カテゴリ:漫画( 90 )

『COMICリュウ』附録『リュウH』雑感及び性的表現に関し思いつき

※本記事は7月末日掲載予定で書き始められたものが、7月後半よりの心身ともの不調で延引し、それでも何とか8月末の時点(こちらの記事を完成させた直後)でほぼ完成するところまで書き進められておりましたのが、あと少しというところでまたダウンしてしまい、その後さらに一月以上を経て多少の加筆修正を施し、漸くアップするに至りました。しかし8月末現在として書いた部分を直すのも面倒ですし、そもそも時事的な流れにはすっかり取り残されてしまっている記事を今更10月の日付で掲載するのも何なので、この日付の記事ということにしてあります。この間の経緯はこちら及びこちらの記事にあるとおりです。何卒ご諒承下さい。


 とうとう予定の半分も片付かぬまま、8月も終わろうとしております。暑さもあって何もかも億劫になっていた我が身の不徳の致すところではありますが。
 で、ブログの方も予定している記事は幾つもあるのですが、大幅に積み残しております。そのような不良債権的記事中でも最も問題だったのが、先月20日のロフトプラスワンのイベント月刊『創』主催の「マンガの性表現規制問題徹底討論」のレポでした(苦笑)。前篇はともかく、後篇「続レポ・『マンガの性表現規制問題徹底討論』および雑感」はイベント3日後に途中まで書いてアップしたまではまあいいとして、その後1ヶ月以上放置しておりました。
 が、やっとこさ数日前に、今更ですが、完成させておきましたので、奇特な方はどうかご参照下さい。該記事の末尾に書きましたように、動画中継やツイッターなどのある昨今にまとめでもあるまいかと思って途中で書く気力を喪失していたのが直接の理由でしたが(反響もなかったし)、少し時間をおいて考え直すことにも多少の価値はなからんかと思い、レポを纏めておいた次第です。しかし、例によって例の如くというか、時間が経って考え直せば考えは拡散して纏まるはずもなく、結局レポまとめの落ち穂拾いとして本記事を書いておくこととしました。

f0030574_2535158.jpg で、それはそれとして、これまたブログに書くのを積み残して翌月の号まで発売されてしまいましたが、『月刊COMICリュウ』2010年9月号(7月発売)の附録冊子『リュウH』について一筆をば。左の表紙画像の画質がいまいちなのはスキャナがないものでご寛恕ください。公式サイトとかにも表紙が掲載されてないんで・・・

 この附録冊子は、『リュウ』本誌連載作品の中から4作品を選んで、「エッチ度200%アップ」な番外編としたものだそうです。以前に「『リュウ』編集部はえっちな漫画を出してみたかったんじゃないか」だとか『裏・COMICリュウ』とでも題して、今の連載陣でエロマンガ雑誌を出したらどうかなどと半分冗談で書いておりましたが、本当になって嬉しいというか正直びっくりしました(笑)。
 で、連載陣の中から『リュウH』に選ばれた栄えある? 作品は以下の通り(掲載順)。

 ・いけ「ねこむすめ道草日記」
 ・ナヲコ「なずなのねいろ」
 ・天蓬元帥「ちょいあ!」
 ・アサミ・マート「木造迷宮」


 それにしても、今にして後悔しているのは、上に挙げた「マンガの性表現規制問題徹底討論」のイベントの前に、これを読んでいかなかったことです。買ってはいたんですけど、例の如く読んだのは月も改まってだいぶ経ってのことでした。読んでいれば、大野修一『リュウ』編集長にいろいろ問い質したんだけどなあ(笑)。このイベントの日、(あんな質問をしておいて)終了後大野編集長に『非実在青少年読本』にサインして貰いました。そのついでに多少お話をさせて貰ったのですが、『リュウH』を読んでいれば作家のセレクションの理由とか、『リュウ』の今後のH方面の展開構想とか聞けば良かったのに、と後悔している次第です。
 その際のことは、一月以上経っているので、細かいことはあやふやになってしまっていますが、安永航一郎『青空にとおく酒浸り』の単行本がなかなか出ず、今でも3巻までしか出ていない(5巻は出せるはず)のは、安永先生にその気がないから(たまたまそうでもなかった時期に、単行本企画を進めたそうです)であって、雑誌を買わせようという編集部の陰謀ではないそうです。安永先生のさる旧作が最終巻が出ないまま数年経っているのは編集部となにやらあったためらしいですが、『リュウ』編集部はそんなことは現状ないようなので、読者は瀬戸内海の西の方に「単行本だせ~」と電波を送りながら気長に待つとしましょう。
 なお、『非実在青少年読本』について大野編集長がインタビューを受けている記事(の転載)を発見しましたので、以下にご紹介しておきます。
 大野編集長からは、短い時間のお話でしたがいろいろな企画を立てて『リュウ』を盛り上げていこうという熱意が感じられ(押井監督の本は売れたので続篇を出すとか、プラモ関係の企画とか)、最近は長期連載作品がいくつか完結を迎えたりもしていますが、今後ともいろいろ展開していくようです。『リュウH』も、『非実在青少年読本』にとどまらず、実際にマンガで非実在青少年の「H」なものを実践しようという試みなのかも知れません(そういえば、『非実在青少年読本』のアンケートに答えているマンガ家や作家には『リュウ』関係者が十数名もいるのですが、『リュウH』の執筆者とは一人も重なっていないんですよね)。
 あ、そうそう、ナヲコ先生の担当編集者は大野編集長ご自身だそうで、・・・ということは『なずなのねいろ』1巻や『からだのきもち』巻末あとがきマンガに出てくる編集者って、大野編集長だったんですね。ナヲコ先生の描いた大野編集長像を、『とりから往復書簡』での大野編集長の描かれ方と比べると、なかなか楽しめます(笑)

 というわけで話を戻しまして、『リュウH』の掲載作選びの基準は不明ですが、ナヲコ先生の登板はまずもって順当ですね。他の方の作歴はよく存じませんが、商業誌で成年コミック描いていたのはナヲコ先生だけ・・・でいいよね?
 で、高校生青春三味線マンガがどう「H」になるのか? 三味線とエロといえば小生がまず思いつくのは、中島らも「寝ずの番III」です。「寝ずの番」は映画化されてまして、予告編はネット上で見ることが出来ます(リンク先はいきなり音声が出るので注意)が、この中で堺正章や中井貴一などが演っている、こんなのを三味線部のみんなで歌うってのは・・・違いますかそれ。確かに津軽三味線と今里新地の芸者の三味線はそりゃ違・・・以前の問題ですね、はい。
 閑話休題、「なずなのねいろ」の『リュウH』版とは、花梨さんと眞さんの二人のお話でした。本編で既にただならぬ関係であったことがそれとなく描かれていた二人の関係が、過去に遡って描かれます。親族関係としては姪と叔父が、三味線の弟子としては先輩(兄弟子ならぬ姉弟子?)と後輩、という捻れた関係だった二人が、眞さんが三味線を捨ててギターに持ち替えたことをきっかけに、一線を越えていくのですが・・・花梨さんの表情が素晴らしいですね。
 そして、本作は12ページの短編ですが(最近は「なずな」の連載は毎月12ページなんですが)、この後ろにあと4ページ「然るべき」続きを描き足せば、その昔の『COMICアリス倶楽部』なんかの掲載作同様に・・・と前世紀以来の読者である小生はつい思ってしまいましたが、それだけ誌面に直接描かれていなくても、余白に感じさせるものがあるわけで、それこそはナヲコ先生の特長であると思います。

 他の作品について簡単に触れておくと、いけ「ねこむすめ道草日記」はスケベな河童が盗撮を試みる話ですが、むしろいつもの「道草日記」と同じく楽しいのどかなお話であっても、そんな「H」ってわけでもないと思います。天蓬元帥「ちょいあ!」は・・・こういう即物的なハダカの描写は中学生が好きなんじゃないでしょうか、こういうのは。アサミ・マート「木造迷宮」は4ページの掌編で、ヤイさんが行水中わんこにじゃれつかれてどうこう、というたわいない話ですが、ヤイさんのおみあしの描写に力があり、特に足の裏がなかなか。大谷崎を彷彿・・・ってのは流石に褒めすぎか(この号の『リュウ』本誌の4コマに谷崎が登場してたなあ)。
 というわけで、「H」といっても4作品は異なっていて、そこらへんが大野編集長の狙いでもあったのかなあと思います。とはいえこの4作品を比較すると、ナヲコ先生の作品の「H」さはかなり性格が異なっているように感じられます。先にも書きましたが、直接的に脱いでるとかはだけてるとか、そういう描写は「なずな」にはないんですけど、読者の心の中に想起されるものが圧倒的に「H」だってことです。
 もっともそれだけに、一見してはその意味がわからず、ネット上では『リュウH』のレビューで「なずな」を「エッチじゃない」などと書いている輩もいたりするわけですが・・・まあ本編の文脈にも多少依存している以上、そういう感想が出るのもしょうがない、かな・・・しかし即物的な描写ばかりに目を奪われるのも、ちょっと寂しい気もします。
 で、そんなナヲコ先生の特長(もちろん直接的描写もその気になればすごいことは、『Sweet Sweet Sister』読者ならご存じでしょうが)を発揮した本作について、作者ご自身がツイッターでご感想を述懐しておられましたので、以下に引用紹介しておきます。

つくづくおきらくHが描けないらしい…。←リュウHを見ながら
3:30 PM Jul 20th webから

 決してそうではないと思いますが、そうと仮定したところで、それは作者の個性として特長と捉えればよいものと愚考します。

 さて、以上マンガと「H」、つまり性的描写の話をして参りまして、またこれまでにも東京都条例案の「非実在青少年」問題に関連するなどして、この種の話題を当ブログでいくつも扱ってきましたが、それについて今まで書き漏らしたようなことを少し補足しておきたいと思います(大まかには今まで書いたことと重なっていると思いますが)。この問題に即していえば、ナヲコ先生の作品は、直接的描写は一見おとなしくても、含むものが別個あるところに、性を描写することの面白さや奥深さ、表面的な規制では掴みきれない何かが存在していることを示唆するようにも思います。
 それはともかく、以下は纏まらぬ思いつきの雑彙なのでお暇な方だけどうぞ。

(纏まらぬ思いつきの雑彙なのでお暇な方だけどうぞ)
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by bokukoui | 2010-08-31 23:59 | 漫画 | Comments(2)

百合アンソロジー『つぼみ vol.7』略感~百合のつぼみを召し上がれ

 しばらく間が空いておりましたが、その事情説明や言い訳はとりあえず後回しにして、旬の話題で更新しておきます。

 というわけで、以前当ブログでも vol.6 の感想を書いた、百合アンソロジー『つぼみ』の最新刊の感想を簡単に。同誌はこれまで季刊だったのが、これからは隔月刊化するそうです。前回書いた予想が当たりましたね。
 なお、小生のマンガ読みに際しての師匠の一人であるたんび氏が、小生のお貸し申し上げた『つぼみ』の vol.3 と vol.5 の感想を書かれておりますので、同誌にご関心のある方は是非ご一読を。貸した当人は感想を書くことがあるのかというと、まあその・・・。


 で、初手から話が逸れますが、今回の記事の表題に何か気色悪い副題が付いているのは、先日(といっても結構前のことですが)「百合のつぼみ」を食べる機会に遭遇したからであります。
f0030574_23175712.jpg
 その時カメラを持っておらず、携帯電話附属のカメラでの撮影なので、画質が悪いのはご寛恕ください。
 これは渋谷の台湾料理の有名店・麗郷で某日食事をしておりましたところ、メニューに「百合の花炒め 鮮炒金針花」とあった料理です。メニューには百合の花とありましたが、これは見ての通りつぼみですね。味はアスパラガスの穂先に似ていますがより上品で、歯触りはアスパラの穂先よりもシャキシャキと心地よく、花のつぼみだけあって爽やかな香りも微かにする、なかなかの品でした。お値段も結構でしたが(1500円)。
 ところで「金針花」という文字に何か見覚えがあった気がしたので、いつぞやも猫を食う話でネタ本にした石毛直道『鉄の胃袋中国漫遊』のページを繰ってみたところ、この食材が出ていました。四川省の重慶で屋台の火鍋屋の具材として登場していましたが、四半世紀前と比べて日本でも火鍋はメジャーになったなあという感慨はさておき、そこでは「金針菜」とありましたが、写真で見る限りは同じもののようです。何でもこれは、ユリ科のカンゾウ(萱草)という花のつぼみなんだそうで、なるほど「百合の花」ではあります。カンゾウは和名を「忘れ草」ともいい、これを食すと憂いを忘れるとの言い伝えがあるそうです。
 『つぼみ』編集部が作家さんを招いて「隔月刊化記念パーティー」とかやる場合は、是非中華料理店で開催し、このメニューをメインに据えていただきたいものです。

 余談はさておき、今回から隔月刊という発展を遂げた本誌、公式サイトも出来たそうです。11日発売となっておりますが、今日の内に手に入れて読んでしまいました。隔月刊化でも「お値段・ページ数はそのまま」らしいですが、その割には高いな・・・と思ったら、今回は何やらイラスト集の小冊子が付いてきたためのようです。
 それでは、以下に収録作品の一覧を上げておきます(小冊子を除く)。
西E田 カバーイラスト
ヤスダスズヒト カラーイラスト

吉富昭仁「しまいずむ」その11・その12
水谷フーカ「ロンリーウルフ・ロンリーシープ」第1話
かずといずみ「めとらば」前編
コダマナオコ「レンアイマンガ」第2話
カサハラテツロー「タンデムLOVER」#3
かがみふみを「なかよしにっき」
大朋めがね「Green.」episode:2
三谷知子「ニックネーム・アパート」
杉浦次郎「わんらぶ」わんこ2
きぎたつみ「ロンサム・エコー」中編
藤が丘ユミチ「エンドレスルーム」vol.2
磯本つよし「ガールズライド」#3
縞野やえ「ダーリン・ダーリン」後編
由多ちゆ「わたしの花」
ナヲコ「プライベートレッスン」#4
玄鉄絢「星川銀座四丁目」(話数表記なし)
玄鉄絢「caterpillar & butterfly」
 これまで「読み切りいっぱい」を標榜していた同誌でしたが、前号から既にそのきらいはあったとはいえ、隔月刊化によって収録作品の三分の二あまりが続き物になってますね。これには賛否両論ありそうで、一つの作品世界がじっくり掘り下げて読めるのは有り難いことですが、これまでの『つぼみ』の良いところだったと個人的に考えている、「百合」の中での多様さのようなものが損なわれないで欲しいところです。小生としては、ナヲコ先生の作品がより高頻度に読めるということで勿論大歓迎です(笑)。

 それでは例によって個別作品の感想を、思いつくままいくつか簡潔に。簡潔にとスローガンを掲げて簡潔になった試しがあんまないのですが・・・努力します。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-08-10 23:59 | 漫画 | Comments(6)

続レポ・「マンガの性表現規制問題徹底討論」および雑感

 存外に長くなって、更新にも時間がかかっておりますが(追記:完成したのが当初アップしてから1ヶ月以上もかかって済みません)、「レポ・月刊『創』プレゼンツ『マンガの性表現規制問題徹底討論』」の続きです。

 承前の記事で述べたころまでに既に22時を回っており、ここで会場から質問や発言を募ることとなりました。実際の応答では質問の内容が幅広い場合後回しにして他の質問と応答を先にした場合もありましたが、以下のレポでは個々の質問や意見・それへのパネラーの発言を、適宜編集して個別に対応した形で書こうと思います。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-07-23 17:53 | 漫画 | Comments(2)

レポ・月刊『創』プレゼンツ「マンガの性表現規制問題徹底討論」

 昼間は矢鱈蒸し暑かったり、それでいて夜は案外涼しかったりして、そんな気候でへたり続き、ろくすっぽ身動きも取れず仕事の能率が下がって締切を超過し、焦れば焦る程さらにくたばっていく悪循環で、今月の前半を費やしてしまいました。一応少しは片も付き、この三連休頃からなんとか復活しつつありますが・・・
 繰り言はこの辺にして、久々に見学したイベントのレポを。この3月から急激に盛り上がった、東京都青少年健全育成条例の改正問題(当ブログでも何度か紹介しました)について、一応6月の都議会で当初の案は否決されたものの、9月の都議会で再度議案となることは確実なので、月刊誌『創』を発行している創出版企画としてこの問題を考えるイベントが新宿のロフトプラスワンで催されることとなりました。
「非実在青少年」とは?
「マンガの性表現規制問題徹底討論!」


 石原都知事が言明している通り、秋以降の都議会で再び青少年条例改定をめぐる攻防戦が火を吹くのは明らかです。この際、この間問題になった論点を整理するとともに、議会の裏側でどういう攻防が行われ、次の都議会にどういう案が出されるのか、それに対して今どんなことができるのか、そういうことを議論したいと思います。
ロフトプラスワンは壇上のみならず客席を含めて議論を行う場です。当日は客席にもマンガ関係者が訪れる予定なので、出演者の話を一方的に聞くだけでなく、次の都議会へ向けて具体的にどんなことをしていけばよいかなど、会場からも発言を受け、この問題について議論をしたいと思います。会場からの発言大歓迎です。

【出演】山本直樹(マンガ家)、藤本由香里(明治大学准教授)、永山薫(評論家)、長岡義幸(インディペンデント記者)、谷雅志(日本雑誌協会編集倫理委員会副委員長)、西沢けいた(民主党都議)、兼光ダニエル真(翻訳家)、大野修一(『COMICリュウ』編集長)、揖斐憲(『サイゾー』編集長)、他。
(註:『サイゾー』編集長は欠席) 
司会・篠田博之(月刊『創』編集長)


(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-07-20 23:59 | 漫画 | Comments(0)

続・出版労連主催「東京都青少年条例の改悪に反対」集会見学記

 「出版労連主催『表現の自由への規制を許すな! 東京都青少年条例の改悪に反対』見学記」の記事が長すぎてひとつの記事に入りきれなかったので、やむなく一部をこちらに移します。メモを取った時にはそこまで長くなるとは思わなかったのですが、割とメモの取りやすい発言の多い集会だったので、圧縮する余計な部分が少なかった=それだけ密度が濃かった、ということかもしれません。

(詳細は以下に)
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by bokukoui | 2010-05-25 23:59 | 漫画 | Comments(2)

出版労連主催「表現の自由への規制を許すな! 東京都青少年条例の改悪に反対」見学記


 ここんとこ「統一協会が秋葉原でデモ行進 『児童ポルノ規制強化』を訴える」「どうする!? どうなる? 都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」で、何だか表現規制問題研究ブログのように思われていそうな当ブログです。本当はそうじゃないつもりですが、また東京都青少年条例関係の話題です。
 それは、上に挙げた、先週月曜日豊島公会堂でのイベントなどで開催を知った、以下のような集会です。
6月の都議会へ継続審議となった「青少年健全育成条例」改正案は、「不健全」図書の規制にとどまらず、市民個々人をも規制するものです。この集会では、改正案の問題点を専門家に指摘していただきます。表現の自由を守るため、あらためて条例改悪に反対の声をあげましょう。

「表現の自由」への規制を許すな!
~東京都青少年条例の改悪に反対

・パネリスト
 藤本由香里氏(評論家、明治大学国際日本学部准教授)
 田島泰彦氏(上智大学文学部新聞学科教授)

・コーディネーター
 長岡義幸氏(フリーランス記者)

・日時:5月25日(火)18:30~20:30
・会場:中央大学駿河台記念館670号室

・主催:日本出版労働組合連合会(出版労連)
 というわけで、出版労連主催の集会です。イベントの概要は出版労連のサイトおよび広報ビラをご参照下さい(上のイベント概要は、ビラと当日のレジュメを合成したものです)。この集会が誂えたように、小生の大学の帰りに寄っていけという場所と時間でしたので、覗いてみた次第です。

(詳細は以下に)
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by bokukoui | 2010-05-25 23:58 | 漫画 | Comments(2)

「都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」レポの続き

 5月17日に豊島公会堂で開かれた「どうする!? どうなる? 都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」のイベントレポの続きです。前篇記事「どうする!? どうなる? 都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」をお読みの上、本記事をお読み下さい。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-05-17 23:59 | 漫画 | Comments(0)

「どうする!? どうなる? 都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」

 昼間たかし氏に極めて個人的な用事があったので、氏も取材か何かで来ているであろう表題のイベント「どうする!? どうなる? 都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」に行って参りました(考えてみりゃ東大構内で掴まえられれば良かったんですが)。
 で、会場の豊島公会堂の前で無事に氏と出会い、用件を伝え、ついでに都条例問題を受けて緊急発刊された『マンガ論争2.5』を一部購入し、しかしそれで帰るのも何なので、話を聞いてきました。この会場では3年前の5月に「同人誌と表現を考えるシンポジウム」が開かれ、当ブログでもレポをアップしました。今回はその当時と比べてもネット関係のメディアが進歩し、動画のネット中継もなされたそうので、レポは今更と思わなくもないですが、3時間のイベントの動画をひたすら見るのも大変といえば大変でしょうし、当ブログの普段の傾向とは逆に、箇条書きによる要点のみの紹介にとどめておきます。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-05-17 23:58 | 漫画 | Comments(0)

百合アンソロジー『つぼみ vol.6』 略感

 所謂「百合」のマンガの季刊誌『つぼみ vol.6』(芳文社)が本日発売になりました。まあ実は昨日、大学近傍の書店で売っていたので既に買い、帰途に読んでしまっていたのですが。
 で、『つぼみ』シリーズは小生も今までに何冊か読んでおり、そのたび当ブログに感想を書こう書こうと思いながら、結局書くことがないまま今日に至ってしまいました(苦笑)。今回くらいは簡単に一筆しておきたいと思います。
 収録作品は以下の通り。

カトウハルアキ カバーイラスト
かずといずみ カラーイラスト

大朋めがね「Green.」1話
玄鉄絢「星川銀座四丁目」5話
鈴木有布子「キャンディ」2話
きぎたつみ「ロンサム・エコー」上編
天野シロ「あこがレディをもみタイム」
水谷フーカ「はみだし音楽隊」
関谷あさみ「無限遠点」3話
犬上すくね「はさみとゆび」
カサハラテツロー「タンデムLOVER」2話
コダマナオコ「レンアイマンガ」1話
藤が丘ユミチ「エンドレスルーム」
縞野やえ「ダーリン・ダーリン」前編
矢直ちなみ「一緒にかえろう」
青木俊直「SWEET LIPS」
磯本つよし「ガールズライド」2話
森永みるく「ひみつのレシピ」5話
ナヲコ「プライベートレッスン」3話
吉富昭仁「しまいずむ」10話
 で、本書は帯に「読み切りいっぱい」と書かれてはいますが、収録作品一覧を見れば明らかなように、むしろ続き物(連作短編・他誌連載作品の出張を含む)がざっと三分の二を占め、これは今までと比率が逆転している位だと思います。特に今回第1話だとか前編とか上編とかになっているのが4篇もあり、続き物重視の雑誌へと方向転換を図るのでしょうか? となると、やはり次まで3ヶ月というのは長いので、季刊からより短期間への刊行をめざしているのでしょうか? vol.5と同じページ数なのに収録本数は増えているのも、そんなことを感じさせます。

 有り体に言えば、小生は本誌をナヲコ先生の作品目当てで買いだしたので(『月刊COMICリュウ』の場合と同じですね)、特に「百合」に対するこだわりは無いのですが(小生の「百合」ジャンル観についてはいつか機会を見て一筆出来ればと思います)、そのような「百合」に対し縁の薄い読者にも取っつきやすい話が多い雑誌と思います。それは本誌の諸「百合」作品が、単純に女の子同士のいちゃいちゃ度を競うのではなく、いわゆる恋愛にとどまらない多様な関係にも広がっているものがそれなりにあるからではないかと、勝手に思っています。もしかすると、そのように様々な関係を丁寧に描くには、続き物の方がより適している、ということかもしれません。

 それでは個別作品の感想を、思いつくままいくつか簡潔に。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-05-12 23:59 | 漫画 | Comments(0)

『青空にとおく酒浸り』単行本化記念で『COMICリュウ』近号雑感

 諸事に追われた反動からか一日のうち20時間を床の中で過ごしたりして、すっかり連休(とその後の数日)を無駄にしてしまった小生ですが、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。毎度の繰り言ばかりも能がないので、いい加減体調も回復してきたようですし、そろそろ一筆。
 で、ここんとこ、速水螺旋人先生のイラストコラム「螺子の囁き」に鉄道ネタが出た号だけ更新していた感のあるこの企画ですが、今回ばかりは様相を異にしまして、本誌の看板連載マンガ? が遂に単行本化されたことを祝して一筆。この記事も本当は先月中には執筆掲載しておく筈だったんですが(苦笑)


 てなわけで、創刊一周年の号から『COMICリュウ』を読み出した小生が、同誌を今に至るまで購入し続けている原動力として、ナヲコ先生は別格としても、速水螺旋人先生と並ぶくらいは重要な作品が、遂に単行本化されました。今ざっと検索してみても、ベテラン安永氏(そういえば小生も昔、誰かの家で『超感覚ANALマン』を読んだ記憶が・・・)の9年ぶりの単行本だとかで、地味なリュウコミックスにしては(偏見)話題になっているようです。雑誌に連載しても単行本にならないことで定評ある(?)安永氏の作品らしく、本作も『リュウ』創刊以来一度も休むことなく連載し続けること既に4年に近いというに、ちっとも単行本化されておりませんでした。で、創刊一周年とはすなわち13号から、とは「青空にとおく酒浸り」も13話から読み出した小生ですが、その素晴らしい下らなさ、細部まで行き届いた阿呆らしさにすっかり魅せられました。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-05-08 23:59 | 漫画 | Comments(2)