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「どうする!? どうなる? 都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」

 昼間たかし氏に極めて個人的な用事があったので、氏も取材か何かで来ているであろう表題のイベント「どうする!? どうなる? 都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」に行って参りました(考えてみりゃ東大構内で掴まえられれば良かったんですが)。
 で、会場の豊島公会堂の前で無事に氏と出会い、用件を伝え、ついでに都条例問題を受けて緊急発刊された『マンガ論争2.5』を一部購入し、しかしそれで帰るのも何なので、話を聞いてきました。この会場では3年前の5月に「同人誌と表現を考えるシンポジウム」が開かれ、当ブログでもレポをアップしました。今回はその当時と比べてもネット関係のメディアが進歩し、動画のネット中継もなされたそうので、レポは今更と思わなくもないですが、3時間のイベントの動画をひたすら見るのも大変といえば大変でしょうし、当ブログの普段の傾向とは逆に、箇条書きによる要点のみの紹介にとどめておきます。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-05-17 23:58 | 漫画

それでも、オタク達は「自民党」を選んだ

 本記事は一応、一つ前の「『青空にとおく酒浸り』単行本化記念で『COMICリュウ』近号雑感」(例によって完成まで時間がかかってすみません)の続きではありますが、別段前の記事を読む必要はありません。
 また本記事の内容については、諸資料をより収集検討し、ネット上の情報を丹念に検索することによって、その内容を充実させることは可能と分かっておりますが、そんなことに時間も労力も割く気もないし余裕もないので、甚だ雑駁なものとなっております。しかし物言わぬは腹脹るると申しますし(いつもこのフレーズ使っているような)、最近身近で接した出来事に思うところもあり、頭の中にぼんやり廻っていることを書き留めておきます。
 なお、タイトルに深い意味はありませんが、突然天から降ってきた電波に逆らいようがなかっただけですので、あまり気にしないで下さい。

(以下は断片的思いつきなのでお暇な方のみどうぞ)
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by bokukoui | 2010-05-11 23:59 | 思い付き

『青空にとおく酒浸り』単行本化記念で『COMICリュウ』近号雑感

 諸事に追われた反動からか一日のうち20時間を床の中で過ごしたりして、すっかり連休(とその後の数日)を無駄にしてしまった小生ですが、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。毎度の繰り言ばかりも能がないので、いい加減体調も回復してきたようですし、そろそろ一筆。
 で、ここんとこ、速水螺旋人先生のイラストコラム「螺子の囁き」に鉄道ネタが出た号だけ更新していた感のあるこの企画ですが、今回ばかりは様相を異にしまして、本誌の看板連載マンガ? が遂に単行本化されたことを祝して一筆。この記事も本当は先月中には執筆掲載しておく筈だったんですが(苦笑)


 てなわけで、創刊一周年の号から『COMICリュウ』を読み出した小生が、同誌を今に至るまで購入し続けている原動力として、ナヲコ先生は別格としても、速水螺旋人先生と並ぶくらいは重要な作品が、遂に単行本化されました。今ざっと検索してみても、ベテラン安永氏(そういえば小生も昔、誰かの家で『超感覚ANALマン』を読んだ記憶が・・・)の9年ぶりの単行本だとかで、地味なリュウコミックスにしては(偏見)話題になっているようです。雑誌に連載しても単行本にならないことで定評ある(?)安永氏の作品らしく、本作も『リュウ』創刊以来一度も休むことなく連載し続けること既に4年に近いというに、ちっとも単行本化されておりませんでした。で、創刊一周年とはすなわち13号から、とは「青空にとおく酒浸り」も13話から読み出した小生ですが、その素晴らしい下らなさ、細部まで行き届いた阿呆らしさにすっかり魅せられました。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-05-08 23:59 | 漫画

「螺子の囁き」に蒸機が出たので『COMICリュウ』3月号雑感


 19日には4月号発売だというのに今頃3月号の感想を書くわけですが、そもそも今まで『リュウ』を買っていた書店がいよいよ置くのを止めたらしく入手が遅れたことに加え、所用に追われて買っても読む暇が全然なかったもので、つい先週になってようやく読むことが出来ました。
 で、多忙なので感想はスルーせざるを得ないかと思っておりましたが、表題のように速水螺旋人先生の連載イラストコラム「螺子の囁き」が、1月号に引き続き鉄道ネタが出たので取り上げておきます。

 で、前回記事を書いた2010年1月号の「螺子の囁き」は、アメリカの流線型蒸気機関車を取り上げていましたが、今回はヨーロッパ編といったところです。
 主役はドイツの流線形蒸機・05型。ナチスが威信をかけて1935年製造させ、蒸気機関車として初めて時速200キロの壁を破った車輌です。空力性能を追求して足元まですっぽりカバーした流線形が特徴。・・・なんだけど、やっぱ「いもむし」のように見えてしまいます(笑)。速水先生も書かれていることですが、ドイツ人が技術的に理詰めで作ったものより、アメリカ人がコマーシャリズムばりばりで作ったものの方が一見してキャッチーではあります。もっとも、蒸気機関車のマニア筋に言わせれば、当時のドイツ国鉄の蒸機設計は保守的で、英米のものほど面白みはないといいます。これはいつぞや巡洋戦艦「金剛」の講演会でもお話をされていた、髙木宏之さんのご意見の受け売りですが。髙木さんは口癖のように仰ってました、「ドイツの蒸機はイモ蒸機」と。
 「イモ」繋がりというわけでもないですが、「いもむし」といえば、いつぞや紹介した本にあるようにこの時代は流線形時代なんていいまして、05のように時速200キロの高速性能のために流線形が必要、というほどの高速でなくても、矢鱈と流線形が流行ったもので、日本の名鉄にも「いもむし」の愛称を奉られた電車がありました。比較的近年まで活躍していたのでご存じの方も多いと思いますが。で、電車の場合は窓があるので、「いもむし」的鈍重さを和らげて軽快さを生み出すことが出来るのですが、蒸気機関車のボイラーを覆った場合は・・・スマートにしようとすればする程、のっぺりしてしまう面はあります。

 イモイモ繰り返すのも何なのでこの辺で止めておきますが、蒸気機関車の流線形というのは畢竟キッチュなところに魅力があるのだろうと思います。そこら辺が速水先生の興を誘ったのかも知れません。流線形蒸機は直後の第2次大戦で手が回らず、ほとんど流線形のカバーを剥がされてしまうのですが、蒸機マニアの中には(小生もそうですが)、外されたあとの、いかにも蒸機らしいフォルムの方が「美しい」と思う人も少なくないのです。
 電車にしても日本の場合、流線形で有名な「流電」モハ52系という国電が戦前にありましたが、使いにくいというので増備車輌は前面に貫通扉をつけて普通の電車らしい顔になりました。多少は流線形の名残で洗練されたところがあり、電車マニアは「半流線形」を略して「半流形」などと愛称をつけていましたが、実のところマニアからは流電より半流の方が人気があったかも知れません。
 余談ですが、世間が「韓流」ブームに沸いていた時、小生の知人のさる鉄道マニアの方は、「なんで今頃“半流”がブームなんだろう?」と本気で思ったそうです(笑)
 閑話休題、キッチュとなればソ連に流線形蒸機があればさぞかし味わい深いものになると思いますので、もしそんなのがあったのなら、速水先生には是非今後「螺子の囁き」に登場させていただきたいと思います。

 その他のマンガについても思いつくまま簡単に(と書いて簡単に済んだ試しがあまりありませんが)。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2010-02-18 23:59 | 漫画

たまには『COMICリュウ』1月号雑感 「螺子の囁き」蒸機ネタなど

 ふとここ一年の当ブログの記事を振り返り、鉄道・歴史ネタに偏っている傾向をはしなくも感じ、そこでちょっと傾向の違う話題を・・・と思ったけど、結局鉄道になりそうな。

 というわけで、以前は毎月書いていたのが、今年に入って諸事多忙などの理由により中断気味のこのコーナーですが、久々に一筆してみようかと。
 今号は、いつも本誌を小生が買っている書店に何故か置いておらず入手が遅れ、その後も諸事に追われて読んだのは最近のことでした。以前にも売り切れていたらしきことがあり、今回も同様と思いたいのですが・・・。 

 ところで以前、単行本化希望と当ブログで書いた吉川良太郎 / 黒釜ナオ「解剖医ハンター」ですが、先月無事単行本が出ていました。これは早速購入して読みましたが、単行本になった方がより多くの読者に受け入れられやすい作品と思います。『ジキルとハイド』『ドリトル先生』のモデルとなったという、18世紀英国に実在した医師・・・というか生命の秘密の探求者・ハンターを主人公にしたストーリーですが、同時に時代柄「七年戦争」「キャプテン・クック」なんてあたりに惹かれるような方も是非にどうぞ。



 話を『リュウ』本誌に戻します。

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by bokukoui | 2009-12-16 18:32 | 漫画

史実の『大正野球娘。』 大正14年に実在した少女野球チーム

 なんか忙しさに目が回りそうで、それでいて眠気も取れず、いろいろ鬱積しております。
 ので反動で、以下にどうでも良さそうな歴史ネタを見つけたので一つご紹介。

 小生が唯一定期購読している雑誌は『月刊COMICリュウ』ですが、同誌でコミカライズ作品が連載中の『大正野球娘。』が、今夏アニメ化されてそれなりに話題になっておりました。当ブログでも何度か取り上げましたが、大正14(1925)年に女学生が野球をしようと奮闘する物語ですが、設定以外は漫画とアニメはほとんど違っておりました(笑)。原作は小生は未読ですが、どっちに近いんでしょうね。

●小説版

神楽坂淳(挿絵:小池定路)『大正野球娘。』
 小説版は現在3巻まで出ていますが、3巻は何故か『帝都たこ焼き娘。』という表題になっております。
●コミック版

伊藤伸平(原作:神楽坂淳)『大正野球娘。 1』
 こっちは2巻まで出てます。






 ところで、大正14年といえば、前年に阪神甲子園球場もできているし、野球人気はすっかり定着した時期ではありますが、女子野球チームなんてあったのでしょうか。小生はスポーツ史や教育史にはあまり関心がないので存じませんが(電鉄会社の兼業と沿線開発には多大の関心を寄せていますが)、ウィキペディアに「女子野球」なる項目があって、「1924年には福岡県立直方高等女学校(現・福岡県立直方高等学校)野球部と熊本県立第一高等女学校(現・熊本県立第一高等学校)野球部とが日本初の女子野球試合を予定していたが、前者が県当局の命令で解散させられ実現しなかったという記事が『福岡日日新聞』に掲載されている」なんて記述があります。無いわけではなかったんですね。

 で、最近小生、仕事で『山梨県史』の資料編をひたすらめくっておりましたところ、上の小説や漫画やアニメの舞台である、まさに1925(大正14)年に、少女野球チームが存在したという記事を見つけましたので、以下にご紹介します。
 それは、『山梨県史 資料編19 近現代6 教育・文化』に収められている、『山梨日日新聞』の大正14年11月3日付の「大正十四年度山梨県下運動年鑑」という記事(資料番号315、p.915~)で、この年正月から10月末までの山梨県でのスポーツ関係情報総まとめ、のような記事です。ここから野球に関する記述を引用してみましょう。なお仮名遣いを読みやすく直しています。
 野球界
 春の大会に聯隊が優勝した後のシーズンはホット一息いれた貌であったが、法政対オール甲府軍の一戦に煽られたファンの熱は次第に高まって爾後の筍の□(注:欠損)に生まれ出た市内各町チームや村の青年団チームの対抗戦などが其処此処で行われて百花爛漫の賑いを見せた。
 (中略)
 「女子の野球は」と文部省あたりの役人が兎や角問題にしている間に本県には早くも少女チームさえ生まれて郡内の球界を賑わせ、遠く本場のアメリカからは花秘かしい女子の野球団が来朝してお転婆振りを発揮して皮肉り廻る。
 更に天高肥馬秋の県下大会は二ヶ月に亘って回を重ねる毎に人気を博したが(一)対法政戦に初めて入場料を徴したこと(二)三十歳以上の天狗クラブの出現や(三)少女チームの活躍振りなど二十年前の素手素足からサシコのズボンの野球時代と比較すれば甲州の野球も全く隔世の感があるといえよう。
 この後、山梨でこの年行われた野球の試合結果が延々と続きます。県史の資料編にして10ページくらいあります。他にもテニスだの武道だのの話もあり、この日の山梨日日新聞はスポーツ特集で埋まっていたのでしょうか。
 その試合の中には、実は少女野球チームの話はなかなか出てこず、はっきり書いてあったのは以下の一つしか見つかりませんでした。この年9月27日のことです。
郡内少年野球戦 谷村小学校に挙行、参加チーム八、評判の少女チームは尋五チームに惜敗し尋五城下竜門ハート一勝す
 郡内とは山梨県東部の都留郡あたりのことですね。谷村は現在の都留市です。
 で、少年野球の中に少女チームもいた模様。8チームで4戦して、勝ったのが尋五・城下・竜門・ハート(ハイカラな名前だ)の各チームだった、ということなのでしょう。少女チームのチーム名が不詳なのは残念。
 対戦相手がチーム呼称から尋常小学校5年生と推測されますので、彼女らも小学生でしょうか。もっとも小学生でも、男子相手に多少のハンデとして、高等小学校の生徒でチームを作れば、年齢は14歳も含むことになって、まさにアニメ版『大正野球娘。』でやっていた、桜花会vs近所の小学生の試合状態だったかも知れない、と妄想は膨らみます(笑)。
 本件の詳細に関し、地元の方などからの情報提供をお待ちしております。旧谷村町の町史でも調べれば載ってるかな? 『大正野球娘。』ファンの山梨県民の方は、一つ原資料でもあたっては如何。

 余談ですが、記事中に出てくる野球チームで「聯隊」って、これは甲府の第49聯隊のことでしょうね。で、聯隊の野球チームは対外試合もしょっちゅうやり、山梨球界の強豪チームとして名を馳せているようです。
 数えたらこの年10ヶ月間で13戦7勝(新聞社主催の県大会で優勝1回)の戦績を残しておりました。・・・演習そっちのけで練習してたのかなあ、もしかして。聯隊チームが打って勝つと、新聞に「健棒大いに振るって」などと書かれてありましたが、「健棒」という表現は今でもスポーツ新聞で使えばと思います。

 てなわけで、大正14年に、少女野球チームが試合をした史実は存在しました。是非、『大正野球娘。』の今後の展開に、山梨遠征を入れていただきたいと思います。実際、法政や慶応などが遠征に行っているようですね。
 ところで、小生は小説版『大正野球娘。』は読んだことがないのですが、書店で本書に参考文献が載っていないか好奇心で覗いてみたことがあります。すると載っていたのですが、なるほど東洋英和の校史やお馴染み『女學生手帖』などが載っていたのは納得ですが、それにしても食物史関係の本がえらく多かった印象があります。なるほど、主人公・小梅の家が洋食屋だから、そこの描写に必要だとは思いますが、しかし『魯山人味道』とかは別に関係ないような。大体魯山人は和食の人だし、この本に載ってる記事はみんな昭和のだし。
 てなことを書くのは小生も中公文庫の『魯山人味道』は持ってるからで(『陶説』は持ってない。白崎秀雄『北大路魯山人』は持ってるけど読んでない)、「まぐろの茶漬け」とか早速実践してみました。簡単でなかなか美味しく、これはお勧め。
 閑話休題、コミック版が野球を離れて「マッドエンジニア乃枝さん暴走の日々」と化している一方、原作小説の3巻は『帝都たこ焼き娘。』となっていて、これまた野球でなくなっています。もしかすると著者の神楽坂氏は、野球よりも食べ物の歴史にご関心がおありなのでしょうか(そういえば参考文献に、スポーツ史関係の文献が見あたらなかったような記憶が)。
 でしたら、是非次は、本件の史実を取り入れ『山梨ほうとう娘。』でお願いします(笑)

 ところで、『大正野球娘。』歴史ネタといえば、小生の周辺でも「金融恐慌や世界恐慌で、お嬢の家は没落するに違いない。そこでお家再興のため一旗揚げようと満州に渡って・・・」などと妄想を巡らしていた人がおりました。で、今回、この山梨のネタを先にネットで紹介している人がいないか検索した時に、以下のようなブログ記事を発見しました。

・落書きノート2冊目 ヽ(゚∀。)ノ さん「【アニメ・政治・社会】大正野球娘。」

 やはり考えることは皆同じ、ですね。
 このブログの執筆者の方は、三郎さんが日中戦争勃発時点で32歳だから召集されないかと心配されていますが、それはまさに危険で、1937年8月に東京第1師団管区から召集した中年の兵士で特設師団・第101師団を編成し、上海戦に投入しています。これが上海周辺のクリーク地帯攻略で苦戦を強いられ、相当の損害を出しました。現役部隊でも手強いところ、特設師団ですから一層の苦戦になりました。詳しくは当ブログでも昔紹介した『第百一師団長日誌 伊東政喜中将の日中戦争』をご参照下さい。
 更に、アニメ版で野球娘たちの練習試合の相手になっていた小学生たちの将来も、上掲ブログ執筆者の方は心配されてますが、確かに心配です。麻布周辺に住む彼らの多くはおそらく麻布第1聯隊に入営するでしょうが、年から行くと、2.26事件で反乱軍になってしまう可能性もありますな。それをやり過ごしても、第1聯隊は第1師団所属部隊として太平洋戦争に臨み(ちなみに甲府49聯隊も第1師団です)、そして第1師団は、フィリピンのレイテ島で玉砕します。
 アマゾンは、『大正野球娘。』関連商品に、大岡昇平『レイテ戦記』を入れるべきかも知れません。
 
 何だか暗い落ちになってきたので、最後は明るめのネタで締めましょう。
 本記事のおまけに、大正時代の女学生の体操服姿の写真を載せておきます。昔作った同人誌『大正でも暮らし』の使い回しですが。当時の女学生の体操着の一例です。
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『女学世界』1921(大正10)年3月号
「改良服を着用して運動中の福岡県立嘉穂高女の女学生」

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by bokukoui | 2009-10-28 23:59 | 歴史雑談

ナヲコ『なずなのねいろ』各巻のウェブ上感想リスト

 今月発売のナヲコ先生の『なずなのねいろ 2』の紹介記事を先日当ブログでも書きましたが、あんまり自分でもいい出来とも思えないので、そこで自分で書いてダメなら人のを読めばいい(?)ということで、ネットでの同書の感想をいろいろ集めてみました。まあこれまでも、何かの折に触れ検索して見つけたのをブックマークしたりしていたので、その成果の放出ということで。
 あるお題について、検索して発見したものを網羅的にリストを作って片端から読んでいくという作業は個人的には嫌いではないし、日常的にやっていることでもあるのですが、最近革新官僚のことをにわか勉強していて、奥村喜和男の著作リストなぞこしらえて片端から読んでいくと、さすがに脳みそが多少くらくらしてきた感もありまして(苦笑)、心安らぐリストでも見たい気になったかなと。

 徳間のサイトに出たのでリンクしときます。

(続きは以下に)
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by bokukoui | 2009-10-24 23:59 | 漫画

ナヲコ『なずなのねいろ 2』(リュウコミックス)発売

 多忙でくたばっているうちに、めでたかるべきこの発売日も、鉄道記念日も過ぎ去ってしまっておりました。
 というわけで、やや出遅れましたが、ナヲコ先生の新刊を手に入れました。

ナヲコ『なずなのねいろ 2』
 前巻が出てから一年と三ヶ月、めでたく2巻が出ました。
 今回は特に特典などの情報がありませんでしたので、大学の近所の某書店で購入。いかにも「街の本屋さん」な規模の店なのに、『なずなのねいろ』2巻を平積みにしていて感心。1巻も並べてあるし。少しでも多くの人に手にとってもらえればと思います。

 ところでふと冷静になって思うに、小生は『なずなのねいろ』1巻の感想をこのブログでちゃんと書いていません。それどころか『からだのきもち』も、いやいや遡れば『voiceful』だって書いたかどうか。『なずなのねいろ』1巻&『からだのきもち』発売の時は、記事が変な方に逸れていったし(それが当ブログの仕様といえばそれまでですが)、『voiceful』の時もあんまり大したことは書いてませんね。あ、最近も『つぼみ vol.3』掲載の「プライベートレッスン」の事を書いてませんな。
 言い訳になりますが、自分の好きなもの、それも特にこのような、自分の心の奥深くにしみこんでくるような作品について語ることは、とても難しいことです。下手に分かったように分析してしまうと、自分の受けた感興を自ら制約してしまうことにもなりますし。むしろ自分でも分からないことにこそ価値があるのかも知れません。
 ですが言い訳ばかりなのも何なので、内容紹介がてら簡単に。

 1巻でギター少年・伊賀君が、三味線少女のなずなに出会ってその音に惹かれ、三味線部を作ろうと伊賀君が言い出します。それをきっかけにふたりの周りの人々が動き出して・・・てなところで2巻に入り、なずなの過去が語られ、それを知った伊賀君やなずな本人とその周りの人々が・・・と書いてみると、つまり「お話」としては1巻からそれほど「進んで」いるわけではないんですね。まだ正式に三味線部発足してないし。
 ですがこの巻では、伊賀君によって「文化祭に出る」という、学園ものらしいといえばらしいような目標が掲げられました(もっとも、『voiceful』の最終話が、公開録画に出て始めて人前で歌うことだったのと同じなのかも知れません)。で、思うにこれは、この作品自体にとっても「進むべき目標」として設定された様なものだなあ、などと思います。本巻では動き始めた人々の心を丁寧に描写していて、それはとても丁寧なのですが、そのためお話としてはなかなか先に進んではいきません。それはおそらく、ナヲコ先生がこの作品をどう進めていくか試行錯誤しておられるのだろうと思うのです。で、最初「文化祭」なんてありきたりの学園ものみたいだな~と一瞬でも思わなかったと言えば嘘になりますが(苦笑)、考え直せば目標を定めるということにはそれなり以上に意味があるのだろうな、と思うに至りました。だからますます、続きが気になるのですが。

 とはいえ、作品(のキャラクター)と作者を重ねて見てしまうというのは、感想としてはどうなのかな、と我ながら思わないではいられません。長年追いかけている作家さんだけに小生自身がそう思うことはやむを得ないとしても、感想としての普遍性には欠けてますね。そして、音楽という形の表現に悩むキャラクターに、漫画で表現する作家さんの仮託を読み取りたがると言うことは、畢竟その読者自身が作家さんに対して何かを表現することへの想いを仮託したがっているということに過ぎず、自分に跳ね返ってきてしまうことに苦笑するのでした。
 まあ、つまり、小生はこの漫画を大学帰りに買ってその晩に感想を書いているわけですが、何しに大学に行ったかと言えば、編集者・・・もとい指導教官に論文のダメだしされてたからだったのでした。

 結局『voiceful』の時と同じような落ちになってしまいましたね。芸がない。
 まあ、芸なしではありますが、せっかく今月はナヲコ先生の単行本も出たし雑誌連載も再開のようだし、来月はまた『つぼみ』が出るようで次回予告にもお名前があったし、ということで、今月から来月半ばまで勝手に「ナヲコ作品販促月間」とでもして、積み残している感想などを書いていければと思います。

※追記:「販促月間」第2の記事はこちら→
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by bokukoui | 2009-10-15 23:59 | 漫画

『COMICリュウ』9月号雑感・伊藤伸平先生、中原淳一をパクる?

 時代の先端の女子高生は軽音楽じゃなくて三味線、軽音部なんか廃部にして三味線部にとっとと改組すべし、と昨今の世相を慨嘆しておられる同志は、多分全国に百人くらいはいるんじゃないかな・・・と思う今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。小生は相変わらず不調の極みで、暑さ負けの上に睡眠も乱調で活動効率が著しく低下しております。コンピュータの方も暑さのせいか無線LANに胡乱な振る舞いが多く、こちらも活動効率が低下しております。先日憑かれた大学隠棲氏のご尽力で廉価に新たなノートパソコンを導入し、図書館での資料打ち込みの効率の向上を狙いましたが、そんなこんなでまだその真価を発揮するに至っていないのは遺憾です。更に、いかに世間の相場から見て廉価とはいえ、諸般の事情によりここしばらく資金繰りも苦しく、何事も思うに任せません。
 そんな小生の身辺状況はどうでもいいのですが、何か書く気力も落ちているので、今日のところは小ネタを一つ。

 ここ半年以上中絶していたこのコーナーですが、止めていた理由は一つにはナヲコ先生の「なずなのねいろ」がしばしば休載していたことで、全般的な気力の減退もありますが、最大の理由は面倒だったの一言に尽き、雑誌自体は毎月読んでおりました。『月刊COMICリュウ』はマイナーもいいところの雑誌ですが、最近は連載作品の一つでライトノベル(神楽坂淳著)からコミカライズされている「大正野球娘。」がアニメ化されていまして、そんなわけで今月発売号の本誌の表紙も「大正野球娘。」が飾っています。
 で、小生も専門からして大正時代を扱った本作を結構注視しておりますが、今月号の表紙を見ていてふとあることに気がつきました。本誌の表紙は公式サイトから見られますが、クリックしていただくのも手間なので、肝心な部分を以下にアップしておきます。
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『月刊COMICリュウ』2009年9月号表紙
「大正野球娘。」キャラクター(左:鈴川小梅、中:小笠原晶子、右:川島乃枝)

 ここでは、お嬢こと小笠原晶子の衣装に注目しておいて下さい。
 で、以下に示しますのは、大正時代から昭和初期にかけての女学生の文化や風俗をグラフィカルにまとめた弥生美術館・内田静枝編『女學生手帖 大正・昭和 乙女らいふ』(河出書房新社)に掲載されている、中原淳一が雑誌『少女の友』に描いた洋服のファッションガイドです。
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中原淳一「『少女の友』ファッション・ブック」より「シクラメン」
(『女學生手帖 大正・昭和 乙女らいふ』p.29より引用)

 中原が亡くなってからまだ四半世紀くらいしか経っていませんので、著作権法上問題が厳密にはあるかも知れませんが、批評上必要な範囲の引用ということでご諒解の程。

 で、これはきっと、コミック版を描かれている伊藤伸平先生が、ネタ本に『女學生手帖』を使ったんだろうなあ、と思った次第。
 もちろんパクリを云々なんてつもりは小生には全然ありませんで、むしろ「大正」「女学生」というのでネタ本を探せば、最初に突き当たるのは間違いなく本書なので、大正時代に野球をする話の筈なのに何故か扉絵でソ連戦車T-34/85が疾走している(しかも見開き)ような、原作蹂躙上等な本コミカライズといえど伊藤先生はちゃんと調べるところは調べておられるのだと納得した次第です。もっとも今月号の本誌連載でも、何故か戦闘ヘリアパッチが乱舞して終わってましたけど・・・。
 ただ、『女学生手帖』の記事によると、中原淳一が「女学生服装帖」を雑誌『少女の友』に連載していたのは1937年から1940年にかけてのことだそうで、ここに挙げた衣装は1937年8月号の附録なのだそうです。つまり昭和12年ですね。一方「大正野球娘。」の年代設定は大正14年=1925年・・・さすがお嬢、流行を十年以上も先取りしてる!?

 「大正野球娘。」関係はまだ色々ありますが、それはまたの機会にして、ちょこっと今月号を始め最近の『リュウ』について書いておきます。

 ここ半年あまりの『リュウ』における最大の収穫は、何といっても吉川良太郎 / 黒釜ナオ「解剖医ハンター」です。近代医学前夜の18世紀英国を舞台とした作品で、やはりこの時代はもっと扱われて然るべき面白さがあると思います。設定を抜きにしても、絵と話とがうまく波長が合っている感じ。連載希望。単行本化更に希望。

 速水螺旋人「螺子の囁き」は毎回楽しみ。特にこの半年で一番衝撃的だったのは、無火機関車が登場したこと。機関車と産業機械のあいのこみたいなものですが、よくまあこんなのをと感心。
 最近の「鉄道ブーム」的風潮で、鉄道を題材にしたマンガが幾つも出ているようで、小生も幾つか集めましたが(そして最近一つ記事を書きましたが)、そういうのを読むにつけ、何度でも言いますが、『速水螺旋人の馬車馬大作戦』所収「頭上の装甲列車」は鉄道マンガ(厳密にはマンガじゃないけど)の極北というべき傑作だなあと痛感しています。

 ナヲコ「なずなのねいろ」、秋には単行本2巻が出るそうで一安心。最近はリカコさんの活躍ぶりが目立ちますが、そんなこんなでみんなが動き出した分、全体のお話の進み具合はやはりゆっくりです。なかなか三味線部が始動しないのは、何かを「始める」ことに至る心の動きが現在のところはテーマになっているためであって、いつまで経ってもまともに野球をしない同誌の某野球マンガと理由は異なってるだろうと思います。

 他にも、『ルー=ガルー』の連載終わったけど樋口先生は再登場しないのかな(是非希望)とか、『エマノン』ちゃんと載ってるなあとか、下らないと思っていた見ル野栄司『敏腕!インコさん』が何ヶ月も読んでいると面白く感じられるようになって困ったなあとか、いろいろなくもないですが、取り敢えず今日のところはここまでで。
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by bokukoui | 2009-07-30 20:45 | 漫画

折々の小ネタ 及びアサミ・マート『木造迷宮』2巻略感 

 なんかこういろいろと所用に追いまくられているのですが、気がつけばもう3月も下旬です。

 先日大学生協の書籍部に足を運んだところ、東大出身のオタク系評論家(でいいのかな?)である有村悠氏のブログで、氏の近業として紹介されていた『現代視覚文化研究3』(三才ムック)が雑誌コーナーに並んでいるのを見つけ、思わず手に取りました。しかし間抜けなことに、有村氏がどこを執筆されたのか失念しておりましたので、ただあてもなくぱらぱらとページを繰っておりましたところ、ちゆ12歳「教科書には載らないエロライトノベル史」なる記事が目に付き、思わず立ち読みしてしまいました。相当詳細で興味深い記事でしたが、ただ途中フランス書院のナポレオン文庫の紹介箇所中、「ナポレオン文庫はロリコンの人には不評だった」的なことが指摘され、その証拠として白夜書房が出していたロリコン雑誌『Alice Club』(正確にはその別冊)の記事をコピーして貼り付けていたところはちょっとどうかと思いまして、といいますのも、小生も以前某研究室所蔵『Alice Club』をネタにしてブログの記事「『ロリコン』の人は何歳が好きなのか、『ショタ』も好きなのか」を書いたことがありましたが、その調査の際目に付いた同誌の記事として、斉田石也先生が連載していた小説紹介コーナー中、ナポレオン文庫から出ていた雑破業『トキメキ☆レッスン』(註:辰巳出版版とは微妙に表題が異なる)が大変好意的に評されていた(1995年9月号)ということがありまして、まあこれも一点だけですけど、ちゆ12歳氏だって論拠は一点しか出してないんだから、逆の結論だって出せるぞ(こっちの方が増刊でなく本誌であるだけ資料としての価値は上にならないかな?)とか思ったのですが、皆様如何お過ごしでしょうか。


 以上の枕には何の関係もなく、今月の当ブログのアクセス解析を見たところ、「木造迷宮」「アサミ・マート」という検索ワードが上位に来ておりまして(「三峯徹」には及ばない、というところが何ですが)、以前1巻の感想を書いたためのようですが、そういえばアサミ・マート『木造迷宮』2巻が出ていたなというわけで、仕事が一つ終わった区切りに手に入れました。雑誌自体買っていたので(ここ数ヶ月、多忙と「なずなのねいろ」休載とで感想書いてませんが・・・)、どうしようかと思ったのですが、書き下ろしあとがき漫画があるようなので結局求めました。ひとむかし前を舞台に、三十代の売れない小説家のダンナさんと、一つ屋根の下で暮らす女中のヤイさんとの、ほのぼのした日常を描いた作品です。
 で、個別の感想は過去の記事でも触れていたりしますが、この巻では裏表紙にダンナさんの従姉妹のサエコさん、ダンナさんの小説の愛読者である文学少女・セッコちゃんが大きく描かれていて、肝心のダンナさんは霞んでしまっています(笑)。女性のサブキャラクターの重みが増えたわけですが、「萌え」漫画にありがちなハーレム的ドタバタ展開にならず、絵柄と相俟ってしっとりとした雰囲気が保たれているのは安心です。

 ところで、これだけ「木造迷宮」「アサミ・マート」で検索する人が増えたようなのは、本作が第12回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選ばれたことも一つの理由なのかも知れません。帯にも書いてあったし。正直、小生はこの賞がどのような性質のものでどの程度権威があるのかよく分かりませんが、一緒に推薦された作品審査員の顔ぶれからすると、相当のもののようです。『犬夜叉』や『美味しんぼ』や『のだめ』や『もやしもん』などと並んでいるとは。
 で、この賞では以前、メイド漫画の極北である森薫『エマ』を受賞させており、審査員のどなたかの(文化庁の?)趣味ではないかとも一瞬思わされますが、そして『木造迷宮』2巻の帯にはでかでかと

メイド萌えの新ジャンル 女中さん萌え♪

と謳っていたりしますが、しかしやや考えるに、フリルやレースに象徴されるごてごて感たっぷりなヴィクトリア朝的雰囲気を堪能することに重きを置いた『エマ』と、割烹着のけなげな女中さんと木造の一軒家でちゃぶ台を囲む『木造迷宮』とでは、かなり重点が違っているよなあ、と考え直しました。『エマ』の中で、ウィリアムとエマの恋愛自体は実は結構ぞんざいな扱いだったんじゃないかという気は今でもしていますが、『木造迷宮』の力点はやはりヤイさんとダンナさんとの関係にあるようなので。
 むしろ『エマ』と『木造迷宮』の共通点は、「家事に極めて堪能な女性が主人公」という所にあって、そういう女性像に憧れる、という読者の読みが共通していることはありそうです。男性の場合はそんな女性に尽くして欲しい、女性の場合はそんな優れた技能者になりたい、というところで。女性の場合はもしかすると、更に「そして"王子さま"に尽くしたい」という感情が続く場合もありそうです。そこまでジェンダー規範を内面化しなくたっていいのに、とつい思ってしまうのは、文学部で教育を受けた(うえちづ先生にはちゃんと単位貰いました)故の癖なのか、はたまた「日本を破壊するジェンダーフリーの陰謀」とやらに洗脳されているのか。

 もっとも、「割烹着」「ご奉仕」と来ると、日本近代史専攻の小生はやはり国防婦人会を連想せずにはおられません。タスキをしたヤイさんが日の丸の小旗を振っている姿が心眼で見えてしまいます。もう今では、そう連想する人も少ないのかな? でも、今でも戦時中を舞台にしたドラマや映画を作ると、出征するシーンでは必ずといっていいほど、国防婦人会が日の丸の小旗を打ち振る絵が出てくるように思われます。
 それだけ強烈にイメージとして刷り込まれていると思うのですが、審査員の先生方は連想しなかったのかな。まあ最年長のちばてつや先生でも、物心ついた頃には、国防婦人会は大日本婦人会に統合されていたでしょうけど(もっとも、国婦と大日本婦人会や愛国婦人会との区別は、当時の人の間でも結構曖昧だったようです)。

 例によって話がとっちらかっておりますが、言い訳すればそれだけ「女中さん」のイメージがまだステロタイプとしても確立していない(「メイドさん」と違って)ということでもあるのではないかと思ったりもしますが、そこでふと思い出したのがこの本です。

清水美知子
 女中という存在を通じて見た、日本近代の生活史についての学術書です。帯の文句を引用すると、「〈下婢〉〈下女〉から〈女中〉、そして〈お手伝いさん〉へ ― 〈女中〉をめぐる言説の分析を通してイメージの変遷とその背景を考察する。〈女中〉というプリズムから近・現代日本の家庭生活、とくに主婦を中心とした家庭文化を浮き彫りにする。」というわけで、やはり「女中萌え」などと語る前に本書は読まねばなりますまい。
 ・・・と偉そうなことを書いてからハタとあることに気がついて愕然となったのですが、小生自身5年近く前に本書を購入して以来、積んだままで読んでいないのでした。著者の方が女中についての論文を発表されているということは前から知っていましたので、一冊にまとまったと聞いて早速買ったはずなのですが、何故だろう?
 当時やっていたこととあんまり関係がないから後回しにしたのかな? 家庭生活というのは、それも女中を雇える中産階級のそれは、今の研究にはまんざら縁がない題材でもないので、近日中にちゃんと読まないと。

 ところで、以前『木造迷宮』1巻の感想を書いた時、目次のページに載っている、ダンナさんとヤイさんが暮らす家の間取り図が、どう考えてもあり得ない構造になっている、ということを指摘しましたが、本巻でも全く同じ間取り図が目次のページに載っておりました。この点が全く改められていないのははなはだ遺憾であり、『COMICリュウ』編集部に投書してやろうかと思いましたが、単に抗議するだけでは芸がないので、これならありそうという間取り図を自分で引いてみようと以前から考えていました。ですが、時間がないので、そんな暢気な企画は残念ながら当分先送りです(←こういう企画は、まあ実現しませんね・苦笑)。
 で、自分で図面を引くのは棚上げにしても、『木造迷宮』の二人が暮らす木造家屋は、おそらく作品の雰囲気からして戦前(昭和初期)から戦後間もなくの間に建てられたのではないかと思われます。ので、ちょうどその時代の、かなり売れたらしい一般向けの家の建て方マニュアル本というのを先年古本屋で入手しましたので、一つそれをご紹介したいのですが、もういい加減話がとっちらかってるし、記事自体が「略感」の長さでなくなっているので、ここらで切って次回に回します。

※追記:家の建て方マニュアル本(戦前版)の紹介記事はこちらへどうぞ

※更に追記:『木造迷宮』4巻と別館の感想を書きました→こちら
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by bokukoui | 2009-03-20 23:30 | 漫画