歴史にまつわる雑彙~今年のネット記事備忘録

運転手さんそのバスに 僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
こんなはずじゃなかっただろ? 歴史が僕を 問いつめる
まぶしいほど青い空の真下で
 THE BLUE HEARTS の「青空」を聴くと、1940年に「バスに乗り遅れるな」と対独同盟を推進したものの、五年後の夏に敗戦となって皇居前広場で呆然となっている軍人、というポートレートがなぜか浮かんでしまう今日この頃です。もし小生が『日本のいちばん長い日』の再リメイクをするなら、ぜひこの曲は入れたいところでして。
 それはともかく、今年は戦後70年ということで、また世界遺産登録云々の件もありまして、歴史をめぐる話題がひときわ世間の耳目を集めたように思います。本来、このブログでも時機に応じて触れるべきところでしたが、すっかり沈滞しきって如何ともなりませんでした。そしてまた、歴史をめぐるこの間の状況もまた、精神を沈鬱にせしめるがごときものばかりでした。
 そのような中でも小生、ネットで見かけた気になる記事を幾つか、メモのようにしてはいたのですが、ブログどころかツイッターで触れることすら叶わず、今日に至ってしまいました。滞貨一掃といってしまえばそれまでですが、そういった心に引っかかった記事を、以下に備忘としてまとめておきます。時機を逸したものばかりではありますが、むしろ話題の変転が日どころか時分であるネットの時代だからこそ、少し時間が経ってから見直す意義もあろうかと思います。

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# by bokukoui | 2015-11-21 22:42 | 歴史雑談 | Trackback | Comments(2)

「モンスの天使」備忘~第一次世界大戦停戦記念日に寄せて

 今日11月11日は、第一次世界大戦の停戦の日です。1918年11月11日午前11時を以って第一次世界大戦は停戦となり、長きに渡った大戦はひとまず終結しました。これを記念して、欧米諸国では今日は、平和を祈念し戦没者を追悼する記念日になっているそうですが、日本ではぜんぜん知られていません。大変覚えやすい日付なのですが、第一次大戦に対する彼我の意識の差を感じます。そしてこの大戦が世界に及ぼした影響を考えれば、この意識の差はそのままにしておいて良いものではないのではと思います。
 そんなわけで、今日は第一次大戦に関する一挿話をご紹介・・・と思うのですが、これは実は小生が某大学で行っている「日本近代史」講義の使い回しです。講義では毎回紙を配って、感想や質問等を書かせているのですが、第一次大戦の講義をしたとき、こんなことを書いてきた学生がいたのです。
第一次世界大戦に関して質問なのですが、このワードと一緒に、モンスの天使というのを、高校の授業でちらっと聞いたのを覚えているのですが、一体「第一次世界大戦」と「モンスの天使」は、どのような関わりがあったのでしょうか。
 これは面白いことを聞いてくるなあ、面白い高校の先生がいたんだなあと感心して、小生は何回かあとの講義のプリントに、延々と解説を書いておいたのですが、考えてみればほとんどの学生は関心ないであろうことにやたら労力を割いたようでもありました(苦笑)。そんなわけで、この機会に多少の加筆修正を施した上で、ネットに挙げておきます。

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# by bokukoui | 2015-11-11 11:00 | 歴史雑談 | Trackback | Comments(2)

今日の東急デハ5001号の状況(71)

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 一年休止していた当ブログの再開第一弾には、やはりこの企画をもってくることにしました。一年の間にどのような変化があったのか久しぶりに見ておきたいということもありますが、先日東急の車両技術者だった宮田道一氏の訃報に接し、思うところもありまして。小生も『東急電車物語』なんかは愛読しており、その名前は存じ上げていました。残念ながらお会いしたことはない――いや実は一度だけ、東急の車内で乗り合わせたご老人が、大きな封筒を開けて中の書類を読んでいたのですが、その封筒の宛先に「宮田道一様」と書いてあったので、もしやあの方が・・・と思うのですが。そして当ブログの過去の記事「5001保存全史」に登場する幹部社員M氏というのも、おそらくは。
 そしてもう一つ、ここ数年というか今年急に喧伝されるようになったイベントという感のあるハロウィンですが、ワールドカップ騒ぎ以来この手の群集騒動は渋谷でやるものと相場が決まったのか、渋谷では大変な盛り上がりというか騒ぎになっていたようです。その模様を伝えるこんなツイートをたまたま目にしまして。 これでデハ5001がさらに傷つかないか、小生はそれが気になりました。
 そのような次第でこの日、小生は所用の合間を縫って渋谷の駅頭に立ち寄ったのでした。

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# by bokukoui | 2015-11-04 23:59 | [特設]東急デハ5001号問題 | Trackback | Comments(0)

一年間の空白、2015年初の更新

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京王資料館に置かれていた京王デハ2015号(2010年)
現在は多摩動物公園駅に移転している

 気がつけば歳のせいか、時間がたつのがあっという間です。というわけで、近日中に写真をアップしようと思っていた一つ前の記事が、なんとそのまま一年間も経ってしまいました。その間に当然年も変わって2015年になり、それも残り少なくなってきています。上の写真は年にちなんで年賀状に使った写真でしたが、ブログではお蔵入りになりかけていました。
 何で更新しなかったかといえば、実は特段の理由がないのです。前の記事ひとつに限れば、その気になれば1時間かそこらでできる程度のことに過ぎないのに、自分でも分かりません。心が磨り減ったような気がこのところいろいろな局面でしていて、するとわけもなく、自分が楽しいことを諦めれば、きっと良いことがあるのではないかという呪術的な妄想に心を支配されてしまっていた(いる)ようです。そうすれば、「もっと大事なこと」ができるようになるのだと。
 でも、結局楽しいこともせず、人と会うことが減って引き籠りがちになって心が益々へこみ、そして肝心の「大事なこと」すら進みません。思うことをアウトプットし、やりたいことを思うままにやるよう努力するほうが、むしろ人としてあるべき姿なのかとも思います。

 この間の一年、ツイッター上ではぼちぼち活動していましたので、そちらの成果で最近まとめられたものがいくつかありますので、備忘までにリンクしておきます。

 ・「ところで艦これ厨は滅ぼされねばならない」内輪ネタの妄想と、歴史の大系について
 ・「ところで艦これ厨は滅ぼされねばならない」タグをめぐる補論~鳥山仁氏に応えて・ほか
 ・日本史の教科書によく出てくる軍艦はなんでしょう?~近代篇
 ・「日本の生糸の品質が世界一」って、明治初年なのに? 明治初年の生糸事情

 しかしながら、ツイッターと小生との相性は必ずしもよくない、ということも再確認できましたので、今後はできればブログの方に回帰しようと思います。たしかに、時間に余裕はないのですが、といって物言わぬも腹膨るることですし、そしてなにより、いつまで好き勝手にものをいえるのか、薄ら寒い感情を抱かずにはおられない世相ですから。
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# by bokukoui | 2015-10-28 23:39 | 身辺些事 | Trackback | Comments(4)

今日の東急デハ5001号の状況(70)

※一年のブランクを経て完成しました

 大変長らく間が開いてしまい、おまけに本記事もかなり日付をバックデートしておりますが、この企画は決して止めたわけではありません。
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# by bokukoui | 2014-10-28 23:59 | [特設]東急デハ5001号問題 | Trackback | Comments(0)

『ライフスタイルを形成した鉄道事業 シリーズ情熱の日本経営史8』略感


  今月は鉄道記念日もありますし、1日は東海道新幹線開業50周年の日であったりしますので、当ブログでも本旨に戻って?鉄道関係の話題をいくつかまとめてみたいと思います。
 というわけで手始めに、先月とある学会に行ったときに買った本の感想など書いてみようと思います。

老川慶喜・渡邊恵一
『ライフスタイルを形成した鉄道事業 シリーズ情熱の日本経営史8
芙蓉書房出版

 今年8月に出たばかりの本で、ハードカバーですがお値段2800円(税抜)とお手頃です。経営史の入門者や、一般の読者層向けにまとめられたものと思われ、文章も敬体で読みやすさに気を配っていると見受けられます。
 恥ずかしながら、小生はこんなシリーズが出ているとは存じませんでした。それに芙蓉書房といえば、旧日本軍を中心とした軍事史関係の本を出しているところ、というイメージがありまして、ちょっと驚いたのも正直なところです。というわけで、学会で同社が出展していたブースで本書を見つけた小生は、寒い懐でも買えるお値段に気をよくして早速買い込んだ次第でした。
 本書は日本の鉄道業の中でも、表題のとおり現代のライフスタイルを形成する「郊外」の形成に関わった、大手私鉄の経営者を取り上げた列伝です。本書で取り上げられている経営者は、

 小林一三(阪急電鉄) / 堤康次郎(西武鉄道) / 五島慶太(東急電鉄) / 根津嘉一郎(東武鉄道)

 の4人です(掲載順)。

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# by bokukoui | 2014-10-11 23:59 | 鉄道(歴史方面) | Trackback | Comments(0)

『きかんしゃトーマス』が『トッキュウジャー』に参戦?~台湾ところどころ(2)

 いろいろ書きたいことはたまっているのですが、先月後半は台湾でもらってきたらしい?風邪で高熱を出してすっかり棒に振り、そうこうしているうちに年度後期の用事が追いかけてきて、あたふたしております。
 そんなわけでしばらくブログも途絶えておりましたが、今月は鉄道記念日もあるし、先日は東海道新幹線開業50周年でもあったし、本分に立ち返って?鉄道関係の話題を中心に用意しているトピックをいくつか形にできればと考えています。
 なんですが、まだ充分に調子が上がっていないので、今日のところはちょっとした写真ネタで。
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変形してロボットになるらしい「きかんしゃトーマス」にしか見えないおもちゃ
台湾某所で2014年9月上旬撮影
(この写真はクリックすると拡大表示します)


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# by bokukoui | 2014-10-03 23:56 | 鉄道(その他) | Trackback | Comments(2)

台湾の「反日」!?観光キャンペーンと怪しいゆるキャラ~台湾ところどころ(1)

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台湾・台北市内で見かけた「反日租」の広告バス 2014年9月上旬撮影
(この写真はクリックすると拡大表示します)

 少し前に、ちょこっと台湾の台北周辺を観光する機会がありました。といって、特段研究に関係があったり、ブログに書くようなネタを探してたわけではないのですが、せっかくなので小ネタをひとつふたつ。

 そんなわけで台北の街を歩いていたとき、上掲写真のバスが目に入りました。「反日租」と車体側面に大書されています。いきなり、若い女性の肖像と一緒に「反日」なんて文字が目に飛び込んできたので、ちょっとびっくりしました。おまけにその下には「抗日」なんて文字も書いてあります。
 で、地下鉄に乗りましたところ、ホームの広告看板にも「反日」の文字が。
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台北捷運(MRT)駅構内の「反日租」広告看板 2014年9月上旬撮影
(この写真はクリックすると拡大表示します)

 今度は、くま○ンの弟みたいなゆるキャラが背中を見せている横に「反日租」の文字がでかでかと。

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# by bokukoui | 2014-09-13 23:59 | 出来事 | Trackback | Comments(4)

鉄道と戦争の交錯~京成電車と戦車第二連隊の衝突事件 そして横浜線と89式軽戦車

 先日の当ブログの記事で、現在放映中の『RAIL WARS!』というアニメがいかにダメであるかということを縷々説明しましたが、それに対抗して鉄道と戦争の関係についての史実について・・・というわけでは別にありませんが、たまたま先日読んだ地方史に面白い挿話が載っていましたので、ご紹介します。

 小生が読んでいたのは、千葉県習志野市が編集した『習志野市史』です。これがなかなか力作で、通史編1冊・史料編3冊・別編1冊もあり、各巻千ページ前後もあります。小生は近代史しか読んでいませんが、習志野の近代といえば日本陸軍の一大根拠地であり、軍事に関する記述も充実しています。史料編でも陸軍関係の章が立てられており、その解説が軍事史のベテラン研究者で防衛大学校の教授も務めた田中宏巳先生でした。
 また、小生が習志野の歴史を調べようと思ったのは、この地域に京成電車が通ったことで開発が進み、軍隊がなくなった戦後は東京のベッドタウンになる、その元となった状況を知ろうと思ったためでした。で、これまた史料編に京成関係の一章があったり、通史でも項目を立てて述べられていて、充実していました。バブルごろに編纂がはじまったようなので、お金があったのかなあ・・・。

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# by bokukoui | 2014-09-03 21:11 | 鉄道(歴史方面) | Trackback | Comments(6)

自民党政策集団「平河会」に関するメモ @MValdegamas さん・@jfjun さんのツイートまとめ

 しばらく前から、かつて自由民主党の議員が結成していた「平河会」という政策集団についてちょっと知りたいと思う事情がありました。平河会とは、1973年に宮澤喜一を座長として、派閥横断的な勉強会として結成された政策集団で、当初はかなり活発に政策提言などを行っていたようですが、その後の展開がいまひとつ分からず、いささか気になっていました。
 とはいえ戦後政治史なんて小生は全然門外漢なもので、そこである時お会いする機会があった @MValdegamas さんに平河会について伺ってみました。とはいえ古い上にマイナーな話なもので、さしもの @MValdegamas さんにもすぐに適切な参考文献は思い浮かばれないとのことでしたが、その後ありがたいことに調べられた結果をツイートして下さいました。そのまま流してしまうのは惜しい情報ですので、以下にまとめておきます。なお、小生自身も若干の調査を行いましたので、ついでに補足として挙げておきます。

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# by bokukoui | 2014-08-23 23:56 | 歴史雑談 | Trackback | Comments(0)