
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by bokukoui | 2006-12-15 23:58 | 思い付き | Trackback | Comments(9)

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Commented by furukatsu at 2006-12-16 01:51 x
すいません、表面の文面は反白色のビラからパクりました。
確かに、パクリの旨書いておくべきでした、申し訳ありません。
Commented by 労働収容所組合 at 2006-12-16 03:49 x
つまりはこれに対して「本物」として参加して「本当の騒乱」に発展させればネタとして完結するということですね。
Commented by furukatsu at 2006-12-16 04:27 x
あ、一応、一人、本物の人が応援に来てくれる予定です。
Commented by 労働収容所組合 at 2006-12-16 12:01 x
お、いいですね。私も時間があれば拝見しに伺います。
Commented by bokukoui at 2006-12-17 13:26
>furukatsu様
わざわざのご回答ありがとうございます。
小生は「反白色テロル大連帯」の及ぼした影響に関して少なからず興味関心を抱いております。ので、できましたら「反白色」をどのようにして知ったのか、今回のfurukatsu様の進めておられる運動とどんな関係があるのか、といったことをご教示いただければ(別にこの狭いコメント欄である必要はありませんので)、ありがたく存じます。

なお本記事の続きと位置づけている16日付拙稿は、決してfurukatsu様を誹謗中傷するためのものではなく、その運動をより有効たらしめるための方策を検討したつもりですので、ご一読いただければ幸甚です。

今後とも宜しくお願い致します。

>ラーゲリ緒方氏
一緒に行きましょうか。
Commented by furukatsu at 2006-12-19 04:27 x
ビラの画像を以前知り合いからもらいまして、それで知りました。
関係性という意味ではそれ以上でもそれ以下でもありません。

いわゆる非モテ・喪男の界隈において、喪男が保守的なイデオロギーから論じ、非モテがリベラルでニューアカ的な議論をしているのを見て、古典的な左翼イデオロギーが無いことから今の活動を始めました。また、非モテ問題を階級問題ととらえればマルクス的な方法論は有効であろうという判断もありました。その意味で過去左翼的な方法論で似たようなことをやった反白色は参考にさせてもらいました。ですので直接的な関係というよりも、私が影響を受けたという部分での関係があると言えると思います。
Commented by bokukoui at 2006-12-20 03:46
お返事ありがとうございます。
こちらの質問が曖昧で申し訳ありません。小生が知りたかったのは、furukatsu様が知っておられる「反白色」が初代のか、最近のエピゴーネンの方かを知りたかったのです。

>喪男が保守的なイデオロギーから論じ、非モテがリベラルでニューアカ的な議論をしているのを見て、古典的な左翼イデオロギーが無いことから今の活動を始めました。
成る程、前段についてはいわゆる「喪男」が保守的なイデオロギーに飛びつく例を小生も幾つか見てきて、かねてより疑問を抱いておりましたので、お説に賛同したく存じます。もっとも後段については、「非モテ」がそのように一括できるかどうかはあまりピンとこないのですが・・・とはいえ、大塚英志の言う「おたく・左翼・フェミニズム」の三点セットが好きな小生としては、furukatsu様のご活動について多大な関心を抱いております。24日も可能ならばご挨拶したく。

なお「反白色」は拙稿に述べたとおり、左翼的な方法論自体をパロディとしつつ、左右以前の古典的リアル・ポリティークをやっていたわけなので、furukatsu様の活動の参考になるかはといえば、ちょっとどうかとは思います。
Commented by Tonbi_ko at 2006-12-25 10:10 x
おそらくfurukatsu氏に「反白色」のビラ画像を紹介したのは2年程前の私でしょう。
「学生が匿名で」「キャンパスという空間で」「カリカチュア的ジョーク」として行う「反白色」に(京都大学の折田先生像と同じような)愉しさを覚えての事でしたが、

>furukatsu様の活動の参考になるかはといえば、ちょっとどうかとは思います。

全くそのとおりだと思います。
Commented by bokukoui at 2006-12-27 00:53
>Tonbi_koさま
情報ありがとうございます。
「反白色」はカリカチュア的ジョークとしては傑作ですね。それだけにネット上でも少なからぬ人々の印象に残ったのだと思います。

活動の参考云々ですが、furukatsu様の活動を実際見て来て、ある程度「ネタ」の面を持っているようにも感じられました。それならまあいいのかなと思うようにします。
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