カテゴリ:漫画( 90 )

本日発売 ナヲコ『プライベートレッスン』

 例によって何をする気力もなくへたり込んでいます。暑さのせいもありますがそれだけでもなさそうで。いろいろ返信など書かねばならぬ方々に不義理をしておりまして申し訳ありませんが、まだ回復の糸口が掴めておりませんで、何卒ご寛恕下さい。

 こんな話ばかりも何なので、めでたい話も一つくらいは。

 当ブログでもしばしば感想を書いておりました、百合アンソロジー『つぼみ』掲載のナヲコ先生の作品「プライベートレッスン」が単行本に纏まり、本日発売だそうです。書き下ろしとかの頁も結構ある模様です。今年は『なずなのねいろ』も完結したし、ナヲコ先生の単行本が年に2冊も出るとはめでたい限りです。
 で、何でもブックファースト・COMIC ZIN・とらのあなでイラストカード若しくはペーパーがつくそうで、それも全4種もあるそうで驚きですが、流石に4冊買う予算は・・・とまれ、結構活発な売り込みが行われているようで結構なことと存じます。

 ところで、左の書影をクリックすると芳文社の「つぼみコミックス」のサイトに飛ぶようにリンクを張っておきましたが、そこでは本書のあらすじが以下のように紹介されております。
ピアノの先生兼いとこのとり姉が気になって仕方がないたまこちゃん。
イロイロと頑張るものの、なかなかうまくはいかなくて…。
不安の種もライバル候補(元ぽっちゃり先輩&ほわり美少女&その隣人)も盛り沢山でどーする純真仔犬系女子高生!
ちびちびレッスンキャラまんが(ぽよぽよころころ)や描き下ろし満載のナヲコな1冊。
 あれ、そんな話だったっけ? と思ってしまうのは多分小生が「百合」読者としてかなりイレギュラーなためか、そもそも根本的に人間性が歪んでいるせいなのかはわかりませんが、本作はナヲコ先生の作品としては『voiceful』『なずなのねいろ』に続く音楽漫画シリーズ完結篇(別に三部作になっているわけではないですが)ということになっていると思いますので、「百合」的に「萌え」そうなポイントもあるとは思いますけど、音楽の面も忘れないでいて欲しいところです。
 ちなみに私見を述べれば、『voiceful』『なずなのねいろ』が「原理的に」アニメ化不可能なのに対し、『プライベートレッスン』は不可能ではない、というところが大きな差ではないかと考えていますが、札付き音痴の小生がこんなことを喋々するのも何なのでこれ以上は控えておきます。

※2011.8.12.追記
 特典の詳細は「つぼみ」編集部ブログを参照。

 さて、久しぶりにブログの過去記事を見直してみて愕然としたのは、今年度に入ってから小生が買った書物は、このブログに挙げたものがほとんど全て、つまり『つぼみ』と近鉄の百年史くらいしかないということでした。あと主だったのは京阪の百年史くらいでしょうか。考えてみれば漫画一冊買って読む気力も萎えているようで、インプットがこのざまでは碌なアウトプットが出来ようはずもありませんが、この状況を脱するにはまだしばらくかかりそうです。
 せめて本書でも読んで気分転換を図りたいところですが、酷暑のなか出掛ける体力をどうやって回復するかが当面の課題になりそうです。
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by bokukoui | 2011-08-11 13:50 | 漫画 | Trackback | Comments(2)

百合アンソロジー『つぼみ vol.12』雑感 附:『ひらり、』との比較

 更新が滞りがちなのは、用事に追われていたり体調が不順だったり精神が滅入っていたり、いろいろ理由はありますが、そんな後ろ向きなことばかり書いてもしょうがないので、毎度のこの企画でも書いて梅雨のどんより感を幾らかなりとも振り払うことと致しましょう。

 そんなわけで、今日発売の百合アンソロジー『つぼみ vol.12』(芳文社)です。今まで vol.6 / vol.7 / vol.8 / vol.10 / vol.11 と、ナヲコ先生が「プライベートレッスン」を連載されるのにあわせて感想を書いてきましたが(最初の頃は書いてませんでしたが)、その作品も今回で最終回を迎えました。これを機会に、表題にも付しましたように「百合」アンソロジーについてのまとめ的な話も書いてみたいと思いますが、如上の事情なのであんまり大したことは書けないであろうことはご諒承下さい。


(続きは以下に)
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by bokukoui | 2011-06-13 23:59 | 漫画 | Trackback | Comments(4)

百合アンソロジー『つぼみ vol.11』 雑感

 4月も下旬ですが、今ひとつ気候が暖かくならない、そんな日が続いておりますが、皆様お変わりないでしょうか。小生は階段落ちの傷いまだ癒えぬにもかかわらず、今度は酔ってもいないのに階段を踏み外し、左足首を酷く痛めました。前の右膝の異常も治っていないというのに、ますます引き籠もるしかなさそうで、気分的にも沈滞の一方です。
 しかし景気の悪い話ばかりもなんなので、少しは楽しげな話題を。

 というわけで、今月発売の百合アンソロジー『つぼみ vol.11』(芳文社)です。今まで vol.6 / vol.7 / vol.8 / vol.10 の感想を発売日すぐに書いていましたが、今回はそんなこんなで、なかなか本書を買う機会も手に取るしおも見いだせず、今頃にまでなって感想を書く次第です。
 もっとも、先に書いておくと、感想が遅れたのは決して本号がつまらなかったというようなことではなく、むしろ個人的にはなかなか満足のいく内容でした。あと表紙。メイドさんだわーい(お姫様よりそっちに目が行く・・・)。メイドさんのエプロン姿を堪能するにはむしろ裏表紙の後ろ姿の方がお勧めです!? はともかく、こういう感じの絵は小生好きです。絵師の方についてはよく存じ上げませんが・・・

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2011-04-24 23:59 | 漫画 | Trackback | Comments(0)

ナヲコ『なずなのねいろ』のウェブ上感想リスト 完結記念篇

 本来先月にやろうと思っていて、階段から落っこちたり地震が起こったりでお流れになっていた企画です。そしてこの企画こそ、小生がツイッターのアカウントを取得した、最大の理由だったりします。

 今年2月12日に3巻が発売されて完結したナヲコ『なずなのねいろ』(リュウコミックス)ですが、小生は購入後所用に追われたり階段から落っこちたりとの諸事情により、なかなかゆっくり読めていません。感想は書きたいけれど当分先になりそうです。もっとも、仮に時間があった所で、ナヲコ先生の漫画の感想をなかなかどうして難しいもので、自分でもいつになるか判りません。
 そんなわけで自分の感想を書くのはちょっと先延ばしにして、以前2巻が出た時に当ブログで「ナヲコ『なずなのねいろ』各巻のウェブ上感想リスト」なるものを作成しましたので、今回も完結記念ということで新たなまとめを作成してみることにしました。しかしまず先行研究をまとめるところから始めようとするのは、院生の性というべきか・・・。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2011-04-08 23:59 | 漫画 | Trackback | Comments(0)

百合アンソロジー『つぼみ vol.10』 略感

 折角の三連休なのに雪がしんしんと降り積もっておりますが、皆様お変わりはないでしょうか。小生は寒さに縮こまっておりますが、流石にいろいろと引き籠もってばかりもおられませんで、いろいろやっていこうと思います。

  さて、この週末は、ナヲコ先生のファンにとっては単行本『なずなのねいろ 3巻』と連載の載っているアンソロジー『つぼみ vol.10』とが同日付で発売、という有り難い日です。雪でもお出かけする必要がない、家で熟読玩味せよという天の配剤でしょうか。

 そんなわけで、ひとまず『つぼみ』の方をざっと読んだので、簡単に感想をば。『なずな』の方は諸事情あってまだ手に入れてませんので・・・。
 『つぼみ』の感想は当ブログでも過去に vol.6 / vol.7 / vol.8 と書いておりましたが、vol.8 で隔月化された後の vol.9 は、全般的な不調というのもあり感想を書けませんでした(ナヲコ先生の「プライベートレッスン」が休載だったのも士気低下の理由ですが)。今回はリハビリがてら、軽く一筆感想を物してみようと思います。

 まずは掲載作品と作者の一覧を。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2011-02-11 23:59 | 漫画 | Trackback | Comments(0)

「なずなのねいろ」連載終了を記念して『COMICリュウ』2月号感想

 『月刊COMICリュウ』の感想を書く当ブログの記事の企画も長らく中断しておりましたが、それというのも万事不調でそんな余裕がなかったからでして、というか記事を書く以前に、買った漫画や本をを読む気力すらない有様で、更にいえば本を買う以前で既に気力が尽きて買いもしていないような、そんな状況が続いていたためでした。

  その状況が大して良くなったわけでもないのですが、それでも今回何とか久しぶりに『リュウ』の感想を書かねばと思い立ったのは、それは小生が同誌を読むきっかけとなったナヲコ先生の連載作品「なずなのねいろ」が、12月発売号で最終回を迎えることとなったためです。ちなみに如上の状況だった小生は11月発売号を積んだままにしていたので、ナヲコ先生のブログを読んで最終回のことを知り、それ以降ますます沈滞していたのはブログ更新が途絶えていたことからもお察しいただけようかと思います(もちろんそれだけが理由じゃないんですが)。

 ところで、「なずなのねいろ」連載が終わってしまったら、今後『リュウ』の購読を続けるか、正直迷っているのですが・・・最近は如上の事情で斜め読みしかしていなかったので、今月発売号を読んで考えてみます。そんなわけで久しぶりのこの企画として、『月刊COMICリュウ』2010年2月号の感想をなるべく簡潔に(長々書く気力もまだ回復してなさそうなので)、以下述べていきたいと思います。

・ナヲコ「なずなのねいろ」
 というわけで、三味線を弾く少女・なずなと、彼女の音に惹かれて三味線部を立ち上げようとする高校生・伊賀君と、彼らを取り巻く人々の物語も、連載32回目にして完結となりました。
 最終回は、三味線部がいよいよ文化祭でお披露目! ちょっと最後が駆け足だったともいえなくはないですが、開かれた場で演奏することの出来なかったなずなのねいろが聞く人々を得ると同時に、なずなの周りの人々のつながりもまた回復されていくという、しみじみとした終わりでした。『voiceful』と通じるものもありますね。連載お疲れ様でした。
 単行本は来年2月発売だそうで、全体をまた読み直してその時に感想が書ければ・・・と思います。「なずな」は後半、一回のページ数が少なくて、ちょっと話のつながりが分かりにくいような気がしたので、単行本で読み直すことを楽しみに、2月を待つことにします。今更ではありますが、毎月12頁よりも、隔月24頁で掲載する方が良かったのかも知れません(『リュウ』にはそういう形で載っている漫画が幾つもあります)。ナヲコ先生もブログやツイッターで述べられているように、原稿が「白い」のが最終回の玉に瑕・・・ですが、それだけまとめるのが大変だったのでしょうね。これも単行本に期待です(ついでに加筆があるともっと嬉しいですが・・・)。
 ところで、しかしこの最終回にはちゃんとトーンの張ってある頁が1頁だけありまして、今や学園を舞台とした漫画ではお約束ではありますが、文化祭の模擬店で「メイド喫茶」やってるのでなずなが「メイド服」
 今号の『リュウ』、なずなは「メイド服」だし「木造迷宮」のヤイさんは巫女さんだったりで、個人的にはもうこれで今号は「元取った」気分です。

・アサミ・マート「木造迷宮」
 上で書いてしまいましたが、今回は年末に出た号ということで? 本来、三文小説家のダンナさんと一つ屋根の下で暮らす健気な女中さんのヤイさんの物語・・・のはずが、今月はヤイさんが巫女さんです。人手の足りない神社のために、サエコさんがヤイさんを引っ張っていくのですが・・・あとサエコさんもですね、まあその。取り残されたダンナさんの鼻水顔が哀れにも可笑しいですね。
 『木造迷宮』には1巻にヤイさん「メイド服」着用があって、4巻ではセーラー服着用のお話もありましたが、この分で行くと来年は・・・ヤイさんナース服? 流石にキャビンアテンダント(スッチー)はないとしても、時代設定的にはバス車掌なんていかがでしょうか。

・蒼崎直「官能小説家 烏賊川遙のかなしみ」
 祝単行本化。この道20年以上のベテラン官能小説家・烏賊川遙先生と、「エロ」を巡って先生と出会う人々の織りなすコメディ(時にほろり)の快作です。
 単行本が出てからも、先月号・今月号と順調に連載されており、2巻もやがて出ることでしょう。今号は「単行本化記念」として、普段と体裁を変えて4コマ(風)になっています。今回のでは、「その時、歴史が呻いた」が特にお気に入りですが、どれも軽妙で面白いです。「超合金の処女(おとめ)」こと御所瓦清美(37)さん(超堅物の編集者、でも編集してるのは官能小説の雑誌・・・)も再登場して喜ばしい限り。
 ちなみに先月号(単行本未収録)は、デブ専に生涯を捧げてしまった作家の話でしたが、一言で要約すれば「その嗜好はわからんけど、情熱のすごさには感動した」という、大変よいお話であると同時に、ノリが良くて楽しいお話でした。両頁見開き一面の夜景を背景に、「この世界で / 本当の自分を貫けずに / 苦しんでいるのは / お前だけじゃないんだぜ・・・!」と絶叫するという、『リュウ』買った人がたまたまこの頁を開いたら「XENON」と間違えそうな展開でした。

 余談ですが、本作も単行本が出たのでネット上に感想が幾つも上がっておりますが、小生がざっと目を通した範囲では、ほとんどの方が本作について、烏賊川先生とその挿絵を担当することになった新人イラストレーターこと「萌え」エロ同人の人気作家・MOMOZIくんとの凸凹コンビの面白さを挙げておられます。もちろんこの、エロを描いていながら世代も分野も違う二人のギャップは、本作の面白さの大きなところですが、それだけじゃないんです。例えば単行本にも載っている、烏賊川先生とそのお母さんとの切ない話など、エロと人のドタバタを、上から下から斜めから、様々に描いているところが楽しいのです。その幅の広さは、声を大にして宣伝しておきたいと思います。

・速水螺旋人「靴ずれ戦記 ―魔女ワーシェンカの戦争―
 これまでのイラストコラム「螺子の囁き」(当ブログの過去記事でも蒸機ネタを中心に度々紹介してきました)の発展的解消として? 連載の始まった速水螺旋人先生の漫画。本来、この連載開始ということも小生的には大ニュースで、当ブログで記事を立てるべき話題だったのですが、ここ数ヶ月の不調でご覧の有様でした。
 そんなうちにも連載は順調に進んで早3話。大祖国戦争中のロシアを舞台に、なぜか赤軍所属の魔女ワーシェンカ(メドヴェージェワ軍曹)と、政治委員(かな?)のめがねっこナージャ(ノルシュテイナ中尉)の冒険? を描く、舞台といい設定といい速水先生でなくては出来ない一篇です。
 今回は12月発売号というわけでサンタクロース・・・ではなくて、ジェド・マロースの登場。正直なところ、神話とかに疎い小生は、ロシアにおけるサンタクロース的存在のジェド・マロースを初めて知りました。で、武装SSの捕虜になったジェド・マロースを救出すべくワーシェンカ大活躍だの雪娘スネグーラチカだのプロペラ推進そりだの対戦車銃だのてんこもりで、可愛くてかっこよくて可笑しくてスタハノフに面白いです。微妙に読者を選ぶかも知れませんが。
 第1話はともかく、第2話・第3話と結局最後はウオトカ呑めて万歳、というロシア的結末を迎えているのもいい感じです。ズブロッカ呑みたい(最近の内臓の調子ではやめておいた方が良いか・・・)。

 ちなみに今号、夢乃むえ「さえもえな日常」シリーズの最新作「チハたん走る!」(毎回タイトルが変わっている)はなぜか女子高生が97式戦車を走らせるお話で、この話の続きに「靴ずれ戦線」が続けて掲載されているため、頁の左右でチハ車とドイツ兵が並んでいるというシュールな展開になっております。狙った訳じゃないでしょうが。
 どっちも女の子と兵器の出てくる漫画ですが、どちらも所謂戦闘美少女モノ的というかイロモノ架空戦記的というか『MCあくしず』的というか、そういう臭味を感じさせない作品なのは全く素晴らしいことと思います。いやほんと。

・田邊剛「ゲニウス・ロキ 異形建築家阿修羅帖控
 今年の9月号(7月発売)に掲載され、面白かったのでまた載ればいいなと思っていた一作。小生同様に感じた人も多かったのか、めでたく2回目が載りました。これは明治~昭和初期の建築家・伊東忠太を主人公とした怪奇ものです。近代史に題材を取った伝奇もの、というのは、しばらく前に一区切りついた「三つ目の夢二」など『リュウ』には結構よく載っている印象がありますね。小生は日本近代史やっているくせに、伊東忠太といえば築地本願寺や今は亡き阪急梅田駅コンコースを作った人、という位の印象しかなかったのですが、何でも実際に妖怪が好きだったのだとか。
 本作はなんといっても絵が素晴らしく、作品の世界とぴったり波長が合っています。相当高密度に描き込んでいながら、全くくどくなく、読みやすい――という言い方は何だか安っぽくなってしまいますが、作品世界に入り込みやすい、こってりしていながらもたれない料理という印象です。
 伊東忠太が妖術使い? として建築物にまつわる悪霊鎮圧に活躍する、荒唐無稽と言えばそれまでの話ですが、しかし素晴らしい絵の語り口に飲み込まれてそんなことは言わせない迫力があります。是非、単行本が出るまで続けてほしい作品です。

 あ、悪い癖でまた文章が長くなってきましたね・・・長くなるから完成しないという悪循環でもあるので、なるべく短く。
 というわけで箇条書きをやめて以下列記していけば、神楽坂淳/伊藤伸平「大正野球娘。」は数ヶ月前からいよいよ野球娘たちと朝香中学野球部との試合が始まりました。いよいよクライマックスで、駆け引きとドタバタとが絶妙に組み合わさって面白いのですが、反面終わりが近づいてきているとも思えばちょっと寂しくもあります。前号でピッチャーのお嬢・小笠原晶子をわざと疲れさせるために出塁させた朝香中学に対し、桜花会側はピッチャー交代! というところで次回へ続く。続きが楽しみ。
 安彦良和「麗島夢譚」も快調に連載中。松浦党水軍の伊織とイギリス人で隠密なミカ・アンジェロが、台湾の支配を巡るスペインとオランダの激しい角逐に巻き込まれたところで、いよいよ17世紀初頭の台湾といえば、の鄭芝龍が登場。今回は激しい戦闘シーンとその残虐さに絶望する天草四郎と、見所がたくさんありましたが、鄭芝龍の登場でこれも続きが気になります。
 そして本誌最大の目玉連載? 安永航一郎「青空にとおく酒浸り」も、MM(マイクロマシン)をお香の力で退治する新キャラクター(ってもう数ヶ月前に登場してましたが)尻神楽さんの話が盛り上がって絶賛連載中。しかし単行本4巻は、というか多分6巻ぐらいまでは出せると思うのですが・・・。ちなみに小ネタも激しい安永作品ですが、今月は背景に以下のようなのが・・・
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「ぐはははは 灰皿にっ テキーラ!!」「死ぬよう」

・・・市川海老蔵の事件は11月25日だったのですが、詳細が報じられたのはもうちょっと後だったと思いますし、よく12月19日発売号に間に合ったなあと。なるほどこう時事ネタを盛り込むような、そんなその時の「気分」で描いているから、安永先生は単行本化に消極的なのでしょうか。

 ベテラン連載陣の話ばかりもなんですので、今回発表のあった『リュウ』の新人賞「龍神賞」入選作品の話も一つ。
 「龍神賞」は金・銀・銅の三段階ありますが、今回銀龍賞に輝いたのが村山慶「セントールの悩み」。翼人やら半獣人やらがいる世界(でも電車で通勤通学してる)で、ケンタウロスの少女が主人公。そのお悩みは「性」に関するもので・・・、と、一歩間違えばただの下ネタになってしまいそうなお話を、絵柄も相俟って可愛らしくまとめています。これはなかなか。「烏賊川遙」もそうでしたが、性についていろんなアプローチの作品があるのは『リュウ』の特徴かも知れず、さてこそこれとかこれのような企画もあったのでしょう。絵も可愛く、しかしありがちな「萌え」絵ではない味わいがあり、選評の吾妻ひでお先生が「かわいい女の子が描ければ この世界食っていけるよ チョロイよ!」と描いておられるのもむべなるかな(『リュウ』の漫画にはそうでないのが結構ある気もしますが・笑)。
 もっとも、個人的感慨を付け加えさせてもらえれば、半人半馬のケンタウロス少女を可愛く描ける人でも、電車をバランスよく描くのは難しいんだなあ・・・ということは痛感しました(今号、星里もちる「ちゃんと描いてますからっ!」に京王線電車が登場しましたが、これは電車をおおむね「ちゃんと描いて」ました。この辺がベテランと新人の差か?)。あと、受賞者コメントがネタなのかマジなのか判断に迷います。

 連載終了といえば、小生がこれも毎号読んではううん、と唸っていた大塚英志/菅野博之「大塚教授の漫画講座」も今回で終了でした。上の「龍神賞」で編集部が、この賞の受賞者は多くが単行本出すまで漕ぎ着けています、と強調している一方、巻末で大塚教授が「持ち込みや投稿をして新人賞をとって担当付いてアシスタントやりつつ連載、コミックス、アニメ化・・・(中略)みたいな「紙の雑誌」を想定したまんが家のサクセスストーリーがこの後は多分、成立しにくくなります」と述べている、その混沌が誌風なのでしょうか。また新たな形で、大塚氏の記事は載せていただければと思います。

 さて、他にもコメントしたい作品は幾つもあるのですが、そして最近、「なずな」のみならず終了作品と新連載とが交錯していて書くべきこのと多い『リュウ』ではあるのですが、流石に現在の調子ではここまで書くのがやっとです。
 というわけで今号の感想はここまでとさせていただきますが、こうして読んでみれば、やはり『リュウ』は小生と波長が合う雑誌のようです。安永先生の単行本は出るか分からないし、速水先生もページ数少なめだからこれまたいつになるか分からないし、それに一応ナヲコ先生も「次回作もお楽しみに!!」ということを信じて(打ち合わせしてるらしいし)、当面は読み続けようかなと思います。
 あ、でも、波長が合いそうといっても、流石に今号附録の「コスプレ&イラスト はやぶさカレンダー」は意味不明でした。もちろんブルートレインでも新幹線でも戦闘機でもない方の「はやぶさ」ですが、イラストはいいとして「コスプレ」って・・・?

(以下備忘の資料)
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by bokukoui | 2010-12-21 23:58 | 漫画 | Trackback | Comments(0)

今更ながら「三峯徹トークライブ~凱旋~」雑感

※例によって未完

 いろいろ鬱々としているうちに半月も過ぎてしまったのですが、お蔵入りにするのも何なので、一応表題の記事について簡単に。
 で、当ブログは本来メイド・制服系同人誌サークルのおまけコンテンツだったはずが、いつの間にか書いている当人としては歴史を中心にした鉄道系ブログ、のつもりが、アクセス解析を見れば検索上位ランキングを閉めているのは「エロ漫画」そして「三峯徹」というのがお約束なのです。やはりエロは強い、という以上に、三峯画伯の威名恐るべしであります。
 そしてしばらく前に、三峯画伯が「タモリ倶楽部」に登場した話を当ブログで書きましたが、その出演を記念して、こんなイベントが先月開かれておりました。
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「三峯徹トークライブ ~凱旋~」

 昨年、「三峯徹20周年トークライブ」が開かれていたとは聞きましたが、その際は知った時には既にイベント後ということで見る機会を逸しました。で、「次は25周年」と聞いていたイベントが今回前倒しで行われたのであれば、それは是非、とない時間を何とかやりくりして行ってきました。イベントの概要は、本イベントの仕掛人にして三峯画伯研究、というかプロデュース? の第一人者である浦嶋嶺至氏のブログ「浦嶋嶺至のAREA41」の記事をご覧下さい。
 もっとも小生がその後くたばったり用事に追われたり気力が萎えたりしているうちに、本イベントのレポは既にネット上に挙げられておりますので、まずはそちらをご参照下さい。

・探偵ファイル「伝説のハガキ職人・三峯徹 ロフトプラスワンに降臨!」
・えろまんがけんきゅう
 そんなわけで今更感満載ですが、上掲のレポに載っていない、小生の気がついた点などもありますので、まあ全くの無価値でもあるまいと、以下かいつまんで述べてみたいと思います。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-12-13 23:58 | 漫画 | Trackback | Comments(0)

三峯徹画伯「タモリ倶楽部」出演とな

 先月、エキサイトブログで今までのより高度なアクセス解析をつけることが可能になりまして、そこで早速つけておいたのですが、すると当ブログにいかなる検索ワードでやってくる方が多いのかが判明し、なかなか興味深いものがあります。その面白いものの紹介は後日折りがあれば行うとして、ここしばらく検索のキーワードに「三峯徹」がえらく多いことに気がつきました。
 その理由は、こんなところにあったようです。


 三峯徹とは、知っている人は知っている、「エロ漫画業界の座敷童」「投稿ハガキの形を取ったアウトサイダー・アーティスト」というべき方ですが、当ブログでも過去に何度か取り上げまして、それが大手サイトに紹介されたらしくてアクセスが激増したこともありました。三峯徹画伯が何者かの解説をも含めた当ブログの関連記事は以下の通り。

(1)エロマンガ界に激震走る~遂にあの論争に終止符
(2)「浦嶋嶺至(礼仁) 画業20周年トークイベント」に三峯徹画伯を拝む
(3)「三峯徹20周年トークライブ」が開かれていたそうな

 (1)では「三峯」の読み方の話を取り上げています。その中で、当時存在した Wikipedia の「三峯徹」の項目を部分的に紹介しました。ところが(2)の時点では、「載せる価値がない」という見解が優位を占めて、 Wikipedia から削除されてしまい、浦嶋氏が憤慨しておられました。そこで、(1)の記事を書く時にキャプチャした、当時の Wikipedia の 画像を張っ付けてあります。で、やはり憤慨した人が多かったのか、(3)の時にはめでたく復活していました。それが現在の Wikipedia の「三峯徹」の項目です。

 で、なるほど、これは斯界にとって一大ニュースですね。小生は普段は「タモリ倶楽部」あんまり見てないんですが、今晩は是非見ようと思います。テレビに出れば、もう Wikipedia で、削除するのしないのという論争は起きなくなるでしょうね。

==========(以下、番組視聴後加筆)==========

 見てきました。詳細なレポートは録画したどなたかが挙げられるでしょうから、記憶のみに頼って、簡単に。
 解説役としてはやはり、エロ漫画家で三峯画伯の画業の偉大さの宣布者でもある浦嶋嶺至氏、そのほかに結城らんな氏(編集者で浦嶋氏の嫁)、それからキルタイムコミュニケーションの『コミックヴァルキリー』の編集者の方(お名前失念)でした。で、もっぱら浦嶋氏が解説をされ、水道橋博士が司会というか話題を浦嶋氏に振る役で、それにタモリ以下出演者が突っ込む、という展開でした。
 構成は、まずADが近所の本屋で買い集めてきたエロ漫画雑誌を並べ、どこの投稿欄にも三峯画伯の投稿ハガキがある! となったところで、三峯画伯の画業(投稿歴)の年表が掲げられ、年代を追って各時代の画伯の性格をよく表した作品が、でっかいパネルに拡大コピーされて登場。そこで浦嶋氏が解説・・・って完全に美術教養番組のノリですね。で、合間合間に「三峯伝説」の紹介(三峯画伯の投稿が寄せられたら雑誌は大丈夫続く、とか)を差し挟み、そして三峯画伯お宅拝見・インタビュー・作画の様子のVTRが。

 いやあ、なかなかよく仕込んであって感心しました。20年前の投稿を探してきたり(資料提供は浦嶋氏なんでしょうが)、三峯徹画伯の存在を前から知っている者が必ず耳にした逸話、つうか伝説をちゃんと盛り込んでまして。
 で、この番組が面白くなったのは、失礼を承知でいえば、三峯画伯の画業の深さ偉大さを切々と解説する浦嶋氏と、タモリやみうらじゅんなど出演者の微妙な、しかし程よい温度差なんじゃないかと思います。番組中でも突っ込まれてましたが、熱心に語る浦嶋氏は教養番組の解説の専門家みたいで、まあ『日曜美術館』の姜尚中ですか(あれは司会か)、そんな感じに期せずしてなっているところが面白いですね。意識して演じられたのかなとも思います。それで番組が「教養番組」のパロディになるわけで。

 その他、小ネタで記憶に残ったものを。

・現在は毎月30誌程度投稿しており、スケジュール管理のため、各誌の締切が手帳にびっしり。

・ネタ出しを含めると投稿1枚にかかる時間は約5時間。
(これを月に30枚ということは、毎日5時間・・・?)

・三峯画伯の投稿はハガキではなく封書であるが、これは昔実家にいた頃、ハガキで投稿していたら家族に発覚したため。

・体と顔とで使うGペンの種類が違っている。
(この時のBGMが『Gメン'75』

・「手本にした漫画家は誰ですか?」と問われた三峯画伯、「石ノ森章太郎さんです」と答える。みうらじゅん、画伯の作画の様子をVTRで見、「石ノ森さんの『マンガ家入門』(?)の影響は受けている」と指摘。

・好きな寿司のネタは鮪。


 こんな次第でしたが、やはりここでの教訓は、「どんな馬鹿げたことでも20年続けたら伝説になる」ということでしょうか。三峯画伯はVTR中で「生涯投稿を続けていきたい」と語っておられ、今後も我々は生ける伝説を目にすることが出来そうです。
 ところで、上に掲げた以前の当ブログ記事にありますように、三峯画伯の投稿の際の名前は基本的に、「三峯徹(みつみね・とおる)」です。18禁雑誌でない場合は「三峰徹(みみね・とおる)」なんだそうですが、やはり画伯のメインフィールドが成年コミック誌である以上、基本は「三峯徹(みつみね・とおる)」でありましょう。ところが、当ブログに番組放送前後に数多く寄せられたアクセスを解析してみると、検索フレーズには結構な数の「三徹」とか「三峯徹 みみね」、迷ったのか「三峯徹 みみね みつみね」なんてのもありました。しかし、今回の番組で、スーパーは全部「三峯徹」で、読みは全部「みつみねとおる」でしたから、表記や発音の揺れは収束の方向に向かうことでしょう。それがこの番組の最大の功績? なのかもしれません。
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by bokukoui | 2010-10-15 23:58 | 漫画 | Trackback(1) | Comments(0)

アサミ・マート『木造迷宮』4巻・別館 略感


←アサミ・マート


 1巻(正確には巻数表記がありませんが)そして2巻と当ブログで過去に感想を書いて(おそらくは他の誰もが考えないような茶々を入れつつ)参りました、一軒家で「三文作家」の独り者のおっさん(ダンナさん)と割烹着姿の女中さん(ヤイさん)とが暮らす日常を描いた、アサミ・マート『木造迷宮』シリーズですが、順調に読者を増やしていったのか、4巻に加えて別巻ならぬ「別館」まで発売になりました。・・・ん、そういえば3巻は今年の3月に出ていたんですね。小生も買ってはいたけれど、秋葉原で統一協会に出くわした一件とかにブログの内容が取られていたりして、感想を書くのを逸したと思われます。
 もっとも感想を書かなかったのは、3巻はヤイさんの過去篇という大きな山はありましたが、シリーズとしては順調に前からのコースを進んでいる感でした(決してマンネリって意味ではなく、読んでほっと出来るということです)ので、新たに何か書こうと強く思わなかったからかもしれません。その点、今回は2冊出ているし、傾向としてもイレギュラーなところがあるので、簡単に一筆しておきたいと思います。

 今回2冊同時発売になったうち、4巻の大部分は『月刊COMICリュウ』連載分ですが、4巻には『木造迷宮』のプロトタイプになったという掌編「ネコとコロッケ」が収録されています。2000年の作品だそうで、絵のタッチが今と結構違っていますが、ダンナさんとヤイさんの基本的な設定は本編と共通しているようです。で、プロトタイプとしてもっとも大きな本編との違いは、ヤイさんの大きな「訳あり」設定です。
 それが何かは本書をお読みいただくとして、僅か8ページの短編ですからその「訳あり」については何も説明はなく、しかしそれがじっくり余韻をもたらす、なかなかの一篇です。でもアサミ・マート氏は、この「訳あり」設定を当初本編に盛り込もうとされていたそうで・・・結果的にはそうでなくて良かったといえそうですが、当初アサミ・マート氏が考えていたことと、『リュウ』で『木造迷宮』を読んだ読者の求めていた世界との間に、微妙な差があったところが面白くもあります。

 『別館』ですが、こっちはアサミ・マート氏が同人誌で発表していた方の『木造迷宮』です。同人まで手を出すことが滅多にない小生も、アサミ・マート氏の同人誌は数点入手していましたが、さすがに全部集めるのはいろいろ大変なので、このような形でまとめられたことは大変嬉しく思います。
 で、こっちの主人公の女中さん・百目さんは、表紙の絵の通りヤイさんとはいろいろ対照的です。家事の手腕に独り者のダンナさん(こっちはロボット研究所の所長らしい)こそ共通していても、見た目の違いに加えて、ダンナさんをダンナさんとも思わぬ尻への敷っぷり(そして嬉々として敷かれまくっているダンナさん)、一升瓶を抱え込む酒豪(ダンナさんは飲めません)、街の流通の七割を支配する闇の勢力?も震え上がる戦闘力などなど。でもいつも無愛想なようでいて、時折見せる異なった表情が可愛らしいのです。あ、でも、激怒した時の表情は怖いですね、歯がサメみたいになってます(笑)。
 日常のほんわかした情景を描く「ヤイさん」の方と比べると、こっちは結構ドタバタコメディ色もあって、本編とはまた違った楽しさがあります。そして『リュウ』に掲載された、百目さんとヤイさんの夢の(二重の意味で)共演の一話も『別館』に収録されています。両者の対照的なところと共通したところとが同時に味わえる一篇ですが、今後もこういうお話は描かれるのかな?

 まとめて考えると、「訳あり」ヤイさんとか百目さんのような割と変化球なキャラクターではなく、ど直球というべき(本編の)ヤイさんで『木造迷宮』が『リュウ』誌上に掲載されはじめたことは、読者を広げる上でやはり良かったのではないかと思います。ま、女中はともかく「メイド」方面じゃあらゆる意味で「変化球」が「本流」ということになっておりますが(笑)、女中さんの世界は本作のお陰でそうならなかったことは慶賀の至り・・・といっていいのか、まあ個人的感興ではそう思います。
 で、今回4巻では、ページのざっと三分の一が、ヤイさんが学校に迷い込んで(?)セーラー服姿で大活躍(ブルマもあるよ! ちょうちんだけど)、という、ダンナさんがろくすっぽ登場しない、いわば「色物」に割かれていますが、今まで直球で積み重ねてきたものがあるからこそ、ありがちな「萌え」でない味わいがあるのだと思います。そうなると、むしろここで百目さんが登場したりプロトタイプが公開されることは、作品の世界をより豊かにしても、しっちゃかめっちゃかにする心配はないわけですね。
 4巻と別館の巻末を見ると、気の早いことに5巻が「来春発売」などと告知されてますが、この調子で本道を着々、でも時々道草しながら、今後もお話が続くことを期待します。アニメ化もあるかも?

 と、ここまでアサミ・マート氏と『リュウ』編集部が展開してきた作品群を賞賛して参りましたが、それだけで終わる当ブログではありません。スッポンのように執念深く、例の疑問点をも追求し続けます。
 その疑問点とは何か。
 それは当ブログの1巻(当時は巻数表記はなかったんですが)の感想記事「アサミ・マート『木造迷宮』~建築学的にこれってあるの???」の中で述べた、ダンナさんとヤイさんが暮らす家の間取り図の矛盾です。1階と2階で通し柱が立てられそうにもない謎の構造、あり得ないほど広い廊下や階段。大体漫画本編とも矛盾してるんじゃないかと。
 そのことを小生、当ブログ上で1巻発売時に指摘しましたが、2巻になってもなお改善は見られませんでした。ところがそれが、多少の変化が見られたのです。
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『木造迷宮』4巻目次ページの間取り図

 1巻の間取り図とご比較下さい。共にスキャナを使っていないのでお見苦しい点はご容赦を。
 で、どこが変わったかといいますと、図に赤で示した箇所ですが、まず2階の無駄な廊下が廃止され、その分部屋が広くなりました(この廊下については該記事コメント欄でも「やたら不自然に見える」との声がありましたが、さすがに編集部も同様に思ったようです)。ヤイさんが日曜大工で広げたのか(百目さんならやりそう)、不動産屋のサエコさんが業者を入れたのか?
 もう一つは1階の玄関周りで、「ゲタ箱」だった箇所が多少仕切り幅を変化させて「納戸」になっています。確かにあんな奥行きの深い(畳の大きさから見て1.5mはある)下駄箱はなさそうですね。

 しかし、しかし。肝腎の1階と2階の柱の位置がずれているとか、縁側が家の中にあるとか、廊下・階段の幅などの点は今なお変わっておりません。これは5巻発売までに、あるべき間取り図を作成して編集部に送りつけるしかないのか。
 なお一つ補足しておくと、この2点の変化は、実は3巻の時に既に起こっています。3巻の間取り図と4巻の間取り図は基本的に同じですが、4巻の間取り図では階段の途中に小さな字で(上の図では潰れて読めません。すみません)「家事百景」とありますが、意味はよく分かりません。おまけイラストの「家事百景」とも特に関係なさそうだし・・・?
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by bokukoui | 2010-10-14 23:59 | 漫画 | Trackback | Comments(3)

百合アンソロジー『つぼみ vol.8』 感想(祝隔月刊化)


 当ブログは昨晩(というか本日未明)に交通博物館解体工事や跡地に見る万世橋駅跡の写真記事をアップしたばかりですが、これまで vol.6vol.7 と感想を書いてきた百合アンソロジー『つぼみ』の vol.8 が発売になり、今回から隔月刊行になったことを記念して、発売日に買って読んでみました(これまでは発売日の前日に店頭に出回っていたのですが、今回は三連休明けが発売日だったせいか、前日の店頭では見かけませんでした)。
 それではなるべく簡潔に(これは毎回の課題ですがうまくいきませんね)、以下に感想を述べてみます。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-10-12 19:15 | 漫画 | Trackback(1) | Comments(0)