今日の東急デハ5001号の状況(35)~あれから一年

 体調と機械の調子と、諸般の事情により間の開いたこの企画ですが、最初に記事を書いたのが昨年の10月27日だったので(モニュメント設置は10月26日だったらしいですが)、やはりこの日は何か・・・と思って取材に行ったわけではなく、たまたまこの日、図書館の督促の嵐等の諸般の事情により、渋谷を通りかかったのですが、折角なので写真を撮っておきました。
 というわけで久しぶりに。



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 この写真はクリックすると拡大表示します。
 雨天でしたので車内開放はしておりませんでした。人通りも週末にしてはあまり多くありません。
 旧例の通り、細部の拡大写真を以下に掲げます。といっても雨も酷かったのでドア部分についてのみ。
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 これは車端部寄りのドアです。
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 こちらは運転台寄りのドア。
 車端部寄りはそれほどでもないですが、運転台寄りは傷が増えているようです。

 雨天で車内開放をしていなかったので、展示の内容は良く分かりませんでしたが、ちょっと覗いたところでは昔の渋谷の写真? を掲示しているようでした。以前同様の企画をやっていましたね。
 しかし、ということは結局、当初のガーディアン・エンジェルスと結んだ「民間交番」構想は初手から挫折し、その後地元の商店街が何かやるという話も進展がなく、一年経っても何がしかの用途を見出せていない、という状況ではないかと推測されます。一体何のためにデハ5000系トップナンバーを切り刻んで露天に置いたんだか、全く以って空しさが募るばかりです。先日開館した鉄道博物館も写真を掲げるほどの歴史的価値のある車輌だというのに。

 またそのうち、晴天の日に内部も含め状況を見てくるつもりです。
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by bokukoui | 2007-10-27 23:59 | [特設]東急デハ5001号問題 | Trackback | Comments(10)

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Commented by 無名 at 2007-10-30 11:57 x
下地の赤は、防錆塗装なのでしょうか?。
BMWのタンク(二輪車)の内部には同じような色が塗られているので。(1970年代ぐらいまでですが。)
Commented by bokukoui at 2007-10-30 16:15
恐らくそうだと思います。剥れた箇所を見た限りでは、錆止め・下塗り・上塗りの三層になっているのかなと察せられます。
余談ながらその後、東急車輛は塗装不要のステンレス車の技術を獲得したのですが。
Commented by 無名 at 2007-10-30 19:37 x
デロリアンみたいな感じですね。
自動車だとデザインの制約があり、ステンレスは難しいようですが(プレスで割れやすく、締結した螺子が固着して外れなくなります。)電車の場合、直線的デザインの上、リベットなので可能なのかも知れませんね。
うらやましいことです。
Commented by bokukoui at 2007-11-02 00:13
このブログのアメリカ旅行記のところで、アリゾナのフェニックス美術館でスポーツカーを見た話を書きましたが、そこの展示車(戦前のイタリア車かなんか)にはマグネシウムだったかなんだったかの変わった合金で作られたものがあって、車体の中心線で左右の板をつないでいるのですが、リベットを打つために二枚の板が重なった部分が、餃子の皮みたいに
 ____)(____
と飛び出していて、そこをリベットで継いでいました。技術的な理由なのか、デザインなのかはよく分かりませんが、印象に残っています。

東急のオールステンレスカーはまさに「箱」という感じですね。作りやすく材料の無駄もなさそうな感じですが、あれはあれで機能的な
もっとも鉄道車両にはじめてステンレスが使われた1930年代頃は、流線形のデザインが流行っていましたが。その時代のステンレスカーは、多分表面の板だけがステンレスで、台枠や柱は普通の鉄だったと思います。
Commented by 無名 at 2007-11-02 13:22 x
マグネシウム合金はとにかく「割れる」上にスが入るので難しい素材です。(難溶接材で螺子を入れると割れやすく、母材が削れます。)
恐らく、ステンレスで流線型にするためには、手板金が早いと思います。
プレスとは相性が悪い素材です。
Commented by 憑かれた大学隠棲 at 2007-11-02 14:02 x

素材としてステンレスは加工しづらいですよね。南海は踏切事故の多い本線にはステンレス車を入れなかったぐらいですから(他にも理由はありますが)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/keizai04/0818jc43310.html
やっとこさ、というところでしょうか。オールステンレスでも防水パッキンの取り替えの手間は大きく、水漏れで内部の部材が腐食することがあります。これで東急の在来ステンレス車の命運を決めてしまったようです。
スキンステンレスは骨組みの在来鋼の腐食で命運をたたれました。北総7000とか都営10-000二段窓車とか

Commented at 2007-11-02 14:03 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 無名 at 2007-11-02 14:12 x
あと、異素材と接している部分は腐食しやすいですね。
ステンと普通鋼の両方がすさまじい腐食をします。
Commented by bokukoui at 2007-11-03 17:38
上のコメントに一部消えたところがありましたので補足。

>あれはあれで機能的な
 ↓
>あれはあれで機能的な美しさがあるとも言えますが。
Commented by bokukoui at 2007-11-03 18:05
>無名さま
仰るとおり、新しい素材には良さと同時に色々難しいところがあるでしょうね。
なお、戦前の流線形ステンレスカーは、数もさほど多くなさそうですし、手板金で間違いなかろうと思います。

数年前、某鉄道車輌メーカーの工場を見学に行ったら、新幹線の先頭車を作っている工場でカンカンとなにやら叩く音がしており、聞けば流線形の前頭部は結局手作業で叩いていたそうで。

>憑かれた大学隠棲氏
情報どうもです。
ステンレスの加工しづらさといえば、東急のステンレスカーを入れた弘南電鉄が、事故った車輌を結局直さずに潰した件も思い出されますね。
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