鍋焼うどんの探求(4) 太田屋@本郷

太田屋は、まさに「町のそば屋さん」という感じそのままの、小さなお店です。小生の属する研究室の、確かY先生がよく行かれていたとの噂を聞いた覚えもありますが詳細は存じません。小生自身、Y先生にお会いしたのは、先日書類にハンコを貰いに行った時が1年ぶりなので・・・(その1年前も同じくハンコを貰いに行ったのでした)。
閑話休題、鍋焼うどんの具の検討に参りましょう。
・えび天
・伊達巻き
・麩
・なると(2枚)
・かまぼこ
・油揚げ
・太ネギ
・三つ葉
・鶏肉(小片)
これに別途、生卵と薬味の白ネギが添えられています。
最初一瞬、すき焼きのように生卵につけて食うというのかと思いましたが(笑)、もちろんこれは鍋に入れるのだと正しく解釈して投入。ぐつぐついってる鍋の中で、白身が少し固まっていきます。結局崩して食べてしまいましたが。
だしは見ての通り関東風で、色も味も濃いめです。
関西風のうどんの方が本来好きな小生ですが、この濃いだしで煮た鍋焼うどんは、こう言っては何ですが、案外旨いものでした。本来屋台のものだった鍋焼うどんは、"上品"なものではないということかもしれません(もっとも鍋焼は関西で生まれた食べ物らしいですが。拙稿参照)。
麺は少し平べったく柔らかめでしたが、だしがよく沁みており、また卵のお陰か味が全体になじんで、小生が鍋焼に求める「一体感」をある程度感じることが出来ました。えび天も多少煮込まれて衣はしっとりだしを吸っていますが、箸でつまんでも衣が剥がれることなく一体だったのは結構でした。これで油も多少はだしに溶け出して、味に彩りを添えていたのかも知れません。ただ伊達巻きの存在意義は微妙な気も。
あと、千円札でおつりが来る価格設定が宜しいです(笑)
最後にお店の外見と場所を。
