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アバロンヒル創業者C・S・ロバーツの追悼記事と鉄道ゲーム『1830』

(本文は大部分作成せるも年頭から不調につき近日中掲載予定)
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by bokukoui | 2010-12-31 23:59 | 鉄道(その他) | Trackback | Comments(0)

『西尾幹二のブログ論壇』をご恵贈いただく~ぜんざいの塩

 率直なところそれほど気の進む記事ではありませんが、来年に持ち越すのも何なので年内に何とか書いておきます。

 それは少し前の記事でちょっと触れましたが、当ブログの過去の西尾幹二氏に関する記事の一部が、西尾氏がブログなどをまとめた本『西尾幹二のブログ論壇』(総和社)に掲載され、そのため発売日直前に同書を一部ご恵贈いただいた、というものです。

 まずは何より、ご恵贈いただいたことに感謝申し上げます。小生は、以下に再度述べますように、西尾氏とその取り巻き連のご意見には全く賛同できませんし、そのことをブログでも明記しておきましたが、そのような意見についてもブログを本にする際に収録し、そのネット上の文章の執筆者にもご恵贈下さるというご丁寧な姿勢は、まことにご立派なことです。
 ただし、本書巻末の「執筆者一覧」の「編集部からお知らせ」には、連絡の付かなかったブログ筆者に宛てて「献本と薄謝を差し上げたい」からご連絡乞う、とあり、当初小生が編集部からいただいたメールにも同様の旨記述がありましたが、編集部から送っていただいた封筒には本と手紙しか入っておりませんでしたが・・・まあ、かえって気まずいので、これでいいのでしょう。

※追記:その後、「薄謝」は送っていただきました。

 なお、本書にご収録いただいた拙ブログの記事は、以下の一連の記事の一部です。

 『諸君!』秦郁彦・西尾幹二「『田母神俊雄=真贋論争』を決着する」
 ・秦郁彦・西尾幹二「『田母神俊雄=真贋論争』を決着する」評 続き」
 ・『田母神俊雄=真贋論争』を決着する」評 蛇足的まとめ
 ・『諸君!』秦郁彦・西尾幹二対談評への西尾氏のコメントについて


 また、以下の記事も関連する内容を含んでおりますので、ご参照いただけましたら幸いです。

 ・アパグループ『謀略に!翻弄された近現代 誇れる国、日本。』瞥見
 ・「建国記念の日」に思う 「条件付き愛情」的な「愛国心」

 さて、小生の、西尾氏の歴史に対する見方については、上掲記事に既述してあり、大きく付け加えることはありません。西尾氏の本書も、基本的には西尾氏のブログの文章を、トピックごとに引用部も含め再録したものですので、これも付け加えることはあまりありません。
 ですのでこれでご紹介を終わってしまっても構わないですし、率直に言えば小生の考えとは氷炭相容れぬ書物について喋々するのは読む方も書く方も楽しいとも思えませんが、しかし多少胸に閊えているものもあり、一筆しておきます。

(胸のもやもやを愚痴っているだけなのでお暇で物好きな方のみどうぞ)
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by bokukoui | 2010-12-30 22:06 | 歴史雑談 | Trackback | Comments(2)

今日の東急デハ5001号の状況(62)「ハチ公前広場運営協議会」?

 またぞろ間が開いてしまいましたが、季刊にまではならず、何とか隔月程度での本調査です。今回は年末ということで、比較的写真も多めに、お送りしたいと思います。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-12-26 23:59 | [特設]東急デハ5001号問題 | Trackback | Comments(4)

革命的非モテ同盟「クリスマス粉砕デモ」@渋谷 今年も実施

 数日前に告知しましたとおり、今年も革命的非モテ同盟クリスマス粉砕デモが渋谷で行われました。
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デモ後の記念写真
(鮭缶大総統はじめ写っていない人が何名かいます)

 で、例年通りデモについて述べたいのですが、小生は今年不調の極みでもあり、十分な取材も出来ず、特に手持ちの画像が事実上上掲一枚しかありません。そんなわけで雑駁ではありますが、一応書いておきます。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-12-23 23:59 | 出来事 | Trackback | Comments(4)

12月18日に秋葉原で統一協会がデモ

 本日は、当ブログでも告知(ぎりぎりになってしまいましたが・・・)したように、革命的非モテ同盟のクリスマス粉砕デモがありまして、当然当ブログとしましてはそれに関する記事を書く予定なのですが、その前に一つ、別のデモについて備忘的な記事を起こしておきます。
 今年当ブログで恐らくもっとも多くの来訪者の方をお迎えした記事は、3月20日の「統一協会が秋葉原でデモ行進 『児童ポルノ規制強化』を訴える」だったと思うのですが、先週末に秋葉原で再度統一協会が類似趣旨のデモを行ったというものです。この件については既にネット上に詳細なレポが上がっておりますが、小生もさる方から本件に関する情報を得ておりますので、それをご紹介させていただきます。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-12-23 23:58 | 出来事 | Trackback | Comments(1)

鍋焼うどんの探求(17) 味のデパート コシバ@川崎

 鍋焼うどん企画を続けますが、今回は本郷を離れて川崎へ。なぜ川崎かといいますと、当ブログの先ほどの記事「鉄道とエロの微妙なお話~京浜急行電鉄社内報『けいひん』より」中にあるように、神奈川県立川崎図書館に調査に行ったためです。で、川崎駅から図書館へと歩いている途中、やや遅めの昼食を摂ろうと思い、沿道の飲食店に入った際の成果が今回のものです。
 というわけで、川崎駅付近の味のデパート コシバにて、「なべやきうどん」(780円)を食しました。
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(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-12-22 23:59 | [特設]鍋焼うどん探求 | Trackback | Comments(0)

鍋焼うどんの探求(16) 藪蔦@本郷(6丁目)

 ブログの更新が停滞していたので、その間の分が溜まっているこの企画も、だんだんと片付けていこうと思います。
 というわけで、ここ2回は本郷通りを北上してみましたが、その続きです。もっとも前回のお店よりは、少し南にありますが、本郷弥生交差点を少し西片の方に折れたところにあるお店・藪蔦にて、「鍋焼うどん」(1200円)をいただきます。
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(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-12-22 23:58 | [特設]鍋焼うどん探求 | Trackback | Comments(0)

鉄道とエロの微妙なお話~京浜急行電鉄社内報『けいひん』より

 前回の記事に書きましたとおり、お陰様で当ブログの記事も1000件に到達しました。
 で、折角なら1000件達成後の記事は何か特別なもの、とも思うのですが、今だ本調子とは言いかねる(という状態が半年以上続いている気もしますが)ので、あまり重厚長大なものは書けそうにありません。そこで、当ブログのアクセス解析による来訪者の方の検索ワードの傾向に基づき、表題のごときお題を掲げてみました。つまり当ブログは、書いている当人は鉄道関係の話題中心のつもりが、来訪してくる方はエロ漫画関係のワードの検索によるものが多いようで・・・ま、「(エロ)マンガと鉄道」という企画も当ブログでやってましたし、そのネタもあるのですが、とまれ、エロと鉄道に関する微妙なネタを最近見つけましたので、備忘として一筆。

(有り体に言ってシモネタ(艶ネタ?)なので気になさらない方のみどうぞ)
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by bokukoui | 2010-12-22 23:57 | 鉄道(その他) | Trackback(1) | Comments(8)

ブログ記事1000件到達御礼&クリスマス粉砕デモ告知

 2005年の大晦日に当ブログを開設して以来、先ほどの「『なずなのねいろ』連載終了を記念して『COMICリュウ』2月号感想」の記事で、当ブログの記事が累計1000件に到達しました。物事を続ける根気に全く乏しい小生としては我ながら意想外のことで、それもご愛読下さっておられる皆様のご声援のお陰と御礼申し上げます。
 もっとも1000件といっても、2007年夏までは毎日更新のためにどうでもいい身辺些事的なものも多いので、最初の1年半で500件、その後の3年半でもう500件という感じです。最近はペースが落ちていますが、忙しいというよりむしろ気力が全て萎えているからでして、本業が快調な時はブログも更新している気がします。
 1000件目の記事を、明るい話題とは言いかねますが、「節目」としてはふさわしい話題で飾れたことは何かの縁と思います。5年間でざっと50万PV+αの閲覧をしていただいたものと推測しておりますが、その閲覧者の皆様が、なにがしか面白いと思っていただければ有り難く存じます。最近は、当ブログの記事の一部が単行本に掲載されたり、またこれはブログではなくて以前の同人誌ですが具体的な反響があって、それなりに活動がきっかけとなって広がっていくものがありましたことを嬉しく思います。

 で、今後ですが、1000件を記念して、「リンク」でも設けようかと考えています。正月に調子が良ければ。また、タグやカテゴリも整理して、その説明も設けたいと思います。なにより、「よりぬき『筆不精者の雑彙』」「MaIDERiA出版局」を復旧させねばならないのですが、サーバーに問い合わせを送ってもなしのつぶてです。なるべく早くこれも何とかしたいと思っております。
 実は、当ブログには仕掛品というか、ネタは集まっていてコンテンツのアウトラインも書いてあるものがたくさんあります。論文の方もそうなのですが、最近は着想を得たりネタを仕込んだりして脳内にほぼ完成形は見えているのに、それを形にする時に気力が萎えてどうにもならない、ということが極めて多い状況です。しかし、書かれなかったどんな素晴らしい論文や記事も、書かれたどんなくだらない論文や記事には及びません。今少し調子が回復してきた気もしますので、年内に部屋の大掃除と共にその滞貨の一部でも片付けておきたいと思います。なにせ、ネタとして Firefox のタブで開いたまんま保存している頁が多すぎて、パソコンの動作が不安定になることがある位で(苦笑)

 と、書いても実現するかは我ながら怪しいですが、今後ともご愛顧いただけましたら幸いです。

 さて、ついでといっては何ですが、事実上明日に迫っているので遅ればせながら告知をしておきます。
 毎年恒例となっている、革命的非モテ同盟によるクリスマス粉砕デモが、23日に渋谷で行われます。以下、公式サイトの案内を転記。
2010年クリスマス粉砕デモ・実施決定!

毎年恒例のクリスマス粉砕デモの実施が決定しました。詳細は下記の通りです。
【主催】
革命的非モテ同盟

【目的】
「日本におけるリア充クリスマス文化に反対するため。」

【集合場所】
渋谷・神宮通公園

【日付】
2010年12月23日(祝)

【日程】
14:00~ 開場
14:30~ 集合・事前説明
15:00~ 出発
16:00  到着・撤収

【注意事項】
・危険物、凶器の持ち込み、危険なパフォーマンスは禁止です。
・主催者の指示、警察の規制には従ってください。
・写真撮影の際は被写体の方に許可をとるようにして下さい。
・マスコミの取材の可能性がありますので顔出しNGの方はマスクやサングラス等をお持ちください。
・ゲバスタイルは右翼等の襲撃の危険がある為お控え下さい。
・類似品にはご注意下さい。
・現時点で予定です。変更の場合があります。


【お問い合わせ】
himoteleague@gmail.com

また、バレンタイン粉砕デモ、ホワイトデー爆砕デモも2月12日(渋谷)、3月12日(池袋)でそれぞれ予定されています。
 というわけで、今年も帰ってきました。場所は昨年と同様です。ご用とお急ぎでない方は、一つ見物にでもお越し下さいませ。

 なお、「類似品にはご注意下さい。」とはどういうことかといいますと、何でも今年は24日に、所謂「ネット右翼」といいますか、近年とみに目立つようになった排外的、特に中韓に対する差別的言動や行動の風潮の中でも特に目だつ、「在日特権を許さない市民の会」なる集団が、24日(革非同の翌日)に同じ渋谷で「クリスマス粉砕デモ」をするという噂があるのです。そういえば去年のクリスマス粉砕デモは、「草莽崛起」な方々とバッティングなんてことがありましたね。
 彼らの主張についての当否は今は措くとしても、彼らの主張と「クリスマス粉砕」はつながりが全く分かりませんし(進駐軍の持ち込んだ腐敗文化?)、何より早くからクリスマス粉砕デモを実行してきた革非同関係者としては、真似されたようで不愉快にもなりましょう。革非同としては「元祖」「本家」のクリスマスデモであることを、今年は強く打ち出してきたいもののようです。

 それはともかく、今年の革非同クリスマス粉砕デモは、革非同現代表の鮭缶大総統が振られた女性を連れてくるという未確認情報が飛び交っており、大注目です。そして大総統のズボンのチャックは今年も全開なのでしょうか。前代表・終身名誉書記長の「エロゲ御殿」(エロゲをするために防音工事をしたらしい)は完成したのでしょうか。全ては23日に明らかになる、かは分かりませんが、まあ暇な人は一つ宜しくお願いします。

※追記:デモは無事終わりました。レポはこちら→

(以下余談)
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by bokukoui | 2010-12-21 23:59 | 出来事 | Trackback | Comments(4)

「なずなのねいろ」連載終了を記念して『COMICリュウ』2月号感想

 『月刊COMICリュウ』の感想を書く当ブログの記事の企画も長らく中断しておりましたが、それというのも万事不調でそんな余裕がなかったからでして、というか記事を書く以前に、買った漫画や本をを読む気力すらない有様で、更にいえば本を買う以前で既に気力が尽きて買いもしていないような、そんな状況が続いていたためでした。

  その状況が大して良くなったわけでもないのですが、それでも今回何とか久しぶりに『リュウ』の感想を書かねばと思い立ったのは、それは小生が同誌を読むきっかけとなったナヲコ先生の連載作品「なずなのねいろ」が、12月発売号で最終回を迎えることとなったためです。ちなみに如上の状況だった小生は11月発売号を積んだままにしていたので、ナヲコ先生のブログを読んで最終回のことを知り、それ以降ますます沈滞していたのはブログ更新が途絶えていたことからもお察しいただけようかと思います(もちろんそれだけが理由じゃないんですが)。

 ところで、「なずなのねいろ」連載が終わってしまったら、今後『リュウ』の購読を続けるか、正直迷っているのですが・・・最近は如上の事情で斜め読みしかしていなかったので、今月発売号を読んで考えてみます。そんなわけで久しぶりのこの企画として、『月刊COMICリュウ』2010年2月号の感想をなるべく簡潔に(長々書く気力もまだ回復してなさそうなので)、以下述べていきたいと思います。

・ナヲコ「なずなのねいろ」
 というわけで、三味線を弾く少女・なずなと、彼女の音に惹かれて三味線部を立ち上げようとする高校生・伊賀君と、彼らを取り巻く人々の物語も、連載32回目にして完結となりました。
 最終回は、三味線部がいよいよ文化祭でお披露目! ちょっと最後が駆け足だったともいえなくはないですが、開かれた場で演奏することの出来なかったなずなのねいろが聞く人々を得ると同時に、なずなの周りの人々のつながりもまた回復されていくという、しみじみとした終わりでした。『voiceful』と通じるものもありますね。連載お疲れ様でした。
 単行本は来年2月発売だそうで、全体をまた読み直してその時に感想が書ければ・・・と思います。「なずな」は後半、一回のページ数が少なくて、ちょっと話のつながりが分かりにくいような気がしたので、単行本で読み直すことを楽しみに、2月を待つことにします。今更ではありますが、毎月12頁よりも、隔月24頁で掲載する方が良かったのかも知れません(『リュウ』にはそういう形で載っている漫画が幾つもあります)。ナヲコ先生もブログやツイッターで述べられているように、原稿が「白い」のが最終回の玉に瑕・・・ですが、それだけまとめるのが大変だったのでしょうね。これも単行本に期待です(ついでに加筆があるともっと嬉しいですが・・・)。
 ところで、しかしこの最終回にはちゃんとトーンの張ってある頁が1頁だけありまして、今や学園を舞台とした漫画ではお約束ではありますが、文化祭の模擬店で「メイド喫茶」やってるのでなずなが「メイド服」
 今号の『リュウ』、なずなは「メイド服」だし「木造迷宮」のヤイさんは巫女さんだったりで、個人的にはもうこれで今号は「元取った」気分です。

・アサミ・マート「木造迷宮」
 上で書いてしまいましたが、今回は年末に出た号ということで? 本来、三文小説家のダンナさんと一つ屋根の下で暮らす健気な女中さんのヤイさんの物語・・・のはずが、今月はヤイさんが巫女さんです。人手の足りない神社のために、サエコさんがヤイさんを引っ張っていくのですが・・・あとサエコさんもですね、まあその。取り残されたダンナさんの鼻水顔が哀れにも可笑しいですね。
 『木造迷宮』には1巻にヤイさん「メイド服」着用があって、4巻ではセーラー服着用のお話もありましたが、この分で行くと来年は・・・ヤイさんナース服? 流石にキャビンアテンダント(スッチー)はないとしても、時代設定的にはバス車掌なんていかがでしょうか。

・蒼崎直「官能小説家 烏賊川遙のかなしみ」
 祝単行本化。この道20年以上のベテラン官能小説家・烏賊川遙先生と、「エロ」を巡って先生と出会う人々の織りなすコメディ(時にほろり)の快作です。
 単行本が出てからも、先月号・今月号と順調に連載されており、2巻もやがて出ることでしょう。今号は「単行本化記念」として、普段と体裁を変えて4コマ(風)になっています。今回のでは、「その時、歴史が呻いた」が特にお気に入りですが、どれも軽妙で面白いです。「超合金の処女(おとめ)」こと御所瓦清美(37)さん(超堅物の編集者、でも編集してるのは官能小説の雑誌・・・)も再登場して喜ばしい限り。
 ちなみに先月号(単行本未収録)は、デブ専に生涯を捧げてしまった作家の話でしたが、一言で要約すれば「その嗜好はわからんけど、情熱のすごさには感動した」という、大変よいお話であると同時に、ノリが良くて楽しいお話でした。両頁見開き一面の夜景を背景に、「この世界で / 本当の自分を貫けずに / 苦しんでいるのは / お前だけじゃないんだぜ・・・!」と絶叫するという、『リュウ』買った人がたまたまこの頁を開いたら「XENON」と間違えそうな展開でした。

 余談ですが、本作も単行本が出たのでネット上に感想が幾つも上がっておりますが、小生がざっと目を通した範囲では、ほとんどの方が本作について、烏賊川先生とその挿絵を担当することになった新人イラストレーターこと「萌え」エロ同人の人気作家・MOMOZIくんとの凸凹コンビの面白さを挙げておられます。もちろんこの、エロを描いていながら世代も分野も違う二人のギャップは、本作の面白さの大きなところですが、それだけじゃないんです。例えば単行本にも載っている、烏賊川先生とそのお母さんとの切ない話など、エロと人のドタバタを、上から下から斜めから、様々に描いているところが楽しいのです。その幅の広さは、声を大にして宣伝しておきたいと思います。

・速水螺旋人「靴ずれ戦記 ―魔女ワーシェンカの戦争―
 これまでのイラストコラム「螺子の囁き」(当ブログの過去記事でも蒸機ネタを中心に度々紹介してきました)の発展的解消として? 連載の始まった速水螺旋人先生の漫画。本来、この連載開始ということも小生的には大ニュースで、当ブログで記事を立てるべき話題だったのですが、ここ数ヶ月の不調でご覧の有様でした。
 そんなうちにも連載は順調に進んで早3話。大祖国戦争中のロシアを舞台に、なぜか赤軍所属の魔女ワーシェンカ(メドヴェージェワ軍曹)と、政治委員(かな?)のめがねっこナージャ(ノルシュテイナ中尉)の冒険? を描く、舞台といい設定といい速水先生でなくては出来ない一篇です。
 今回は12月発売号というわけでサンタクロース・・・ではなくて、ジェド・マロースの登場。正直なところ、神話とかに疎い小生は、ロシアにおけるサンタクロース的存在のジェド・マロースを初めて知りました。で、武装SSの捕虜になったジェド・マロースを救出すべくワーシェンカ大活躍だの雪娘スネグーラチカだのプロペラ推進そりだの対戦車銃だのてんこもりで、可愛くてかっこよくて可笑しくてスタハノフに面白いです。微妙に読者を選ぶかも知れませんが。
 第1話はともかく、第2話・第3話と結局最後はウオトカ呑めて万歳、というロシア的結末を迎えているのもいい感じです。ズブロッカ呑みたい(最近の内臓の調子ではやめておいた方が良いか・・・)。

 ちなみに今号、夢乃むえ「さえもえな日常」シリーズの最新作「チハたん走る!」(毎回タイトルが変わっている)はなぜか女子高生が97式戦車を走らせるお話で、この話の続きに「靴ずれ戦線」が続けて掲載されているため、頁の左右でチハ車とドイツ兵が並んでいるというシュールな展開になっております。狙った訳じゃないでしょうが。
 どっちも女の子と兵器の出てくる漫画ですが、どちらも所謂戦闘美少女モノ的というかイロモノ架空戦記的というか『MCあくしず』的というか、そういう臭味を感じさせない作品なのは全く素晴らしいことと思います。いやほんと。

・田邊剛「ゲニウス・ロキ 異形建築家阿修羅帖控
 今年の9月号(7月発売)に掲載され、面白かったのでまた載ればいいなと思っていた一作。小生同様に感じた人も多かったのか、めでたく2回目が載りました。これは明治~昭和初期の建築家・伊東忠太を主人公とした怪奇ものです。近代史に題材を取った伝奇もの、というのは、しばらく前に一区切りついた「三つ目の夢二」など『リュウ』には結構よく載っている印象がありますね。小生は日本近代史やっているくせに、伊東忠太といえば築地本願寺や今は亡き阪急梅田駅コンコースを作った人、という位の印象しかなかったのですが、何でも実際に妖怪が好きだったのだとか。
 本作はなんといっても絵が素晴らしく、作品の世界とぴったり波長が合っています。相当高密度に描き込んでいながら、全くくどくなく、読みやすい――という言い方は何だか安っぽくなってしまいますが、作品世界に入り込みやすい、こってりしていながらもたれない料理という印象です。
 伊東忠太が妖術使い? として建築物にまつわる悪霊鎮圧に活躍する、荒唐無稽と言えばそれまでの話ですが、しかし素晴らしい絵の語り口に飲み込まれてそんなことは言わせない迫力があります。是非、単行本が出るまで続けてほしい作品です。

 あ、悪い癖でまた文章が長くなってきましたね・・・長くなるから完成しないという悪循環でもあるので、なるべく短く。
 というわけで箇条書きをやめて以下列記していけば、神楽坂淳/伊藤伸平「大正野球娘。」は数ヶ月前からいよいよ野球娘たちと朝香中学野球部との試合が始まりました。いよいよクライマックスで、駆け引きとドタバタとが絶妙に組み合わさって面白いのですが、反面終わりが近づいてきているとも思えばちょっと寂しくもあります。前号でピッチャーのお嬢・小笠原晶子をわざと疲れさせるために出塁させた朝香中学に対し、桜花会側はピッチャー交代! というところで次回へ続く。続きが楽しみ。
 安彦良和「麗島夢譚」も快調に連載中。松浦党水軍の伊織とイギリス人で隠密なミカ・アンジェロが、台湾の支配を巡るスペインとオランダの激しい角逐に巻き込まれたところで、いよいよ17世紀初頭の台湾といえば、の鄭芝龍が登場。今回は激しい戦闘シーンとその残虐さに絶望する天草四郎と、見所がたくさんありましたが、鄭芝龍の登場でこれも続きが気になります。
 そして本誌最大の目玉連載? 安永航一郎「青空にとおく酒浸り」も、MM(マイクロマシン)をお香の力で退治する新キャラクター(ってもう数ヶ月前に登場してましたが)尻神楽さんの話が盛り上がって絶賛連載中。しかし単行本4巻は、というか多分6巻ぐらいまでは出せると思うのですが・・・。ちなみに小ネタも激しい安永作品ですが、今月は背景に以下のようなのが・・・
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「ぐはははは 灰皿にっ テキーラ!!」「死ぬよう」

・・・市川海老蔵の事件は11月25日だったのですが、詳細が報じられたのはもうちょっと後だったと思いますし、よく12月19日発売号に間に合ったなあと。なるほどこう時事ネタを盛り込むような、そんなその時の「気分」で描いているから、安永先生は単行本化に消極的なのでしょうか。

 ベテラン連載陣の話ばかりもなんですので、今回発表のあった『リュウ』の新人賞「龍神賞」入選作品の話も一つ。
 「龍神賞」は金・銀・銅の三段階ありますが、今回銀龍賞に輝いたのが村山慶「セントールの悩み」。翼人やら半獣人やらがいる世界(でも電車で通勤通学してる)で、ケンタウロスの少女が主人公。そのお悩みは「性」に関するもので・・・、と、一歩間違えばただの下ネタになってしまいそうなお話を、絵柄も相俟って可愛らしくまとめています。これはなかなか。「烏賊川遙」もそうでしたが、性についていろんなアプローチの作品があるのは『リュウ』の特徴かも知れず、さてこそこれとかこれのような企画もあったのでしょう。絵も可愛く、しかしありがちな「萌え」絵ではない味わいがあり、選評の吾妻ひでお先生が「かわいい女の子が描ければ この世界食っていけるよ チョロイよ!」と描いておられるのもむべなるかな(『リュウ』の漫画にはそうでないのが結構ある気もしますが・笑)。
 もっとも、個人的感慨を付け加えさせてもらえれば、半人半馬のケンタウロス少女を可愛く描ける人でも、電車をバランスよく描くのは難しいんだなあ・・・ということは痛感しました(今号、星里もちる「ちゃんと描いてますからっ!」に京王線電車が登場しましたが、これは電車をおおむね「ちゃんと描いて」ました。この辺がベテランと新人の差か?)。あと、受賞者コメントがネタなのかマジなのか判断に迷います。

 連載終了といえば、小生がこれも毎号読んではううん、と唸っていた大塚英志/菅野博之「大塚教授の漫画講座」も今回で終了でした。上の「龍神賞」で編集部が、この賞の受賞者は多くが単行本出すまで漕ぎ着けています、と強調している一方、巻末で大塚教授が「持ち込みや投稿をして新人賞をとって担当付いてアシスタントやりつつ連載、コミックス、アニメ化・・・(中略)みたいな「紙の雑誌」を想定したまんが家のサクセスストーリーがこの後は多分、成立しにくくなります」と述べている、その混沌が誌風なのでしょうか。また新たな形で、大塚氏の記事は載せていただければと思います。

 さて、他にもコメントしたい作品は幾つもあるのですが、そして最近、「なずな」のみならず終了作品と新連載とが交錯していて書くべきこのと多い『リュウ』ではあるのですが、流石に現在の調子ではここまで書くのがやっとです。
 というわけで今号の感想はここまでとさせていただきますが、こうして読んでみれば、やはり『リュウ』は小生と波長が合う雑誌のようです。安永先生の単行本は出るか分からないし、速水先生もページ数少なめだからこれまたいつになるか分からないし、それに一応ナヲコ先生も「次回作もお楽しみに!!」ということを信じて(打ち合わせしてるらしいし)、当面は読み続けようかなと思います。
 あ、でも、波長が合いそうといっても、流石に今号附録の「コスプレ&イラスト はやぶさカレンダー」は意味不明でした。もちろんブルートレインでも新幹線でも戦闘機でもない方の「はやぶさ」ですが、イラストはいいとして「コスプレ」って・・・?

(以下備忘の資料)
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by bokukoui | 2010-12-21 23:58 | 漫画 | Trackback | Comments(0)