今日の池袋界隈~「ホワイトデー爆砕デモ」見学記

 昨年のクリスマス、先月のバレンタインデーに続き、「革命的非モテ同盟」の街頭行動見学も三度目になりました。これで、「革非同」がインスパイアされた「反白色テロル大連帯」言うところの「三大白色テロル」全てで粉砕闘争が貫徹されたわけですね。
 今回は、特に前回のバレンタインデモの反響が(ネット上で)大きく、また古澤書記長の尽力もあって、雑誌『AERA』やネットニュース「イザ!」などの取材も訪れておりました。そういった報道陣に対して当ブログが何がしか個性を出せるよう、尊敬するニュースサイト・bogusnewsに倣って努力したいと思います。

 深夜来の豪雨にどうなることかと思われましたが、幸い昼には雨はあがりました。が、風は強く、風に逆らってのデモとなります。
 集合時刻の13時には、サンシャイン脇の公園に十名程度の有志が集まっていたかと思います。古澤書記長はじめ、取材のマスコミ関係者の方も既に来られておりました。
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マスコミ取材に対する顔出し対策の必要な参加者にマスクを配る書記長
準備が行き届いています

 デモ開始時刻まで、横断幕などの準備をしつつ人の集まるのを待ちます。初参加の方、お馴染みの方、そして警備に当たる警察の方々などが次第に公園に集いました。ついでに、前回の渋谷バレンタイン粉砕デモの際に小生がガーディアン・エンジェルスについて質問攻めにした、公安?か判りませんが、お馴染みの警察関係者の方も。「革非同」は当局にも重視されているようです。
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横断幕を棒に取り付けます
強風で煽られるため皆で押さえているところ

 14時近くまでに、事務局・デモ参加者・オブザーバー・取材陣など総勢20名余が集まりました。ちなみに今回は戦史研から、書記長と以前ネットで交流のあった某氏が来ています。
 時刻が近づいたところで、古澤書記長がトラメガを執って演説を行います。
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 ついで有志が数名(写真をきちんと撮れず人数不詳)、演説を一席。

 さて時刻も14時近くになり、いよいよデモ行進が始まります。サンシャインから豊島区役所前を経て池袋駅附近を通り、最後は「乙女ロード」を通ってこのサンシャイン脇の公園に戻ってくるコースです。
 では、以下にデモ中の情景を挙げていきたいと思います。
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強風にはためく「ホワイトデー爆砕」
(手前は取材のカメラマンの方)

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首都高下の道路を書記長先頭に堂々行進
周囲の撮影者、警官、驚く通行人に注目

※追記:『AERA』掲載の「革非同」の写真はこの附近で撮影したものと思われます

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沿道の女性がビラを受け取りデモを携帯電話で撮影
女性にも広がる連帯の輪(?)

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デモ隊は交差点を左折

 ここでメガホンを握る書記長が、
「左に曲がりまーす! 革非同は左にしか曲がりません!」
と、伝説の自主制作バカ映画『国防挺身隊』のパロディをかまし、玄人筋にバカウケ。
 元ネタを知りたい人はこのYouTubeでどうぞ。始まって割とすぐのシーンです。

 左に曲がって、デモ隊は人でごった返すサンシャイン通りの五差路へと向かいます。
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大群衆の中をデモ隊堂々行進 群集の度肝を抜く
(撮影者の腕がヘタレで判りにくくて済みません)

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田中康夫の乗る「新党日本」の選挙カーとすれ違う
(この写真はクリックすると拡大表示します)

 実は小生は田中康夫の姿を見ていないのですが、他の方の証言によると乗っていた由です。MarkWaterさんによると、「間違ったことを間違っていると言える姿勢は立派だ」と言われたそうです。
 もっとも革非同からすれば、「ペログリ元知事は、自己批判せよ!」というところでしょうか。

 デモ隊は大通りを離れ、狭い道に入り込んで、サンシャインの方へともどりはじめます。
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「恋愛資本主義」の牙城(?)ラブホテル街へ進軍するデモ隊
しかしいくらなんでも「「ホワイト」の由来は白濁液」は下品と査問の噂

 いよいよ、デモもクライマックス、「乙女ロード」へと向かいます。小生もここのアングルには少々苦心しましたが、なかなか面白い絵が撮れました。
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『劇場版CLANNAD-クラナド-』公開決定キャンペーンの特設バスがアニメイト前に
その横を進む革非同デモ隊

 この映画やバスについての詳細はこちらの記事をご参照下さい。秋葉原だけではなく池袋にも出没していたんですね。古澤書記長が美少女ゲーム、エロゲー方面に多大な思い入れを持っておられることは、クリスマス前から「革命的非モテ同盟」を注目していた層には自明のことでありますが、更に古澤書記長は「葉鍵っ子」という未確認情報も流れており、さてこそこの『劇場版CLANNAD』のバスに出会えた書記長の心中や如何、と思いやられるのでした。
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女性客で賑わう「乙女ロード」を堂々凱旋行進するデモ隊
(この写真はクリックすると拡大表示します)

 今日のデモの眼目の一つは女性への呼びかけにあり(ビラ参照)、まさに勝利に向けて驀進するデモ隊の雄姿を捉えた一枚、特に大きめのサイズでご提供しております。

 かくして30分に及ぶデモ行進は終了し、元の公園へと戻ってきました。
 デモの感触ですが、前回の渋谷デモに比べてかなりよかったのではないかと思います。それはまず何より場所の違い、またデモの人数がより多かったことなどが大きいと思いますが、小生としては古澤書記長がシュプレヒコールの技量を上げられた(芸が磨かれた)ことをその理由の一つに数えたいと思います。それだけ回りで聞いている人への訴求力が向上したわけですね。クリスマスの秋葉原街頭行動の際に「願わくはネタとパフォーマンスに今一段の磨きを」と記した者としては、喜ばしい方向に向かっていると総括します。

 最後に古澤書記長が締めの演説を行い、デモの主役は事務局ではなく一般の参加者であり、さらに真の主役は観衆たちであるというテーゼが示され、また今回のデモは周囲の反応も前回に比して向上しており、デモは革命的勝利を収めたと総括されました。
 デモはこれで解散になりましたが、公園を借りた時間はまだあったためしばし歓談、また巣鴨プリズン跡を記念する碑に参拝した後、およそ半数の関係者は、反省会として日のある内から一杯傾けておりました。もっともその席では、前回同様に「非モテ」より圧倒的に軍事や歴史、そしてオタクネタなどの話題が歓談されていたのでありますが。
 今まで何度も書いたことですが、こんな変なイベントに参加するような人間は、「恋愛」による抑圧だ何だといっても、それをうまくかわして表現し楽しむ術を持っている(そしてそれを可能にするだけの何らかのリソースがある)のであって、結局「非モテ」ではないということになるのだろう、というのがオチになるわけですが。
 かくてどなたかがこう仰いました。「これだけのイベントを構想・企画し、各種の手筈を整え、そしてやってのけたほどの人間が、モテないなんてことあるわけない」

 次回のイベントについてはまだ成案はないようです。小生は「ブラックデー」で日韓連帯を図ってはどうかと思いますが、具体的にどうイベントするかは考えていません(苦笑)。しかし日本のバレンタイン&ホワイトデーが韓国にまで広まっているとは・・・やっぱロッテのせいなのでしょうか。
 とまれ、以上のように今回の「ホワイトデー爆砕デモ」は成功裏に終わったのではないかと思います。書記長閣下はじめ皆様、お疲れ様でした。

 さて、「ホワイトデー爆砕デモ見学記」でしたら、ここで筆を擱いてしまうのがちょうど良いのですが、思うところがあるので若干の蛇足を書かせていただきます。
 それはこのイベントに先立って、「革命的非モテ同盟」サイトで起きた、「覚悟」氏の言論についてです(掲示板など参照)。
 この議論の中でも述べられているし、またここまでに書いたデモのレポでも読み取っていただけるかと思いたいのですが、古澤書記長の活動は「楽しむ」ことが基本としてあって、それがより多くの人の間に波となって広がっていけば望ましい展開となるでしょう。
 で、そうやって活動を発展させる以上は、基本は「来るものは拒まず」となります。しかしその場合に想定される困った事態が、こういった「楽しむ」ことよりも、何がしかの原理・価値観に凝り固まったような人がやってきて、他の参加者(「楽しむ」ために来た人)をドン引きさせることです。何となれば凝り固まった人は、自分の原理に抵触すると見做したものに対し極めて攻撃的な態度をとるので。以前、古澤書記長が「我々(非モテと喪男)は・・・共に闘っていく事が可能」と書かれていた時に、小生はいささかの懸念を感じたのですが、まさに今回の「覚悟」氏との論争はその問題が具体化したといえます。相対主義を掲げてやっているところに、絶対/原理主義者が来た時どうするのか、というわけです。

 「覚悟」氏は、あえて氏のブログにリンクは張りませんが、強烈なミソジニー(女性嫌悪)を抱き、女性(の側にあると彼が見做したもの)に対し極度に攻撃的な姿勢を取ります。その激しいミソジニーぶりゆえに、夙にネット上の一部では有名な方のようです。
 「覚悟」氏のミソジニーぶりは、古澤書記長の書かれた国際婦人デー関連記事のコメント欄を瞥見しただけでもわかるでしょうが、興味深いことに女性の労働現場への進出を批判するあまり、男性女性問わない「ワーキングプア」のような過酷な搾取を「企業が悪いからとは全然思わない」と肯定してしまっています。他者をあまりに激しく攻撃する者は自己までも攻撃してしまっている、アレルギー反応みたいですね。
 このような「覚悟」氏の言説については、そういった現場での豊富な経験を持たれる「無名」さんや、また最後のコメントの元喪中年氏が要を得た批判を行っておられるので、小生のような駄目院生が冗言を費やす必要はありませんが、敢えて言えば、社会史・女性史・労働史などのちゃんとした本を1冊、いや1章でも読んでいれば、こんな無茶苦茶なことは書けないだろう、ということです。それは「覚悟」氏が不勉強というより、自分の原理に抵触するものへの敵愾心が情報の受容を困難たらしめているのだろう、と思われます。
 このような人物にどのように古澤書記長は対応するのか、なかなか難しいところです。

 今回の事態はしかし、結果的には「革非同」側にとってよい形で決着したのではないでしょうか。「覚悟」氏が自分でキレて退出してしまったので。
 この結果をあらかじめ予想して挑発していたのであれば、古澤書記長は端倪すべからざる謀略家ということになりますが、ご本人に直接伺ったところ「結果的にそうなっただけ」とのことでした。もっともこの結果に至るには、掲示板のやり取りで明らかなように、書記長に一臂の力を貸さんとする人が何人もいて支援したことも預かっているわけで、このことが「覚悟」氏のような、世界を敵と味方で割り切って「YESかNOか」と山下奉文のごとく迫る不寛容さのもつ問題点をよく分かる形で示してくれたことは、良いことであったと思います。
 恋愛でも友情でもビジネスパートナーでも、良い関係を築いてそれを継続し、その関係からお互いに何かを得てよりよき日々を送るために大切なことは、相手を一個の独立した人格として尊重するということなのでしょう。応か否かと迫るのは、多分支配と従属の関係しか齎し得ないでしょう。

 さて、今更終わった件を取り上げてまで、こんな話を蛇足で書いたかといえば、小生がそもそも革命的非モテ同盟の「クリスマス粉砕」の秋葉原街頭行動を見に行った理由は、「覚悟」氏が来るというので氏を見たかったというのが大きかったりします。ではなぜそんなに「覚悟」氏のことに関心があったのかといえば、その説明をするためにはヴィクトリア朝に文化の話をする必要があり、それは先日の「メイドさん放談2007」について当ブログの記事に戴いたご意見に答えることと奇しくも重なります。ので、明日は一見話題をがらりと変えて、「メイドさん放談2007」へのご意見について小生の思うところを述べるつもりですが、「非モテ」に関心がある向きの方にもお読みいただければ幸いです。
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by bokukoui | 2007-03-11 23:55 | 出来事