残酷な右翼のテーゼ 大行社とエヴァンゲリオン
「大行社」という、よくハチ公前で街宣をしている右翼団体の車です。昔からいた、最近のネット右翼系とは異なる伝統的?な団体と思っていました。ちょっと検索したところでは、暴力団の稲川会系なんだとか。
ところがその街宣車、小生がすれ違うかどうか、という場所にさしかかった時、突如スピーカーから耳をつんざくような大音量で音楽を流しはじめました。軍艦マーチ? 愛国行進曲? 君が代?
いいや。
いわずと知れた、高橋洋子の歌うアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌な訳ですが・・・街宣右翼も最近はこうなのでしょうか。それにしても音量の大きかったこと。宮益坂下の交差点から振り返ったら、もう坂を登り詰めたのか姿が見えませんでしたが、音は聞こえていました。あの調子で青山学院の前を通過したら、授業妨害もいいとこです。
街宣車の写真を集めているサイトを参照するに、この三菱「ファイター」の改造車だったと思うのですが・・・「自主憲法制定 自国領土回復」と「残酷な天使のテーゼ」にはどのような関連があるのでしょうか。
全くどうでもいい余談ですが、小生は「残酷な天使のテーゼ」の歌詞を聴くとどうしても笑ってしまいます。北杜夫『どくとるマンボウ青春記』を愛読した人ならば往々見られる現象ではないかと思います。「パトス」というドイツ語が笑いのツボを押してしまうのです。