山之内秀一郎元JR東日本会長死去

 今朝新聞の社会面を見たところ、表題のごときニュースが載っていて驚きました。

 山之内秀一郎氏死去 元JR東日本会長

 8月8日に亡くなられていた由。合掌。

 山之内氏の経歴については、新聞記事よりも Wikipedia の記事の方が詳しいですね。

 国鉄分割民営化の際の活躍で名を知られた山之内氏ですが、(もちろん問題点もあるにせよ)国鉄の民営化が成果を挙げられたのは、国鉄内部に民営化して経営の自由度が増せばやっていける、という意欲を持った人々が大勢いたから、ということは重要な要因と思います。昨今は民営化流行りですが、国鉄を参照例として引用する際には、このことに留意すべきでしょう。
 それにしても、山之内氏が亡くなるとは、国鉄の分割民営化も歴史の域に入り始めたのだなあ、という感を受けました。

 山之内氏の詳しい経歴についてはうろ覚えですが、確か車輌畑の技術者として鉄道で活躍し、その後は宇宙開発事業団→宇宙航空開発機構(JAXA)のトップを勤められました。鉄道技術→宇宙開発という経歴は、新幹線計画の中心として知られる島秀雄と重なるものがあります。
 また、東大鉄道研究会に所属していたと Wikipedia の記事にありますが、確か割と趣味的な本も出されていたかと思います。やはり、「好き」な方だったのでしょうか。そういった人の活力を引き出せるのであれば、改革も民営化もまた良きかな、であります。
[PR]

by bokukoui | 2008-08-14 23:59 | 鉄道(時事関係) | Trackback | Comments(3)

トラックバックURL : http://bokukoui.exblog.jp/tb/8842264
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by 東雲 at 2008-08-18 13:46 x
あくまで鉄道は経営の対象であって、趣味ではないとの主張をお持ちでしたが、韜晦ではないかと邪推しています。
Commented by 東雲 at 2008-08-19 17:00 x
wikiの記事ですが、けっこう事実誤認ではないですが、国鉄の職制を知らない人が書いていますね。
常任理事→常務理事
それに山之内さんは決してJRになってから厚遇されたわけではないし、守旧派ではないが、血判状を作った改革派にも入っていない。
Commented by bokukoui at 2008-08-19 23:57
コメントと情報ありがとうございます。

確かにそうですね、常任理事ではないですね。民営化とその後についても、葛西会長のような人とは違っていますね(世代的にも)。
名前
URL
削除用パスワード