入試問題雑感

 風邪引きの上首までおかしかった先週ですが、首が回るようになったら早速冬期講習バイトでありまして、イブからクリスマス当日まで講習バイトなどで忙しく、しかし受験生に風邪をうつすことのないようそれなりに配慮しつつ(なんだか疲れが来ているような生徒が多く心配。人の心配できるほど自分がいいわけじゃないですが)、せっせと講義をしておりました。
 そういえば昨年のクリスマス同様、今年のクリスマスも女子高生に世界史を教えておりました。諸般の事情により宗教改革の話など。つまり女子高生に魔女狩りの話を・・・

 それはそれとして、世界史や地理の課題として、前年度の過去問など見ておりましたところ、なかなか興味深い出典を使っている問題が幾つか。
 昨年度早稲田政経学部の世界史では、ジェフリー・パーカー『長篠合戦の世界史 ヨーロッパ軍事革命の衝撃1500~1800年』を出題のリード文に使っている問題があり、これはなかなか面白いチョイスだと感じ入りました。読んだ受験生がどう思ったか知りたいところです。
 ちなみに小生が持っている同書(以前ネタにしたことがありましたな)は、パーカー教授の直筆サイン入りです。これはパーカー教授のいるオハイオ州立大学に留学した某後輩氏に託して、往復一年かかって実現したといういわくつきの一品であります。

 で、この出典はなかなか感心したのですが、驚いたのが昨年度学習院の確か文学部の、地理の問題。
 これは写真が何枚か掲げられていて、この写真をどこからどちらを向いて撮ったのか地形図中の地点から選べ、という問題なのですが、その出典が雑誌『鉄道ダイヤ情報』なのでした。この雑誌は鉄道写真を撮影する鉄道マニア向けの、撮影地や列車運行のガイドで、鉄道趣味誌の中でもかなり特化した雑誌なのです。
 この雑誌の撮影地ガイドには地図が載せられているので、自分で現地に足を運んだりしなくても間違いなく地形図中のどの地点から撮影したのか分かるというわけで、確かに合理的といえばそうですが、それにしたって出典にするこの雑誌を知っているとは・・・。どんな先生が出題されたのか、大変気になります。学習院の経済史には、これも以前取り上げた『イギリス鉄道経営史』を執筆された湯沢威先生がおられますが、地理とは関係なさそうだし。
 余談ですが、小生所蔵の『イギリス鉄道経営史』は湯沢先生のサイン入りでございます。こう見えてもミーハーなもので。

 とまあ、まさに「師走」の状況です。ですが塾講師バイトもヤマ越えたし、後半不調続きだったこの一年ですが、何とか年内に用事を片付けてしまうよう、残り少ない日も能う限り稼働していくつもりです。ふう。
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by bokukoui | 2007-12-26 22:36 | 歴史雑談