さよなら交通博物館 建物の解体状況(3)
(2010.2.6.撮影)
現在、解体は建物の神田側から順次進められているようで、昨年の記事で神田側の階段塔が解体撤去されたことをお伝えしましたが、その附近は今年に入って一月で、ほぼ撤去されたようです。
まず、交通博物館南側の交差点から見た情景を、時間を追って掲げます。
建物よりも、囲いが次第に撤去されているのが目立ちます。建物自体は昨年のうちに囲いの中で解体され、今年に入ってからは残骸の搬出などが中心だったのでしょうか。ともあれ、かつての本館のおよそ三分の一が解体撤去されたことになります。
もう少し接近して、撤去の進んだかつての入口や東側階段塔などがあった辺りの状況を、これも順を追って見ていきましょう。
どうもあまりうまく定点観測になっていない点はご寛恕ください。
この附近の撤去の状況について、もう少し写真を補足しておきます。
直上の2月6日撮影の画像は、まさに旧交通博物館の建物の「断面図」となっています。図らずも建物の構造が伺えます。なおこの日の作業では、塵埃の飛散防止のためか放水しながら行われていました。放水真っ最中の画像がうまく撮れませんでしたが。
このように、かつて頭上から飛行機やヘリコプターが吊り下げられ、フロアには蒸気機関車が鎮座していた吹き抜けのホールは、半分がた撤去されています。
南西側から見た建物の様子も、定点観測風に掲げておきます。
もう一つ、中央線の煉瓦積みの高架橋の下で行われていた工事の模様も、定点観測として掲げておきます。
このように、ここでの作業は完了したようです。なお、1月23日の状況は、1月16日のそれと変化が認められませんでしたので、写真は省略しました。
一番最初に掲げたように、建物の御茶ノ水側(西側)は、高架下を除き昨年末からあまり変化が見られません。しかし、神田側(東側)の作業がこのように進んだ以上、西側にも近日中に解体の手が及ぶと思われます。撤去完了まで、引き続き追いかけていくつもりです。