WPBの記事をいい加減に読んで思う~自衛隊と非モテ

 アメリカで銃乱射事件が起って大変だなと思ったら日本でも長崎市長が銃撃とのニュース。こんなとこまで対米追従とは。しかし現市長は本島元市長を破っての当選だし、本島市長のような事情ではあるまいけど・・・

 しかしそんな重大事そっちのけで、今日は表題の如き件について簡単に一筆。
 電車の中吊り広告で、『週刊プレイボーイ』誌が、「モテない自衛隊が狙われている!」という、ある意味この雑誌らしいマッチョ的な記事を載せていることを知り、コンビニでさっと目を通しました。買うつもりはハナからなし。
 内容は、うろ覚えな記憶に頼って書けば以下の通り。

・自衛隊員は勤務が不規則だったり僻地だったり、また仕事の内容が人に話せなかったりして、夫婦関係を安定的に保つことが難しい。

 しかしこれはともかくも結婚まで漕ぎ着けているわけで、やはり問題はそれ以前にあるようです。

・男が多く、また様々な制約のある環境で、出会いがそもそも難しい。
・したがって女性との関係を築くことが不得手。
・なので色仕掛けにコロっと引っ掛かる。今回のデータ流出事件の原因はそこにある。

 大体において予想の範疇で、そんなに印象に残る話ではありませんでしたが、文中に出てきたお見合い(合コンだっけか?)設定業者の話というのは割と記憶に残っています。自衛隊の人はどうもこういった場での振舞がヘタで、盛り下がってしまってうまく行かないことが多いので、今は自衛隊の人対象のそういったイベントはやっていない、とかそんな話だったかと思います。
 また、そういったイベントで自衛隊の人に出会った女性の声(どこまで本当か怪しいけど)として、「自衛隊員は内輪の意識が強くて外部の人間が戸惑う。オタクっぽい人も多い」というのがあったりしました。

 まあ所詮『週刊プレイボーイ』の記事なので、あんまり真面目に突っ込むのもアレですが、しかし「自衛隊という環境に行ったからモテない」ということもあるかもしれないけれど、「そもそもモテない(或いは世間一般のモテに関する価値観に馴染めない)人が自衛隊という環境に集まっている」という方向も考えるべきなのではないかと思います。殊に日本は完全志願制の軍隊ですから。
 この記事に関しては、軍事に大変お詳しい、「革命的非モテ同盟」の古澤書記長のご意見を是非とも仰ぎたいところです。もしこの『週プレ』の記事の内容に疑義があるなら、今度こそ公開質問状を送って叩きましょう。先日の探偵社の件はうやむやにされてしまったようですが、相手が『週プレ』ならもそっと面白い反応を返してくれるのではないかと思います。
 逆にそのまんま『週プレ』の論旨に乗っかって、恋愛を否定する「革非同」の活動は自衛隊員を色仕掛けの罠から守って国防上重大な意義があるのだ! という手もありますが、うっかりするとマッチョイズム路線にはまってかえって事態をこじらせてしまいかねないような気もします。
 ともあれ、文中で「自衛隊員=オタク」という印象を語っていた女性がいた(ということになっていた)だけに、軍事とオタクと恋愛と、結構つなげて膨らませられそうな話題ではあります。

 最近あんまりこっち方面のことを書かなかったのには、他の事で忙しかったということもありますが、若干の小生の心境の変化もまたあったのかもしれない、と少し思います。それはまた後日。
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by bokukoui | 2007-04-17 23:54 | 思い付き | Trackback(1) | Comments(9)

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Tracked from Rush for Ver.. at 2007-05-02 11:35
タイトル : 旧軍と非モテ?
 bokukoui氏の記事に、旧軍の恋愛事情について調べてみるのもいいかも云々とコメントしましたけれど、それに関して参考になりそうな資料が見つかったので書いておきます。  「偕行社記事」五九六号(大正十三年五月)に陸軍一等主計清水菊三なる人物による「軍人の不人気を論じ吾人の覚悟に及ぶ」という論文が掲載されているのですが、   論文の概要は、日本社会教育協会の結婚補導会による男女結婚傾向に関するデータを『時事新報』と『中外商業新報』が紹介しているが、結婚の相手として、女性側に「何業でもよいが...... more
Commented by MarkWater at 2007-04-18 04:17 x
「オタクっぽい人」という偏光グラスがいかにメディア洗脳によって形成されたかを小一時間説教ですな!
しかしながら、日本人の本質はオタクであると。リプログラミングです!
Commented by n-dprj at 2007-04-18 13:21
旧軍の場合と比較してみるのも面白いのではないかと思います。偕行社記事なんかを漁れば、何かしら関係する資料が出てくるんじゃないか、などと当てずっぽうなことを言ってみたり (http://www.warbirds.jp/heiki/jisatsu.htm からの連想で特に根拠が有るわけではありません)
Commented by 労働収容所組合 at 2007-04-18 17:34 x
まあ戦史研はいかなる意味においてもオタクという概念と無縁ですが。このヌルオタ全盛時代では。
Commented by 東雲 at 2007-04-19 02:20 x
昔の海軍なんて、将校は陸上勤務にならない限りは、月一度家に帰れればましなくらいだったとか。(当時は一般船員もそうですが)
女性の立場から見た海軍の姿は、以下の書目が面白かったです。
広瀬家の人々: 高城知子: 新潮社: S55発行
Commented by bokukoui at 2007-04-19 17:23
>MarkWater さま
そんな洗脳されやすい連中なんてこっちから(以下略)、という思いも率直なところ致します。おのが道を行ってこそのオタクの娯しみ、少数派の愉楽。

>n-dprj氏
おお、「兵器生活」さんとこのですね。ここはいつも面白い。
それはさておき、旧軍と自衛隊は条件がだいぶ違うので比較の軸が難しいですが、確かにうまく捉えられれば軍と社会の関係の研究として面白くなりそうですね。将校と下士官とかでも結構違いそうだし、どこで比較するかがポイントでしょう。
Commented by bokukoui at 2007-04-19 17:24
>ラーゲリ氏
まさに然り。「オタク」という言葉誕生から既に四半世紀、戦史研も四半世紀。「オタク」が世に連れ変転すれど、戦史研はいつも戦史研として厳然と存在し続けております。

>東雲氏
更に昔のネルソン提督は、2年間陸を踏むことがなかったとか。でもあいつ、不倫してやがったよな(笑)
ご教示下さった本はあいにく存じませんが、広瀬中佐のことでしょうか。小生は阿川弘之の本の印象が結構強いですね。昔は、阿川先生の書いたものは面白かったんですけど・・・。
Commented by 大名死亡 at 2007-04-21 00:08 x
「自衛隊員は内輪の意識が強くて」
 わが父はいつも同期の仲間たちとばかり飲んでましたね。それぞれの官舎で。会場になるうちの子供は隣に避難してました。あとでおつまみの残りを食べるのが楽しみで。

「オタクっぽい人も多い」
 わが父の同期に、娘に「はるな」という名前をつけた方がおられます。考え方によってはオタクっぽい命名かも。
Commented by bokukoui at 2007-04-23 23:59
>大名死亡様
内輪意識というと良くない感じですが、団結心が強いといえばむしろ組織の目的に適うのであろうと思います。船の名前をつけるのもその繫がりなのかもしれませんね。
Commented at 2007-05-01 11:22
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