備忘・「東京大学オタク物語」向け資料~これがわたしの「第三の道」

 今日は比較的調子がマシなので、久々にパソコンで作業。ついでにネットも少々。旧マシンのブックマークが失われて、定期巡回サイトもほとんど無くなりましたが、それで生活が何か寂しくなったようにも感じられないというのは愉快なことです。
 それはそれとして、表題の件に関連して、発見した記事に備忘のためリンクを張っておきます。

 E.L.H. Electric Lover Hinagiku
  「アニメやりに東大行ったおれが学歴について語ってみる」

 有村悠さんとこですね。これまでに何度かリンクした覚えがありますが、その度ごとにサイト名が変わっている気がします。
 で、内容は表題とあまり関係なくて、有村氏のオタク遍歴と東大に至るまでの半生記、ですね。

 東大に「オタク」な人がやってくる経路として、有村氏の場合は天才的で特異なようでいて、ある種の典型でもあるように思われ(特異な方が、あるパターンの特徴をかえってよく表すということはあるでしょう)、大変興味深いですね。にしても、『北(朝鮮)へ。』は有村氏の着想だったのか。『更迭天使おぶち』なる作品もこしらえていたと仄聞した覚えがあります。東大のアニ研にそういうものをせっせとこしらえる大物が居ると言うことは聞いていましたが、迂闊にもそれを有村氏と結びつけて考えていませんでした。その系譜の上に、数年前小生が販売の手伝いをする羽目になった『れっかうらんタン』も位置づけられるのでしょう、と書いたら怒られそうな。

 で、有村氏と小生はだいたい同年代に当たるようなので、まずその点で面白くなつかしかったのですが、やはり小生にとっての資料的価値は地理的なものにあります。一貫して横浜市に居住し中学以降は東京区部の進学校に通い続けた小生からすると、地方の進学校→大学上京という系譜の人の詳細な事例を知ることが出来たので。
 一読した限りでは、学校の雰囲気自体はそう本質的な差異はないように思われます。地域的な文化事情の差異がどう影響しているのか、それは検討に値すると思いますが(深夜アニメの話がちょこっと出てますね)。ネットの普及していない当時は、今より地理的格差の意味するところが大きかったでしょう。

 正直、有村氏の書かれたものが非常に面白かったので、つい自分も同じような物を書きたいという思いが一瞬浮かびましたが、そんな長文を書く時間もなければ腰の調子もそれを許さないだろう、という大前提の上に、そもそも小生自身は怠惰で凡庸な人間であるために小生自身のことを書いても面白くはならない、という明白な事実に鑑みてやめておくことにします。
 もっとも、小生の友人諸氏の話をつづり合わせれば、それなりに面白い話を編み上げることも出来なくはないかな、とも思いますが。他力本願といえばそうですが、そも自分の趣味や個性というものも周囲との関係の中で磨かれていくものですし、いわゆる「良い学校」の価値は自分を磨くための凄い他人に出会える可能性が高い、というところにあると小生は思いますので、それはそれで価値があると思います。
 ですがまあ、それは「東京大学オタク物語」完成の暁、ということで(何時になるのか・・・書き始めた当初と状勢が変わって既に無意味な気も)。

 あとひとことだけ、有村氏の文章でまた違った角度で印象に残った言葉を巡って。
すごい作品やクリエイターに出会ったとき、ひとは二種類の反応をする。

・これはすごい、自分は凡人だからこんなものは作れないしこんなひとにはなれないと諦めをつける
・これはすごい、自分もこんなものを作りたいしこんなふうになりたい、否、超えたいと発奮する

ぼくはほとんど常に後者である。
 なるほど。「クリエイター」の人たちはその二択なのかも知れません。
 ですが、他にもやり方はあると思います。
 
これはすごい、自分もこんなものを作りたけど、同じ方向では難しい
 →では、別なアプローチを捜してみよう

 ま、考えてみれば自分のやってきたことはこうだったのかな。
[PR]

by bokukoui | 2008-05-30 23:54 | 思い付き | Trackback | Comments(5)

トラックバックURL : http://bokukoui.exblog.jp/tb/8245014
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by 坂東α at 2008-05-31 00:36 x
有村氏は卒業してたのか…
それが一番驚き(中身はむしろ想定内)
Commented by 労働収容所組合 at 2008-05-31 23:35 x
自主制作について多くを語るべきではないと確信する次第です。
Commented by Yuu Arimura at 2008-06-01 01:49 x
あ、誤解されてる……
当然のことながら、あんなやつが卒業などできるはずもなく。
本郷に進学してから精神を病んで日常生活もままならなくなったこともあり、2留1休学の末2005年3月に退学しました。どっとはらい。

「れっかうらんタン」はむしろ、「更迭天使おぶち」の前の上映会で発表した「高速増殖ロボ 悶呪」の系譜なのかもしれませぬ。ともにぼくのひとつ下の学年が中心となって作った作品です。
ちなみに「おぶち」ではEDアニメーションを、「悶呪」ではナトリウム漏れ爆発とチェレンコフ光線のエフェクトを担当しました。前者、エヴァのEDのパロディで、水中に逆さで浮かぶ全裸の小渕恵三がくるくる回る作画を行い、実に魂に悪うございました。
Commented by bokukoui at 2008-06-06 18:17
またも返信が遅くなってすみません。

>坂東α氏
「想定内」というのは、確かにそうですね。ある意味このコメント欄、類似の傾向を多少なりとも持っている人間ばかりのようで。

>ラーゲリ氏
広い意味で「当事者」のご指摘に従います。
Commented by bokukoui at 2008-06-06 18:46
>有村悠さま
ご本人直々のコメント、有難うございます。一度お会いしてお話を伺えればと思います。

有村さまと小生は、多分入学年次は同じ頃のように思います。小生も2留しましたが、諦めが悪いのか精神の感受性が鈍いのか、未だ学籍にしがみついております。

『悶呪』、名前に覚えがあります。書き落としましたが、『薔薇右京メイド隊』というのも聞いた覚えが。このような「魂に悪」そうなセンス、小生は大好きです。
名前
URL
削除用パスワード