都電(路面電車の日)と日暮里・舎人ライナー

 一応ゼミ報告も昨日一つ終わったことで、今日は久々に少し鉄道趣味的外出。
 今年は新線開通がいくつもあるのですが、その一つに行ってきた次第。ちなみに他の新線はどれも行っておりません・・・自宅近くの横浜市営地下鉄のグリーンラインも。

 というわけで、人に会うついでに、日暮里から出ている新交通システムの日暮里・舎人ライナーに行ってきました。
 ・・・のですが、出かけてからたまたま、都電が「路面電車の日」というイベントをやっていることを知り、急遽寄り道。イベントのせいか満員の電車に揺られて、荒川車庫前に行ってきました。
 行ってみると大変な盛況。最近の「鉄道ブーム」の影響もあるのかもしれませんが、まあ普通に家族連れが多いようです。『ゲゲゲの鬼太郎』関係のイベントのせいか。もちろん鉄道趣味者、鉄道マニア、鉄ヲタなども大勢おりました。頭が薄くでっぷり太った中年男性が、『プリキュア』のキャラクターをプリントしたTシャツを着込んでいる、そんな情景を目にして、今時こんなステロタイプがいるなんて、と驚きました。
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人出いっぱいの荒川車庫

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車庫から電車を出すサービス(上の写真の時から黄色の電車が登場)

 というわけで、出てきた7000形電車を撮影します。
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スノープロウをつけた電車

 この装備は今まで見たことが無かったので、竹箒のささらの方が風情はあるかもしれませんが、これはこれでなかなか面白いものでした。尖った先端部分が中心線から向かって左にずれているのは、都電が複線だからでしょうが、といって線路上の雪を全部左側にどけるようになっているわけでもないところが、不思議なところです。

 ついでに他の展示物・保存車両も駆け足で。
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「和製PCCカー」5501号

 日本唯一のPCCカー(アメリカ発祥の高い加減速度を誇る高性能路面電車)である5501号を見ます。車内はギャラリーになっていて、まあ『always 三丁目の夕日』のポスターとか張ってあるのはちょっと、という気もしましたけど(一枚目の写真右手の似非「レトロ」な電車とかも、どうかなあと思わずにはいられません)。PCCカーは以前アメリカの博物館で実物を見ましたが、日本のは本家と比べると流線型がおとなしいのが日本的というか。日本では結局、事実上これ1輌しか造られませんでしたが。
 そういえばアメリカなどのPCCカーは終点がループ線になっているので、運転台は片方にしかついていませんが、日本のはそうじゃないですね。PCCカーは加減速の高性能が特徴で、片運転台で一方に向いたシート(バスみたいに)にすることで、乗客がひっくり返らないようにしたのだと聞いた覚えがあります。しかし明治以来「東京名物満員電車」の日本では、全員着席前提のそういう運用はできず、高加減速を最大限発揮するのは難しかった・・・とか、そんな話だったかな。
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5501号の運転台

 PCCカーの運転台は、ペダルで操作するのでハンドルの類が無いのが特徴です。これも日本では多分この電車だけ。

 他にもいろいろありましたが、時間の都合もあるので匆々に引き上げざるを得ませんでした。
 というわけで日暮里・舎人線へ。

 日暮里・舎人ライナーは去る3月末に開通した新交通システム(モノレールとは厳密には違う)の路線で、日暮里からまっすぐ北へ、これまで鉄道不毛地帯だった東京北部に延びている路線です。
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日暮里・舎人ライナー 先頭部から対向車を撮る

 この路線は無人運転で、先頭は前を向いた展望の良い席が設けられています。もっともこの席は人気で大体いつも埋まっており、なかなか座る機会はありませんでした(笑)。まあ、それだけ休日でも乗客が多いなら大変結構なことであります。乗客は子供と老人が多かったような印象がありました。
 路線はもちろん全線高架で、沿線に何か目を惹く名所があるわけではありませんが、眺めはよく、ビルの間を通ったり(沿線にはマンションの開発が多く見られた)、既存の鉄道や高速道路と複雑怪奇に立体交差したりと、それなりに楽しめました。
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高速道路を跨いで河を渡る うねる高架橋

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地下車庫への分岐

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なぜか傾いているような枠 看板の設置途中か撤去中か

 終点の見沼代親水公園で降りてみました(上の写真は行きと帰りと両方で撮った写真が混在しています)。親水公園といっても川沿いのささやかなもののようです。
 日暮里・舎人ライナーは目論見があるのか、終点は延長可能な構造になっています。もっともその終端部を下から見上げると・・・。
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妙に不安定そうな印象を受ける終端部

 なんだか柱の上から桁が左右に分かれて落っこちそうな気がしてしまいます。反対側から見ると、左右の桁が繋がれているのがはっきりとわかるので、それほど変な感じはしないのですが。
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日暮里・舎人ライナーの終端部を北から見る

 ちなみにこの終点、本当に東京都の端っこに位置しており、ちょっと北に移動すると埼玉県草加市になります。埼玉まで足を伸ばして、都県境の表示看板を見るとこんな感じ。
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埼玉県から望む見沼代親水公園駅

 というわけで、短いながらそれなりに楽しんできました。距離からすると結構スピーディーな印象でした。ゴムタイヤのおかげで走行音も静かで快適でしたが、ただ何度か、床下からごつんと突き上げるような音と衝撃のする箇所があったのが気になりました。

 久々に目新しいところに出かけて良い気分転換になりましたが、どうも午前中から出かけて活動すると夕方にはすっかり草臥れてしまうようで、早めに引き上げざるを得ませんでした。もうちょっと回復しないといかんと感じます。一日活動して一日寝ている、くらいが現状でしょうか。一頃よりはだいぶマシになりましたが。

 最後におまけ画像。日暮里駅附近にて。
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 この店名センスはなかなか。
 これを見て小生、人民服&人民帽のウェイトレスがサービスする中華料理店を作って、店名を「共匪」にしよう、とか考え・・・脳味噌もまだだいぶ疲れているようです。
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by bokukoui | 2008-06-07 23:50 | 鉄道(現況実見) | Trackback | Comments(3)

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Commented by 異界洋香奈 at 2008-06-09 00:46 x
ニュースで見て「もしや」と思いましたが、やはり都電に行ってましたか(笑)
新線開通と言えば副都心線がもうすぐですが、先週開通前の某駅への潜入に成功しましたよ。…と言ってもホームまでは行かず駅長室までですけどね。
まあ仕事で用事があったから偶然入れただけですが。ささやかな自慢。
Commented by 無名 at 2008-06-10 20:17 x
馬賊は有名なラーメン屋です。
確か、店主が辮髪だったような・・・?。
Commented by bokukoui at 2008-06-12 14:15
>異界洋香奈さま
別件で出かけたので、都電に行ったのはたまたまです。「路面電車の日」なんて知りませんでした。アンテナ低いですね。
某駅潜入、確かにもう人が入って仕事を始めてるんですよね。開通したら乗りに行きましょう。

>無名さま
む、辮髪とは本格的。これは食してみなければ。
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