今日の東急デハ5001号の状況(52)
とまれ、久しぶりに見てきましたので、以下に簡単にご紹介します。
まずは例によって全景を。この写真はクリックすると拡大表示します。
今回、気がついたのは、車体前面の、運転室正面のHゴムあたりが、ちょっと傷んでいるように見えたことでした。
ついでに運転台周りをもう二点ほど。
傷の目立つところとして、ドア周辺を定点観測。
まずは運転台寄りのドア周りを。
次いで車端部寄りのドアの方を。
窓周辺の状況は以下の通りです。
同じ窓の別な角はこうなっています。
車内の様子はこんな感じです。車内は一応冷房が稼働していました。
大雑把ではありますが、取り敢えずデハ5001号の現在の状況はこのようになっております。
次回はここまで時間を空けず調査します。
このたび、東急ファンより元東急ファンに改名させていただきます。
先ほど、複数の情報から「東急デキ3021が上毛電鉄にて保存」との
ことです。
上毛新聞の記事によれば大胡車庫の「客寄せパンダ」になるとの由。
解体されなかったのはいいとしても、まさか上毛電鉄という縁もゆかり
もない場所に保存させるとは・・・・
もし、上毛さんからの依頼がなければED301やデワ3043のように
解体されてしまったのかもしれません。
東急電鉄の首脳陣には、自社の車両を保存するという観念が絶無で
ある事の証明をした出来事といわざるおえません。
どうせ、他社のプレゼントするなら、ED301にしろ、8001にしろ大宮
の鉄博やJR東海の建設中の博物館なりに、譲渡してさしあげればよか
ったのにと思います。
小田急・相鉄・東武・西武等に比較しても、産業遺産の保存という視点
の欠落は残念なことです。
文化の伝承というのは、五島美術館や文化村だけではないと思います。
従いまして、今回改名させていただきました。
諸事情によりこの記事の続きも目処が立たず、残念でなりません。
上毛で保存とは初耳です。情報ありがとうございます。
車庫で保存なら「客寄せパンダ」としてもそんなにひどいことにはならないかなあ、と、5001の状況を見るに思ってしまいます。5001は客寄せとしても活用の意図がすでに薄れてきている感がありまして・・・。
とまれ、改名を決断されるに至ったお怒り、心中お察し申し上げます。
東急は自社の博物館を設けた点はむしろ早いくらいなのに、やっと近代産業遺産の価値が広く認められ、趣味的な関心も高まっているこの時期に、わざわざ逆行するような施策を取ることは理解に苦しみます。そのような文化的な発信力というものの低下は、このような会社の経営の先行きにも懸念を抱かせるものですね。