二つ繋ぐならついでにもう一つ

 今日は五・一五事件から四半世紀、先日の長崎市長暗殺を思い起こして、再び世間のきな臭ささを感じてしまったりもするのですが、もしかするとそれよりはマシかもしれない国際ニュース。

 南北朝鮮、56年ぶりの直通列車=17日に試験運行実施

 朝鮮半島の東側の海岸線も連結するとは、迂闊にも存じませんでした。

 ところで、リンク先の地図に「金剛山」という場所が出ていますが、金剛山には日本統治時代に金剛山電気鉄道という電鉄が走っていました。小生も昔の写真を見たことがありますが、戦前の日本の代表的な高速電車であった新京阪などを髣髴とさせる、なかなかどうして立派な電車でした。今でも平壌に保存されているとか(リンク先参照)。
 この電鉄は戦時中に一部休止され、恐らくは、その後の朝鮮戦争で起点の鉄原などが激戦地となったために消滅したものと思われます。ですが、観光路線として戦前それなりに名前が高かったらしいので、南北の鉄道を繋ぐのであれば、是非いつか金剛山電鉄も復活して欲しいものです。現状では電力不足の北朝鮮が拒否しそうですが・・・。

 ところで以上の話とあまり関係ないのですが、リンク先を読んだら朝鮮半島の日本統治時代の電力事業は、最後は四地区のブロックになって金剛山電鉄も京城電気に合併されてその電鉄部門になったとあります。日本では戦時中の電力国家管理においては、電力会社が副業でやっていた電鉄事業は切り離され(京都電灯と京福など)、また電鉄会社の副業の電力業は国策会社に召し上げられた(阪神など)のですが、朝鮮の電力統制は違ったようですね。
 日本の電力国家管理の研究で、朝鮮との比較について述べたのはそういえば今まで読んだ中では思い当たりません。欧米の事例を元に当時の人が日本の電力統制をどうするのかを議論した、それに関する研究は記憶にありますが、案外植民地の事例は盲点になっていて、しかも本国とは結構異なっていたのかもしれません。今度機会があったらちょっと調べてみよう。
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by bokukoui | 2007-05-15 23:59 | 鉄道(時事関係) | Trackback | Comments(0)

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