カテゴリ:[特設]鍋焼うどん探求( 42 )

鍋焼うどんの探求(2) 家伝?の鍋焼うどん

 一年以上ぶりに「食物」カテゴリの記事を書いたから、というわけでもありませんが、(1)に引き続き、鍋焼うどんについて一筆。
※追記:結局「[特設]鍋焼うどん探求」カテゴリを設けました。

 世間一般の人々にとって、鍋焼うどんは外食するものなのか家で作るものなのか、どのようなイメージなのか分からないのですが、とりあえず小生にとっては「家で食べるもの」でした。それもあんまり季節を問わず(笑)。
 で、そのレシピという程でもありませんが、鍋焼研究?の初手として、小生の脳裏に刻み込まれた鍋焼うどんの“標準”をご紹介してみようかと。

 まず、麺を用意します。市販の茹で麺を使うのが楽ですが、以前同人誌に書き、その後増補改訂してウェブ上に上げた電波記事「万国のヲタクよ、観察せよ!~『はじめてのおるすばん』と鍋焼うどん~」にも書いたとおり、個人的好みとしては乾麺を別茹でしたものが好きなので、まずそこから。
 余談ですが、上掲記事は書いた当人としても結構気に入っているもので、美少女ゲームの類を評するのに、あずまんのごとくデリダだラカンだと並べるよりも、「鉄の胃袋」石毛直道先生の著書なんぞをネタにする方が、遙かに「恰好いい」と、小生は本気で信じ込んでいます。
 閑話休題、まず麺を茹でるところから。
 
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 拙宅では、うどんの乾麺は合田平三商店の「あさひうどん(太口)」を長年愛用しております。腰がしっかりとしており結構です。釜揚げでもなかなかいけます。お値段もお手頃かと。
 ついで、土鍋に湯を沸かしてだしを作ります。
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 まあこれは面倒なのでインスタントに。ヒガシマルのうどんスープが拙宅の定番です。
 で、ゆであがった麺を入れて卵を落とします。
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 ここらへんまではどこでも大して変わらないでしょうが、問題はこの後、具に何を入れるかです。
 で、拙宅では概ね以下の通りとなっております。

 ・卵
 ・鶏肉(あれば豚肉などを加えることも)
 ・油揚
 ・茸類(椎茸とかエノキとか、冷蔵庫の在庫次第)
 ・麩

 で、こんな風になります。
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 その他、冷蔵庫の在庫次第でいろいろ加えたりもします。揚げ玉を入れてみたり、最後にネギを刻んで入れてみたり。もっとも、調子に乗って具を入れすぎると、途中で吹きこぼれたりする惨事もありますので(未だに良くやる)、何事もバランスが大事です。
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 大体こんな感じで、具が煮えて卵が固まってきたら出来上がり。
 このようにして作ると、肉や油揚などからもスープが出て、それがだしに混ざって、全体として味が一体になるような気がします。具を別に調理してから入れるだけではそうはならないわけで、そこが具の多い五目うどんやおかめうどんと鍋焼うどんの大きな差ではないか、と個人的には思っております。

 もし読者の方で、「これが入ってネェものは鍋焼うどんとは認めん!」というご意見などありましたら、ご教示下されば有り難く存じます。
 以後引き続き、小生の財力の持つ範囲で、市中の鍋焼うどん事情を探求していくつもりです。しかしのんびりしていると、シーズンが終わってしまいそうですね(苦笑)。

※追記:てなわけで(3)へ続く
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by bokukoui | 2010-02-09 23:58 | [特設]鍋焼うどん探求 | Trackback | Comments(4)

鍋焼うどんの探求(1) キンレイの冷凍「鍋焼うどん」を食す

 エキサイトブログの事業の一つに、サンプルエキサイトというのがあって、応募すると試供品がもらえる代わりにブログで感想を書け、というもののようです。小生はそのようなことに普段関心がないのですが、某日「冷凍鍋焼うどんのモニター募集!」なるバナー広告を見た時、思わずクリックして応募してしまいました。


 何故応募したかといえば、小生は元々鍋焼うどんが好きだったことはもちろんですが、それだけではありません。小生は「鍋焼うどんが『鍋焼うどん』と認識されるのにはいかなる要素(具)が必要なのか」なる疑問をかねてより抱いており、さてこそ冷凍食品業界での定番商品であるキンレイの冷凍鍋焼うどんは、鍋焼うどんの一つの「標準」を反映していたり、或いはデファクト・スタンダードの形成に寄与しているかも知れません(?)。こんな変な理由で応募した徒輩は他にはいないでしょうが、かつてこのような鍋焼うどん論(?)をものした者としては、「結局鍋焼うどんは何を入れれば鍋焼うどんなんだろう」という疑問は心のどこかにいつも眠っていたのでして。

 閑話休題、サイトを見る限りではおよそ900名が応募したそうなので、100名募集ということは競争率9倍ということになります。で、小生にしては珍しく? 籤運良く、1月某日なにやら箱が拙宅に届きました。聞き覚えのないところからクール宅急便が届いたので、最初はびっくりしたものです。
 頃合いを見て数日後、開けてみるとこんな感じです。
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 商品と一緒にこんな紙が入ってました。
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 鍋焼うどんの蓋を開けてみます。
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 具が結構入ってますね。

 このまま火にかければよい、というのが特徴なので、指示通り最初弱火にして、その後強火で煮込みます。火をつけたはじめは、「キシキシ」という音が鍋から聞こえてきますが、これは凍っているだしが溶ける音でしょうか。
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 次第に煮えてきますが、そこそこ時間を要します。7~8分くらいか。手間はかかりませんが、多少時間がかかるのがカップ麺より面倒か?
 とまれ、あんまり煮ていると鍋が多少変形してきたので、ここらで完成とします。いただきます。
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 食べてみますと、先ず第一に関西風のだしの味がなかなか宜しいです。鰹節の香りが強く、しかし濃すぎず、これはそこらの立ち食いそば屋より旨いといってもよさそうです。キンレイは元々「近畿冷熱」とかいう社名だったそうですが、関西の会社ゆえのこだわりでしょうか。これで関東も席捲したなら大したものです。麺もつるつるとして、こしもあって、悪くありません。
 問題の具ですが、

・エビ(1匹)
・鶏肉(1片、甘く煮てある)
・椎茸(1つ、甘く煮てある)
・卵焼(1つ)
・かまぼこ(1片)
・油揚(細く切ったのが5片くらい)
・ほうれん草(そこそこ)

 となっています。結構盛りだくさんというべきでしょう。煮てあるものはちょっと甘めかな、という気はしましたが、その辺は好みかとも思います。
 卵焼を入れるというのは奇異な感もしますが、本来は生卵を入れるべきところ、技術的理由から卵焼で代用したのかも知れません。エビも、経費の点から? 天ぷらにはできなかったのかも。

 で、総論ですが、だしや麺や具という個々の構成要素は、インスタントのうどんとしては相当に良くできているものと思います。しかし、「鍋焼うどん」としてこれらが一体になっている、一つの味にまとまっている、という印象はあまりなく、「熱々の五目うどん」というような感じもしたのが多少残念です。一緒に煮ることで、具からもだしが出て、全体の味がまとまるのだろうと思います。
 他にこのエキサイトサンプルの感想を書かれた方の記事を拝見すると、加熱する時に生卵を落として一緒に煮ている方が散見されます。そうすれば、この点はある程度改善されるのかも知れませんね。

 さて、このように文句をつけたからには、お前が思う「鍋焼うどん」はどんなものなのだ、と読者の方から文句の一つも出ようとは容易に想像されますので、これをきっかけに、鍋焼うどんについて少々探求してみたいと思います。まずは続きとして、小生が自作する、我が家伝来の鍋焼うどんについて一筆述べようと思います。
 というわけで(2)に続く。
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by bokukoui | 2010-02-09 23:57 | [特設]鍋焼うどん探求 | Trackback | Comments(0)