「6・30アキハバラ解放デモ」一周年 秋葉原について思うことなど

 繰り返しになりますが、今月は通り魔地震で思いがけず大きな出来事が身近に迫り、またごく最近知ったのですが、詳細は避けますが自分の知っている人に思いがけないこともあり、まったくもって碌でもないひと月でした。
 今日でこの月も終わり、来月からはもっと平穏無事な日々であって欲しいとつくづく思います。

 その碌でもない6月の終わりの日、6月30日とは、思い返せばあの「6・30アキハバラ解放デモ」の一周年にあたるのだなあとふと思い至りました。
 あれから一年、ある意味今こそ「秋葉原解放」が求められるようにも思われますが、そして何でも「第2次アキハバラ解放デモ」を企画している人がいるとも仄聞しますが(前回のデモの中心人物の一人・「革非同」古澤書記長に聞いたら「何も聞いてない」とのことでしたが)、時の経つのの早さには愕然と致します。
 まあ、ここ一年ばかり、小生自身が大変な不調沈滞の時期でしたので、余計早くも感じられたのでしょうけれど。こっちの方も、今月限りでいい加減厄落としと思いますが、そう思い通りになれば苦労はしません。

 個人的なことはともかく。
 何しろあれから一年、秋葉原を巡る状況はかなり激動といってよかったと思われます。「オタク」の一般化による観光地化が進み、歩行者天国での種々のパフォーマンスが増加して、それらに伴って(かどうか、ここの因果関係は考えるべきことなのですが)種々のトラブルが増加しました。少なくとも、「増加した」という認識が広がりました。これは「地元」であるとか、警察当局、そして「オタク」と称される/自称する人々の間でも共通認識として広まっていたといえるかと思います。「オタク」(もはやこの呼称である集団を括ること自体あまり適切ではないのかもしれませんが)内部でも議論は分かれていたように思います。
 そして「露出パフォーマンス」とやらをしていた女性の逮捕などの事件が起こり、秋葉原の歩行者天国の廃止を求める声も出、地元と警察とがパトロールを行ってパフォーマンスの取締りを行うという状態になりました。そこに起きたのが6月8日の通り魔事件で、これによって歩行者天国は中止となりました。このことの是非についての小生の考えは前に書きましたが、とまれ、急激な変化の一年であったと改めて感じます。

 今一年前に自分が書いた記事を読み返してみましたが、特段当時と認識は変わりません。
 やはりあのデモの最大の謎は、いったいどこからどうやって450人も湧いてきたんだ、ということに尽きます。それが分からなかった故に、デモ主催者もどう対応していいのか分からず、ネットでの議論も迷走し、悲惨な末路を辿ったのだと、小生は今でもそう思っています。おまけにこれで、きちんとした総括(粛清にあらず)が行われる機を逸したわけですし。
 その後、このデモに関して多少の情報が小生の手許に集まりました。そこで分かったことは、このデモの告知に関しては8000枚ものビラが事前に配布されており、これが動員に少なからず功あったものと思われます。ビラで来た人数が450人中半分以下としても、ビラの反応率2%というのは広告屋さんが感涙に咽ぶ数字であろうと思います。
 また、これは当日のレポや感想記事でも書いたことですが、どうも『涼宮ハルヒの憂鬱』という作品のファン層が集団で来ていたことが、直接的動員増につながったことは確かです。で、この中心人物と思われる「春日屋にしん」氏に先日ちょこっとお話を伺う機会があったのですが、この関係でアキバ解放デモに来た人は「40~50人はいたと思う」とのことでした。約一割ですね。

 ですが、やはりこの秋葉原に集まった450人の出自や思いというものは、今となっては分かりません。こういうときこそネット、と思っても、何せデモ主催者がゴタゴタで一般参加者の声を集約することをしなかった、またネット上の「叩き」「祭り」ということがそれを難しくしたので、結局具体的な思いは、ほとんど分からないのです(貴重な証言だった「さかぽよすの記」さんもサイト消えてる・・・どなたかキャッシュ持ってませんか?)。
 かろうじて言えそうなことは、今まで拾われてこなかった「何か」、例えばそれはマスコミなどに出ることもなく、ネット上の言論でも目立たず、多分秋葉原の再開発でも考慮はされなかった、そんな「何か」が存在したんだろうな、ということです。それは「何か」なので、当の参加者にだって具体的に原稿用紙10枚以内で記述せよ、と言われても出てこなかったことでしょう。デモ主催者は、デモを行って人を集めたからには、その「何か」をいくらかなりとも拾い上げる責任があったと思います。その点で、デモの主催者の失態の責任は重いと思うのです。まあ、ネット上でちょっかい出した連中も大勢いたことは確かですが。

 すみませんが、続きは別記事に。
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by bokukoui | 2008-06-30 23:58 | 思い付き