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革命的非モテ同盟「12.23クリスマス粉砕デモ」@渋谷 顛末記

 諸方面から仰せつかった用件を総て片付けようと奮闘してみたは良いけれど、やはり無理だったのかここ数日ひっくり返ってしまい、総てが中途半端に終わるという這々の体の年末になりつつある小生でございますが、皆様如何お過ごしでしょうか。
 小生は正月らしいことは何も出来ず、年賀状一枚書く精神的余裕もなく、部屋の状況からして季節を問わず喫緊の業務と目される大掃除も全く手が着いておりません。どころか事態は益々悪化し、論文だの原稿仕事だの資料が積み重なっては崩壊し、そこへしばらく前に片付けに手をつけたものの中断のやむなきに至った、収納途中の書物や雑誌や漫画が雪崩を起こし、更に目前の用事に追われてその奥底を引っかき回しては資料を発掘するたび、地層は逆転と断層を起こし、埃は濛々と舞い上がり、それを換気しようと窓を開ければ冬の寒気が身に沁みるという状況です。
 今や小生は部屋の入口からベッドにたどり着くまで、コピー類や買ったまま読んでいない『COMICリュウ』や文庫・新書の類を踏みつけて歩く有様です(遂に散乱した紙々の範囲が跳躍可能な距離を超えました)。流石に図書館や研究室から借りた本を踏みつけるのは申し訳がないので、それらは踏まないようにベッドの上に置いてありますが、そのため朝気がつくと戦前の官僚の伝記とかを抱いて寝ている有様です(徹夜作業中に意識を失い、そのままベッドに倒れて寝てしまったらしい)。萌え萌え二次元美少女の抱き枕を抱いて寝るより、ある意味遙かに変質者と言わねばなりません。

 愚痴ばかり書いてもしょうがありませんので、表題の「革命的非モテ同盟」のクリスマス粉砕デモの記録を以下に簡単に記しておきます。デモから一週間が経ちましたが、公式サイトでデモ終了こそ伝えられているものの、公式ブログ前書記長のブログ告知はあれど報告がありませんので(この記事の更新時間も厳密には一週間過ぎてますが。掲載時刻は多少いじってます)。今回は、このデモが思いがけない街頭での"出会い"といいますか、別な街頭行動と鉢合わせをすることで、ある意味「革非同」の面白さを浮き上がらせた結果になり、大成功であったと個人的には思います。
 なお今回、小生は多忙につきデモ取材が充分に叶わず、手持ち資料があまりありませんので、何名かの協力者の方から画像の提供などのご協力を受けております。

 さて、例年の宮下公園が工事中につき、デモ隊は隣の神宮通公園に集まります。天気は晴れて寒さもまずまずと、デモ日和の日だったのは何よりで、人出も多い日でした。
 今回、書記長退任の余波でデモの日付けの決定などが遅れ、やや告知が後手に回っていた感がありましたが、蓋を開けてみればお馴染みの方・新顔の方・取材の方まで取り混ぜて30人くらい集まっていました。まずは例年の水準は維持されていて、結構なことです。
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神宮通公園に集合するデモ参加者
「ヒ」の字を大書した「非モテ旗」が今シーズンから登場

 今シーズンは、古澤克大前書記長(現終身名誉書記長)がその地位を退き、鮭缶大総統が後を襲った新体制ということになっておりますが、実際の所はそれほど激変したわけでもなく、フルカツ終身名誉書記長も姿を見せ、参加者に対し交代の挨拶などしておりました。
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挨拶する古澤書記長と徘徊する鮭缶大総統

 「今日は見に来ただけだ」と、当初は上の写真のように表に出たがらないそぶりの鮭缶大総統でしたが、参加者一同に是非ともと懇望され、やむなくという体で続いて挨拶をされました。その内容たるや、ここでは詳述は避けますが、官僚的答弁に終始しがちな前書記長と違い、迸るばかりの「非モテ」当事者性にあふれた内容で、演説するうちに大総統閣下のテンションも上がり、場は多いに盛り上がりを見せました。ついでに、その演説中、大総統閣下のズボンのチャックが全開であることが判明し、流石大総統の器にふさわしい「非モテ」ぶりと、大総統閣下の信望はいやましに向上したのでした。

 てなあたりで時間になり、デモ隊は出発。起終点の公園こそ違え、渋谷公会堂の前を通り、丸井の前の交差点を経てハチ公前を曲がり、山手線をくぐって明治通りを戻ってくるというコースは例年通りです。以下に写真を何点かご紹介。もっとも今回、小生はいろいろくたばっていて面倒な手間をかけておらず、写真の出来がいつにも増して酷いことはご寛恕ください。出来が良い写真は協力者の方々からのご提供によります。
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公園通りを堂々下るデモ隊 沿道の群衆も面白がって撮影中

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これまでより手の込んだ「クリスマス粉砕」横断幕と撮影隊

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丸井前の交差点を進む 竹馬に乗った参加者が異彩を放つ

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明治通りを行進するデモ隊 赤の顔伏せが鮭缶大総統

 という感じで、デモ自体は基本的に例年通りつつがなく終わったのですが、今回のデモでは途中で思いかげない出会いというかハプニング(というほどでもないが)がありました。
 それはデモ隊が渋谷公会堂・渋谷区役所の前の交差点にさしかかった時のこと。年末の祝日の午後とて、元々人出が多かった渋谷ですが、この辺りは特に人が集まっていました。というか、なにやら矢鱈と日の丸の旗だの何だのを立てています。そこで撮ったのが以下の写真ですが、あいにく光線の具合が悪く、やけに暗くなってしまいました。少しでも様子が分かるように、クリックするとこの写真は拡大表示します。
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渋谷のNHK附近で交錯する非モテデモ隊と「草莽崛起」な方々(赤で囲ったところ)
(この写真はクリックすると拡大表示します)

 これまでデモを行ってきた古澤書記長は、「12月23日のクリスマス粉砕デモは、警察が右翼のデモとかあって警備の都合上嫌がるから、他の日程が良いかもしれない」などとしばしば発言していましたが、今回のデモに関しては、渋谷で他に天皇誕生日のこの日デモを行う団体はないとの革非同デモ申請担当者の報告でした。ですが、右翼の方々の、デモではない集会があったのでした。
 で、実はこの方々は、革非同デモの始まる前、ハチ公前で政治集会を開いていました。デモ集合前に通りかかって撮った写真を一枚。
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ハチ公前で集会する「草莽崛起」な方々と、その前にたたずむ"キリスト看板"の人
「神は人を愛し罪を取消す 聖書」

 ハチ公前の、小生がいつも東急デハ5001を観察する辺りを人が埋め尽くして、そもそも人出の多い所なものですから、ますます駅前がごった返していました。
 で、国会図書館界隈で小生もすっかりお馴染みになった(過去に小生が永田町で彼らと出会ってしまった時の話は、これこれこれ。先日国会図書館の職員の方と飲み会をしたら、「うるさくて困りましたがもう慣れました」との由)、「草莽崛起」な方々(「草莽全国地方議員の会」が中心のようです)が、「外国人地方参政権 絶対阻止!/ NHK 「JAPANデビュー」 に抗議の街頭宣伝活動」という趣旨で集まっていたようです。現場には二三百人くらいはいたと思いますが、ざっと検索してみても、動画はあがっているようですが、この集会参加者の書いたレポがネット上に殆ど見あたりません。ブログのレポで一つだけ見つけたのが「埼玉県川口市から日本を考える」さんとこの記事ですが、むしろこの集会前の一般参賀の方がメインのようです。ちょっと横を通りかかった感じでは、中韓への非難もしていましたが、この参加者の方も書かれてます通り、もっぱら民主党の小沢一郎幹事長の非難を行っていたようです。この集団に対しての小生の考えは、上掲リンク先の以前の記事に書きましたし、本記事の趣旨と外れますのでここでは繰り返しませんが、一言だけ書いておけば、他者の非難を声高に繰り返すことが何かを「愛する」行為ではないと小生は考える者です。

 それはひとまず措いて、その「草莽崛起」な方々はデモという形式ではなく集会として、このNHK前に集まって抗議活動をしていた様子ですが、歩道に集まるには人数が多いので、附近の車道にもはみ出していました。
 そこへ革非同のデモ隊が通りかかったところ、別に左翼と見なされて攻撃されもしませんでしたが(メガホン握ってたのは自称・ファシストの山田旅団長でした)、何を勘違いしたのか「草莽崛起」な方々の一人がお仲間の行進と思い込んで、小沢幹事長非難のプラカードを掲げて革非同の隊列に混ざり、約30メートルほど一緒にデモをしました(笑)
 流石にシュプレヒコールを聞いて間違いに気づかれたのか、慌てて歩道に戻って革非同デモ隊の写真など撮られてましたが。この一連の流れをカメラに収められなかったのは残念ですが、一応撮ってみたので以下に掲げます。
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間違えて革非同デモ隊に混ざってしまった「草莽崛起」な方(赤矢印)
写真がブレブレで済みませんが、プラカードは小沢幹事長非難の趣旨でした

 念のために書き添えておきますが、本記事は墨東公安委員会の文責であり、革非同や「黒い旅団」、その他このデモの他の参加者の意図を代表するものでは全くありません。

 左翼と間違われても何なので書いておきますが、今回デモの実行指揮を執った、長年の革非同の友好団体にして政治結社「黒い旅団」の代表者・山田団長はファシストを自称しておられます。それが何故少なくともスタイルは左翼の古澤書記長と共闘しているかというと、二人ともモテないともに自衛隊出身という繋がりがあるからで、革非同の発足も自衛隊出身繋がりが大きな役割を果たしているのは当ブログ既報の通りです。復員兵士の党というのは、ファッショとして筋目正しいといえますね。他にも予備自衛官の参加者もおり、そもそも防衛に関心を持つ者が書記長周辺に集まったことが革非同のイベント時に人が集まる一要因となっています。「日本を守る」ことについてこの集団は、結構どうして相当の一家言を持つのであります。
 まあ、革非同と「黒い旅団」の協力については、日本史学科の某氏(この記事中の n-dprj 氏)が「何その非モテ『革新派』」と評してましたが。誰がうまいこと言えと(以下略)

 とにかく、このデモは間口が実は広いので、左翼右翼は問いません。最初の古澤書記長の街頭活動に参加されてた「覚悟」氏とか、「非モテ」の一部には「草莽崛起」な方々と親和性の高いタイプもいたりしますし(そっちが多数派かも?)。ついでに人種国籍性別宗教も問いません。更に更に、彼女 / 彼氏持ちも排斥されません。今回のデモに、彼女連れて来ていた馬鹿が約1名いたとの情報も寄せられております(笑)

 話がそれまくりなので戻します。
 今回のデモが「成功」だったと参加者が確信出来たのは、沿道の反応が良かったからです。天気が良くて人出は多く、当然その相当数がカップルでしたが、革非同デモ隊を見て「きゃー何アレ★」という感じで写真を撮っている人がかなり多く見られました。革非同はおそらく、その後のデートにおけるカップルのトークに於いて、恰好のネタにされていたことでしょう。あれ、何だかカップルをサポートしてるみたいですね(笑)
 もちろん、高校生くらいの女の子同士・男同士(同志予備軍か?)も、結構笑っていました。特に、自転車に乗って連れ立ってやってきていたらしい男子高校生(多分)数名の一団は、大笑いしすぎて自転車がひっくり返りそうになっていました。あれだけ受ければやった甲斐もあろうというものです。
 こういっちゃ何ですが、カップルのトークに一番御法度なのは政治談義です。その点、「草莽崛起」な方々の大集団に対しての方が、カップルはどう対応して良いのかこわばった感じでしたので、我々は「草莽崛起」な方々の十分の一の人数にも関わらず、より効果的な反応を得られたのであると考える次第です。

 これが勝手な思い込みでない証拠に、25日付け『東京スポーツ』紙上に、3段ぶち抜きサイズの写真付きでこのデモが紹介されています。以下にその記事をスキャンした画像を掲げます。
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2009年12月25日付(24日発売)『東京スポーツ』17面
(この画像はクリックすると文字が読めるくらい拡大表示します)

 デモ隊が堂々とした感じで写っていて、流石プロの技だと思いますが、何より大事なのは「季節の風物詩」として認められているということです。B級C級ニュースの権威・東スポがここまで紙面を割いてくれたわけで。しかし革非同デモから市橋被告ネタを引き出しておいて、その直下に市橋被告の記事を持ってくるとは、紙面構成もうまいことやってますね(笑)

 というわけで、「新体制」ゆえの混迷が心配されましたが、今回のクリスマス粉砕デモは終わってみれば概ね成功と思います。一つ改善点があるとすれば、ベテランのフルカツ書記長と違って、今回デビューの山田旅団長のシュプレヒコールは、是非芸を磨いていただきたいと思います。書記長も指導の程。
 長くなりましたがこの辺で。

※追記:このデモのレポを発見。
 workshop PCエンジンおしゃれ計画さん「毎年恒例の革命的非モテ同盟主催クリスマス粉砕デモ」を撮影してきた(ただし、自分は寧々さん同伴でw)。 」
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by bokukoui | 2009-12-30 23:59 | 出来事 | Trackback | Comments(3)

【告知】今年もやります・革非同「12.23クリスマス粉砕デモ」@渋谷

 古澤克大書記長辞任・鮭缶大総統就任との激変に揺れる、ようでいて実は大して変わっちゃいない「革命的非モテ同盟」ですが、既に当ブログでも報じたとおり、今年度もデモを断行することとなりました。革非同当局者によると以下の通り。

「12.23クリスマス粉砕デモ」

日付:2009年12月23日(水・祝)
時刻:15時集合、15時半デモ出発
(開場14時半、解散16時を予定)
場所:渋谷・神宮通公園



 宗教行事としてのクリスマスではなく、日本の「クリスマス」文化に反対する、毎年恒例のデモです。
 集合場所が例年の宮下公園と違い、その北隣の神宮通公園になっているのは、宮下公園が工事で使えないからだそうです。例年ご参加の方はご注意下さい。
 また、デモ終了後17時から打ち上げ兼忘年会が行われる由。
 当日の連絡先などのこのデモの詳細は、古澤前書記長の「はてなダイアリー」に変わってまもなく開設される「革非同」公式サイトで告知される予定だそうです。マスコミ取材(今年は来るのかねぇ?)もそちらで受け付ける由。
 デモの参加は飛びこみ大歓迎ですが、もちろん事前連絡に越したことはないので、参加希望の方はそちらでお願いします。打ち上げも人数の都合があるので事前連絡が望ましいと思われます。

 ところで、デモの申請に行った担当者によると、警察の方に「そろそろシーズンと思ってネット検索してみたら、書記長引退したというから今年はないのかと思った」などと言われた由。もしかすると案外警視庁の方はお暇なのかとの疑念も湧きますが(笑)、しかしここまで書記長が警察当局にも「季節の風物詩」として高く評価(?)されているということは、とりあえずある種“偉業”ということなのかも知れません。

※追記
 「革命的非モテ同盟」公式サイトが暫定オープンしました。デモの詳細や問い合わせはそちらへどうぞ。
 今回のデモは、「革非同」のデモに毎回連帯していた「黒い旅団」(前書記長の戦友だった元自衛官創設の、ファシズムを掲げる謎の政治(?)結社)の山田旅団長が、自団体もいつかはデモをしたいとのことで、ノウハウ勉強のためにも前書記長に代わってデモの実務を担当しておられる由です。一応左翼っぽいスタイルだった(内実は違うけど)「革非同」から、「ファシズム」を自称する「黒い旅団」になったのは赤尾敏的転向、という訳でもないでしょうが。まあ、「非モテ」は左右問わないということで。

 ところで、クリスマスの「非モテ」ネタといえば、ニュースサイト「bogusnews」が毎年クリスマス批判を展開しておりますが、今年は既に早くも2本も記事が挙げられており、同ニュース主幹のクリスマス批判が例年にも増して盛り上がっているようです。

これでもクリスマス祝う? サンタの服作りの陰で悲惨な児童就労(12/15)
クリスマスケーキの陰で過酷な労働─搾乳される途上国女性たち (12/17)

 同じネタの使い回しとは、さすがの主幹もネタ詰まり・・・いえ何でもありません。
 しかしこのニュースの中に、「クリスマス粉砕を唱えて男たちがデモ」というのを入れてもあんまり違和感がないわけで、「革非同」の活動とはそもそもボーガスネタ的なことを本当にやる、馬鹿馬鹿しさにこそ真髄があるのですな。出来れば bogusnews 主幹に取材してもらって、23日だけは"真実"を報道してもらいたいところです。湘南新宿ラインのお陰で、下野の国からでも渋谷まで一本ですし(笑)
 もちろん一般マスコミも歓迎。

※更に追記
 「革命的非モテ同盟」の公式ブログが出来たようです。
 どうでもいい話ですが、URLが"http://d.hatena.ne.jp/himote_league/"になってますけど、 "league"は「連盟」で、「同盟」は"union"ではないかと思いますがどうでしょう。三十年戦争の時もリガを旧教徒連盟、ウニオンを新教徒同盟と訳すのが通例であったと思います。

 更にどうでも良いですが、今年のニュースサイト「bogusnews」のクリスマスの大ネタを忘れてました。

事業仕分け、クリスマスを廃止「効果が国民に見えない」(11/13)

※デモは無事終了しました。
 レポはこちら→「革命的非モテ同盟「12.23クリスマス粉砕デモ」@渋谷 顛末記」

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by bokukoui | 2009-12-23 15:00 | 出来事 | Trackback(1) | Comments(12)

「革命的非モテ同盟」メディア露出&古澤書記長後任・鮭缶大総統就任

 論文類を3つ同時進行で書くなり直すなりせねばならずくたばりそうなのですが、流石に当ブログとして何ぞ書くべき事態が。
 当ブログが公式ブログより正確で詳細な情報をお届けしている(けど誰も読まない)、古澤克大前書記長の創設になる「革命的非モテ同盟」関係の話題ですが、いよいよ12月に入ってクリスマスデモシーズンが近づいたからなのか? 久々にネット上のメディアに露出しておりました。

 「非モテ」に異変 「恋人なんて欲しくない人」急増(Exciteニュース)

 J-CAST配信のニュースというかネタ記事のようで、あとで知りましたがyahooニュースにも載っていますね。
 ちょいと引用。
「非モテ」といえば、恋愛したいのに異性にモテない人、のはずだったが、最近「自主的にモテたくない人」を指す言葉に変化しているのだという。異性に興味はないが、性欲はあり、異性ではない別の何かで興奮する、といった人たちだ。
 そうかなあ? そもそも自分と「恋愛」との間の距離が遠い人全体が「非モテ」で、そこからミソジニー(女性嫌悪)に走ると「喪男」、モテたいと思っていたら「鯛男」でしたっけ、そのへんの話はとっくの昔に「はてな」村とかで行われてきており、今更な感もあります。まあ、「非モテ問題」はネット言論としての消長はあっても、現今の社会状況では普遍的な話題とも言えますが。
 この辺の話題は当ブログの「革非同・古澤克大(フルカツ=furukatsu)書記長観察記」タグをクリックしていただければ、関連記事の一覧が出ます。過去記事の「よりぬき」とあわせご活用下さい(後者は最近更新してませんが)。

 で、古澤前書記長は、「非モテSNS」の代表者などとともにこの記事の取材を受け、以下のように語っております。
なぜ「そもそも恋人なんて欲しくない人」が急増しているのだろうか。「革命的非モテ同盟」の設立に関わった元書記長の古澤克大さんによれば、もともと「非モテ」とは「モテてもろくなことがなく、恋愛を避けて面白おかしく生きた方がいい」「モテることが『正義』という扱いはおかしい」という概念だ。それが「モテるようになろう」に変化した。現在は初めの頃の考え方に回帰している状態なのだという。

こうなった理由は、モテようと努力したものの、結局はモテずに挫折した人多く、「諦めよう」となったことが一つ。また、「婚活ブーム」の中で起こった結婚詐欺事件の影響も大きく、異性に対し開いた扉が閉ざされる結果になっているそうだ。古澤さんはこれからの「非モテ」について、

「生き方は人それぞれで、恋愛をしない『非モテ』、そんな生き方があってもいいと思います」

と話している。
 内容はごく穏当ですね。もっとも「回帰」もなにも、そもそも「変化」があったのか疑問ですが(「非モテSNS」は「モテるようになろう」路線なのかも知れませんが)。しかし、ちゃんと肩書きが「元」になっているのに、取材を受けてコメントしているあたり、ミーハーなところはご健在のようで、最近仕事が多忙で大好きだった「はてな」の更新もせず、お疲れのご様子でしたので、ひとまず喜ばしいことと思います。場合によっては復辟もありうるかも!? 

 さて、いきなり復辟とか言ってますが、古澤前書記長が仕事の多忙を理由に書記長引退を表明されたことは当ブログでも以前、報じました(→「革命的非モテ同盟」古澤書記長、辞任する 起業時代の終焉」)。その後の展開については報じておりませんでしたが、今回の件もあり、また「革命的非モテ同盟 鮭缶」で当ブログを検索されてきた方もありましたことから、以下に簡単にご案内しておきます。

 まず、誤解されておられる方もいるようですが、あくまで書記長が肩書きを外しただけで、革非同のデモは今後もやります。既に手筈は整えられており、近日中に今シーズンの活動が告知されるはず。
 書記長に変わる革非同の新・象徴には、うーんどうご紹介すればよいのか、「非モテ」方面のネットで一時活躍されたものの諸事情によりブログは閉じられましたが、社会学者・鈴木謙介氏の「文化系トークラジオ life」でご活躍らしい、以前は赤木智弘著『若者を見殺しにする国』のキャンペーンサイト「希望は、戦争?blog ~「丸山眞男」をひっぱたきたい Returns~」でもご健筆を振るっておられた、鮭缶氏が、その「つゆだくな当事者性」と学閥(笑)によって、大総統に就任されました(リンク先:鮭缶大総統閣下のTwitter)。今後は大総統閣下のご指導のもと、革非同は進んでいく・・・のかな?

 ま、実のところどのように引き継がれるのかは当事者も目下分かっておらず、大総統閣下も「よきにはからえ」状態で、一方前書記長も革非同の同人誌『カンパニア』発行は自分がやりたい(←コミケのサークル入場証が欲しいだけか?)との由で、まあ案外従前のような感じで変わらずやるのではないかと思います。
 ところで鮭缶氏の肩書きが「大総統」なのは、氏が近代日中関係史をご専門にしておられるところからつけられたものですが、上の J-Cast の記事に即して言えば、現在の革非同周辺には前書記長はじめミリオタ、というか軍事学に関心のある者を最大勢力に、鮭缶氏や小生のような歴史系、その他自動車関係の専門家とか多士済々で、「異性ではない別の何かで興奮する」というよりそっちで忙しくて他に手が回らない、という所のように思います。

 最後に、今年の革非同クリスマスデモは、12月23日を現在予定日として調整が進んでいるようです。また、近日中に、前書記長のブログに代わる公式サイトも開設される由で、新たな動きがありましたら適宜報じることにします。

※追記:23日にデモやります。
詳細はこちら→「【告知】今年もやります・革非同「12.23クリスマス粉砕デモ」@渋谷」
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by bokukoui | 2009-12-01 23:59 | 出来事 | Trackback | Comments(6)

残酷な右翼のテーゼ 大行社とエヴァンゲリオン

 13時過ぎくらいだったと思います。所用で渋谷の郵便局に立ち寄りまして、用を済ませて宮益坂を下っておりましたところ、一台の街宣車が何も放送せずに坂を登ってくるのとすれ違いました。
 「大行社」という、よくハチ公前で街宣をしている右翼団体の車です。昔からいた、最近のネット右翼系とは異なる伝統的?な団体と思っていました。ちょっと検索したところでは、暴力団の稲川会系なんだとか。
 ところがその街宣車、小生がすれ違うかどうか、という場所にさしかかった時、突如スピーカーから耳をつんざくような大音量で音楽を流しはじめました。軍艦マーチ? 愛国行進曲? 君が代?
 いいや。

「残酷な天使のテーゼ」でした。


 いわずと知れた、高橋洋子の歌うアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌な訳ですが・・・街宣右翼も最近はこうなのでしょうか。それにしても音量の大きかったこと。宮益坂下の交差点から振り返ったら、もう坂を登り詰めたのか姿が見えませんでしたが、音は聞こえていました。あの調子で青山学院の前を通過したら、授業妨害もいいとこです。
 街宣車の写真を集めているサイトを参照するに、この三菱「ファイター」の改造車だったと思うのですが・・・「自主憲法制定 自国領土回復」と「残酷な天使のテーゼ」にはどのような関連があるのでしょうか。

 全くどうでもいい余談ですが、小生は「残酷な天使のテーゼ」の歌詞を聴くとどうしても笑ってしまいます。北杜夫『どくとるマンボウ青春記』を愛読した人ならば往々見られる現象ではないかと思います。「パトス」というドイツ語が笑いのツボを押してしまうのです。
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by bokukoui | 2009-11-30 23:59 | 出来事 | Trackback | Comments(5)

永田町でみたび「外国人参政権反対」な「草莽」に出くわす

 例によって永田町の国会図書館に通っておりますと、またぞろ「外国人参政権・夫婦別姓反対デモに出くわす」「またも「外国人参政権・夫婦別姓反対デモ」的な何かに出くわす」のような状況に出くわしてしまいました。別にここはネット右翼観察ブログではないんですけどね・・・

 時はちょうど午前11時頃、小生はこの日夕刻まで国会図書館に籠もるつもりでおりましたので、早めの昼食と思って、永田町の駅から地上に出たところにあるマクドナルドに入ったところでした。ちょうどランチタイムに入ったところで店はビジネスマン風の方々で雑踏しており、自動ドアも開きっぱなし状態でしたから、外の街宣車ががなり立てている声は店内にいてもよく耳に入りました。
 「外国人参政権が実現すれば、押し寄せる数百万のチャイニーズに日本を乗っ取られます」「小沢民主党の陰謀(暴走だったっけかな?)を阻止しましょう」「常識ある国民の皆様に訴えます」とかなんとか、連呼していたように思います。写真は以下の通り。例によって携帯電話の付属機能なので画質は大したことはありません。
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 平日の午前中にこのような活動をしているとは、どのような宣伝主体なのかと思いましたが、なにやら「日本を守る草莽全国地方議員の会」という団体のようです。「草莽」という文字は先日の街頭行動でも目にした覚えがありますので、内容からしても同系統の活動なのでしょう。
 小生がこの街宣に関しいささか心中複雑にならざるを得なかったのは、その時マクドナルドのカウンターにいた女性店員の一人が、ネームカードから察するに中国系と思われたことで、さて彼らの連呼する「中国人の脅威」と、いまここに目の前にいる人とはどのようにつながるのだろう、ということでした。
 外国人参政権問題について小生は関心も知識も乏しいことは以前の記事に書いたとおりですが、少なくとも今現にいる在日朝鮮人を問題とするのならば、問題とすること自体は否定すべきではないのだろうとは思えます(どれほど問題があるのか、実際のところ大してないのかは別にして)。しかし、現在日本所在の集団として政治的な勢力をなしているとは言い難い中国人を、「何百万人」(「何千万」とかも言っていたような気がする)も押し寄せるというのは、いくら何でも飛躍しすぎではないかと思います。それは現実に存する問題ではない、彼らの心中の中のなにがしかの情念の噴出という面が強いのではないか、そう思えます。
 むしろ中国本国を居づらいと思っている人材のうち優秀な人材を招く方が、本当に「中国の脅威」に対抗し、しかも日本の発展にかなうと思うのですが、というのは小生が昔第2外国語の中国語を趙宏偉先生に習っていたからですが。趙先生は「中国は共産党でなかったらもっと発展した」などと力説されるので、学生一同てっきり台湾人だと思っていたら、あとで訳書の翻訳者紹介をみて「遼寧省出身、吉林大学卒」などとあり、驚くとともに趙先生国に帰る気ないんだなあと思った次第でした。確か日本人の女性と結婚されてお子さんもいたんだったっけかな。頭脳流出の一例と申せましょう。しかし趙先生、鼎談本の相手は選んでほしかったなあ・・・
 まあこれは極端な例ですが、むしろ中国人の海外への視線に日本があんまり上がってこない方を心配すべきじゃないかと思う次第です。あと日本側の要因もあると思いますが、話が長くなるし面倒なのでこの辺で終わり。

 もう一点、「草莽」という言葉をこのように使われることにも違和感を感じざるを得ません。やはり「草莽」という言葉を掲げるならば、色川大吉先生の本は読んでおくべきところではないかと思うのですが、おそらくあの「草莽」の旗を今掲げている人たちにそう言っても、色川大吉って阿佐田哲也の別ペンネーム? とでも思われそうな気がしております(←このネタは種村季弘が『書物漫遊記』でやったののパクリです)。豪農層は一応地方議員層につながらなくもなさそうなんですが・・・彼らの「草莽」イメージは『竜馬がゆく』の域をどれだけ出ているのか、出ているにしても司馬遼太郎の下にしか出てないでしょう。
 「草莽」でちょいと検索をかけたら、以下のようなブログが見つかりました。

 遠方からの手紙(別館)さん「草莽とは」

 「草莽」という言葉を外国持参政権反対のような文脈で使いたがる原因を、手短に論じており、小生の無駄に長い文章を読むより遙かに有意義と思いますのでご紹介する次第です。
 よくまとまっているので今更小生が付け加えることもありませんので、以下は勝手な思いつきというか余談。遠方からの手紙(別館)さんの記事にこのような一節があります。
草莽とはほんらい無位無官の在野の人間のことを意味するのだから、いくら地方議会であるとはいえ、税金で養われている議員らが 「草莽」 などと称することじたい奇妙な気はするが、それはまあおいておこう。
 この箇所を読んで、小生はこれとよく似た表現を最近読んだ記憶がよみがえりました。それは、戦前期に政党の退潮と軍部の台頭の間隙で勢力を拡大し、戦時統制経済体制をこしらえた革新官僚・新官僚について、彼らが世間に知られるようになった1936年に書かれた文章です。
さて新官僚と称する役人の一団は、新時代のために新政治をもたらすべく、革新の道に邁進しているということである。彼らの志は常に政権の側に立って改革を行うということにあるから(略)生活の苦労なくして志士たるべくんば、天下の何人が志士たるを欲しないであろうか。かくのごとくして新官僚は、実に猛烈なる志士の一団なのである。(阿部真之助「奥村喜和男」、『現代世相読本』(1936)所収)
 この引用部は、橋川文三「革新官僚」(神島二郎編『現代日本思想体系10・権力の思想』筑摩書房(1965)所収)の孫引きです。最近革新官僚のことにいろいろはまっているので。
 ところで、以前の記事で、この手の「草莽」団体の活動に対し、安倍晋三元首相がビデオでコメントを寄せていたことを記しましたが、この「志士」たることを称して戦時体制の強化に奔走した新官僚・革新官僚の大親分こそ岸信介に他なりませんから、その点ではそれなりに「志士」の系譜がつながっているのでしょうか。
 ただその場合、看板は「保守」ではなく「革新」にすべきと思いますが。

※更新した時刻は下の時刻よりずっと後ですが、出会った日の日付にしたかったのでこうなりました。ご諒承ください。
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by bokukoui | 2009-11-19 23:59 | 出来事 | Trackback | Comments(2)

またも「外国人参政権・夫婦別姓反対デモ」的な何かに出くわす

 今日も今日とて所用にて国会図書館に赴き、流石に疲れ昼食に出掛けようと一旦出て戻りかけた、午後1時ごろでしたでしょうか。永田町駅のあたりから歩いて戻ってきた時、以下のような光景を目にして、きわめてげんなりする羽目になりました。
 とりあえず以下に画像を紹介します。まあ、携帯電話のカメラによるものなので、画質は全く論じるに値しませんが、気分は伝わるかと。
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 道路を歩いていたらこんな情景が眼についてしまったわけで。
 先日の「外国人参政権・夫婦別姓反対デモ」に出くわした時と同じような方々のようですな。

 てなわけで、デジカメを持っていなかったのですが、携帯電話のカメラ機能で撮影したのが以上と以下の写真です。
 かくて、横断歩道を渡って、ずずずずっと彼らに近づいて、以下の写真を撮りました。
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 なにやら幟を掲げてますな。雨が降っているのにご苦労様なことです。
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  ご苦労なのはお巡りさんのことです。
 立っている幟には「日本女性の会『そよ風』」と書かれていたかと思います。
 平日の真昼間(午後1時)から何を演説しているのかと思いきや、小生が通りかかった時にはもはや外国人参政権反対ですらなく、民主党の首脳に対して何ぞ批難の言辞を並べていました。内容は覚えていませんが、「ココ山岡国会対策委員長」とか「宦(菅)官副総理」とかなんか言ってたかなあ。
 で、鳩山総理がどこぞで、宇宙が138億年(?)前からあって、地球が48億年(?)前からあったと発言したらしいのですが、その言葉尻を捉えて、上掲写真のメガホンを持っている人物は以下のように街宣しておりました。

「138億年と48億年前から『友愛』してたんですかぁ!?」

 とりあえず、この人物がオタクであることは確信して宜しいかと思われます。明らかに『創世のアクエリオン』の主題歌ですなこの発言の元ネタは。オタクと排外主義の共通性が高いということはありそうなことですが、残念なことでもあります。

 以上、「在日鉄オタブログ」がお伝えしました。

※更に追記
 国会図書館に通ってたら、彼らにまた出会ってしまいました。
永田町でみたび「外国人参政権反対」な「草莽」に出くわす
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by bokukoui | 2009-11-11 23:34 | 出来事 | Trackback | Comments(8)

「革命的非モテ同盟」古澤書記長、辞任する 起業時代の終焉

 表題の件に付きまして、発表があってから一週間経ちましたが、ネット上の反応があまりに薄いのでさすがに可哀想で、というか「革非同・古澤克大(フルカツ=furukatsu)書記長観察記」なるタグまで拵えて、書記長とその活動についてはネット上で最も詳細な情報を伝えてきたと自負する当ブログとしましては、やはり看過するわけにも参りませんで、なるべく簡潔に一筆。

 まずことの経緯ですが、先週書記長は以下の記事をブログに上げられ、同時にブログ名を「革命的非モテ同盟跡地」に改称されました。

革非同の支持者とかの反応

俺(酒酔)「でさー、書記長辞めること決めたから」

支持者「あ、そう、好きにすれば?」

--

誰か止めろよ!! 誰にも止められなかったよ!!
 これは書記長が辞任を決意した日の夜の話で、小生はその席にはおりませんでした。
 ところがそれよりも少し前、小生はたまたまこの件に関し酔っぱらう前の書記長から辞意を打ち明けられておりましたので、その節の会話を記憶に頼って以下に記録しておきます。

書記長「俺さあ、辞めようと思うんだけど」

墨公委「え? 書記長もう公務員辞めるの? まあ最近の公務員の労働環境は悪化していると聞くし、書記長も最近お疲れのようですし」

書記長「違う違う! 革非同の書記長をだよ」

墨公委「あ、そっち? 書記長が書記長辞めたら、ただの木っ端役人じゃん」

 ・・・さすがの小生も、取り巻きがこんな連中ばっかりだったから辞めちゃったのかな? と、全く自省しなかったわけではありません。

 で、本件に対するネット上の反応は極めて薄く、せいぜい書記長の辞意表明記事に付いた「はてなブックマーク」のコメントくらいなものでしょうか。有村悠氏の「書記長退任しても「普通の」男の子には戻らない希ガス」というコメントには思わず笑ってしまいましたが、ありそうなことです。烏蛇氏が「「非モテ言説」の後始末はきっちりやっておきます」と述べておられますが、氏のブログも半年以上停滞しているようで、どうなるのでしょうか。
 コメントでは、書記長に彼女ができたのではないか? という疑問が複数寄せられていますが、それは違います。それどころか書記長、上に掲げたやりとりを小生とした後、「合コンしたいっすね。墨公委さん、セッティングして下さいよ」などと発言しており、一応は「非モテ」の旗の下に集まったことになっている者に対しその発言はないだろうと呆れましたが、気を取り直して小生「書記長、今の勤め先で交際相手探したらどうですか? 職場結婚は一番多いパターンでしょう」と無難に切り返したところ、そこで書記長の返答は
 ・・・いや、いくら何でもこれは流石に書くにしのびない。

 さて、本記事表題の「起業時代の終焉」とは、古澤書記長についてもっとも鋭い批評を展開されていた労働収容所組合氏のブログ記事「きっかけは公安」に由来します。以下にその一節を引用。
【書記長の肖像】
 とにかく非官僚的。特に、非組織的で、非文書主義的。
 自分に無いものを求めた結果としてプロイセンに行き着いたのだとしたら、あるいは非モテも「無いもの」なのかもしれない。

 起業家精神に溢れている。
 起業家と経営者はかなり違う人種だ。起業家というのは厚顔無恥で、学も無く、アイディアも月並み、計算の概念も知らない。経営者はその対極にあり、人格、理想、勤勉、その他あらゆる美徳を含め、起業家とは比べ物にならない。それにも関わらず起業家が経営(適格)者より遥かに貴重であるのは、彼らが中核たる事業を持っているからである。
 起業家と経営者は、家柄だけが取り柄のイギリスの士官とドイツ人が合理的に磨き上げた組織の歯車としての参謀ぐらい違う。つまり双方が必要とされる場所も、それゆえ要求される技術もまったく異なる。参謀を銃弾の嵐の中に突撃させたり、突撃馬鹿を参謀会議に出席させたりしてはいけない。

 書記長を松下幸之助と称したのは冗談ではなく、最大の賞賛と侮蔑を以てそうしたのである。大起業家としての松下幸之助、そして無能極まる経営者としての松下幸之助を念頭に。
 書記長はこれまで、類い稀なる行動力で、一定の成果(少なくとも知名度)を上げておられました。その行動力については心より敬意を表するものです。だからこそ、それなりに築き上げた成果、小生はその最たるものは結局人的なネットワークであると思いますが、それをこれ以上活用せず某市に引っ込まれるとしたら、勿論仕事などの事情があるにせよ、もったいないなあとは思います。そのへん、書記長は何かを無から生み出す起業家ではあっても、経営者として資産を有効に運用・発展させる点には欠けているのかも知れません。
 となれば、これはこれで妥当な判断かもしれません。また書記長自身、ご自分の事績が消え失せることを望んではおられないようですので、まあ「名誉会長」的に、今後もマイペースにやって行かれればと思います。

 二三余計な感想を付け加えれば、さすがのネット狂いの書記長も、仕事の方に生き甲斐を見いだそうとしているような節が最近はあり、なるほど結局そういうものかと割と納得しました。書記長の自衛隊時代の戦友で、当ブログのコメント欄にもしばしば登場される「無名」氏はかねてから、「現業公務員を350万人採用すれば、赤木智弘氏のような文句を言い出す連中はいなくなり、政治的運動として消滅する」と主張されていましたが、かなりそれは正しそうです。いかがでしょうか鳩山総理。
 また、小生思うに、端で見ていれば書記長は結構なものをネットとデモで獲得したと思うのですが、それは書記長ご自身の欲したものとは別だったのかも知れません。書記長の理想に近いのは、軍事ブログ「週刊オブィエクト」のJSF氏のようなネット上の地位だったのではないかと思います。つまり、書記長を尊崇する信徒が大勢コメント欄に集い、書記長の批判者を寄せ付けないような。もっともそれは、芸の方向性からいってそもそもできなかったろうとは思います。

 そして最後に蛇足。
 書記長辞意表明の記事のコメント欄に、早速書き込んだのが、文字通り“粘着”だった「とろろ芋」氏だったとは・・・書記長周辺では、割と冷静にこの辞任は受け止められましたが、心底から憤慨してくれたのは、「とろろ芋」氏のみであったのかも知れませぬ。

 とまれ、書記長閣下、お疲れ様でした。働き過ぎにご用心。


※追伸:合コンの手配は一応進めてます。

※追記(2009.12.2.)
 後継体制についての情報はこちら
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by bokukoui | 2009-10-27 23:59 | 出来事 | Trackback | Comments(0)

外国人参政権・夫婦別姓反対デモに出くわす その他沈鬱な近況

 心身ともにくたびれた感じがぬぐえませんが、といって休んでいる暇もなく、今日も今日とて国会図書館に出かけました。17時の閉館ぎりぎりまで粘って、最後に雑誌カウンターに返却に行きましたら、隣に並んでいたお姉さんが膨大な雑誌の山をカウンターに返却していました。かさばった雑誌の大きさから少女漫画かな? と思って見れば、その表題は『Dear+』・・・やおい雑誌でした。国会図書館は、エロ漫画の収集率は概して低いのですが(例外が旧『ホットミルク』というあたりが面白い)、やおいはそうではないのでしょうか。

 そんな次第でくたびれた体を引きずって、永田町の駅めざして坂を上っておりましたら、なにやらデモをやっています。ずいぶん遅い時間だなあ、もう暗いのにと思いつつ見ていると、どうも近頃話題の? ネット右翼系のデモじゃないかと気がつきました。矢鱈と掲げる日の丸、主張は「外国人参政権反対」がメインのようです。
 以下に写真を、といってもデジカメを持っていなくて携帯電話のそれなので、辺りも暗かったし、画質はお話になりません。まあ気分だけ。

(写真があるので続きは以下に)
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by bokukoui | 2009-10-17 22:53 | 出来事 | Trackback(1) | Comments(30)

最近のことなど

 前回の記事に挙げた眠気もネット環境も改善しておりません。

 世間は連休だったようですが、小生は不調のままなすところなく、荏苒とここ一週間を過ごしてしまいました。昨日頃から何とか動き始めては居ますが、何とか今月中には旧に復さないと、諸事の予定がどうしようもなく狂ってしまいます。そうやって焦れば焦るほど眠れなくなって悪循環に陥るのですが。


 そんな日々に、更に落ち込むようなニュースが。

 大江志乃夫氏死去 茨城大名誉教授

 何か一つの時代が移り変わっていくような、そんな感を抱きました。
 上掲リンク先は、大江先生の代表作として『日露戦争の軍事史的研究』を詳しく挙げていたので選びました。新聞の訃報などでは大佛次郎賞を受賞した歴史小説『凩の時』を挙げているものが多いようで、確かに同書は名作と小生も思いますが(当ブログで以前ちょこっと触れました。もう改訂版が書かれることもないのですね)、しかしやはり大江先生の代表作は『日露戦争の軍事史的研究』だと思います。

 なんだかもっとまとまった感想を書く精神的余裕がないのが更に無念です。
 今はただ合掌。
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by bokukoui | 2009-09-25 19:50 | 出来事 | Trackback(1) | Comments(0)

国立国会図書館での出会い

 今一つ調子も気分も盛り上がらぬ今日この頃ですが、そんなことばかりも言ってられないので、今日も今日とて土曜日にも関わらず、所用で国立国会図書館に行っておりました。

 で、そこで研究室の後輩の某君を見かけたのですが、そんな個人的な出会いは読者の皆様にとってはどうでもいいことですね。それに、研究室の関係者に国会図書館で出くわすことは、別段不思議でも何でもありません。
 問題の出会いとは、お昼頃に館内ですれ違った中年男性のことです。
 どこかで見た顔のような気がするのですが・・・あの厚い唇に見覚えのあるような・・・

 そこでハタと思い当たったのが、原武史氏ではないかと。

 うーむ、原氏にこんな所で出くわすとは意外・・・って、その言い草はないか(笑)
 当ブログの、原氏の鉄道史観批判企画も頓挫したままで、どころか先日放映されていたNHKの番組すら録画したままでまだ見ておりませぬ。なかなかそのような時間的・精神的余裕が・・・。

 ところで、土曜日ともなると国会図書館もいろいろな人がいて、胡乱なつぶやきをしている不審人物とか、操作がちっとも分からず係員を呼びまくっている人とか、はなはだしきはカップルで来て手をつないで館内をうろうろしている徒輩までおりました。もっともカップルの女性は図書館らしく? 髪の毛が真っ黒天然色のままではありました。
 然るに、国会図書館の出納やコピーなどの受付担当の係の方々は、皆さんラフな格好をしておられるのですが(クールビズ?)、中に一人ド金髪で長髪を束ねたあんちゃんがいたのにはちょっと驚きました。しかしそれは驚く方が間違っているのであって、人を外見で同行するような器の小さい人間では、例え真理を示されても自由になることは出来ないのだろうと自己批判します。

 そう、日曜日の選挙の話は幾つか書きたいこともありますが、国会図書館の話をしたところで、心からこう叫ばせていただきます。

戸井田とおる
落選万歳!!!


 小生が斯様に叫ぶ理由は、以下の当ブログの記事をご参照下さい。

「国会議員が『史料』のためにできる(すべき)であろうこと」
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by bokukoui | 2009-09-05 19:00 | 出来事 | Trackback | Comments(3)