今日の東急デハ5001号の状況(56)
まずは全景から。撮影時刻が土曜日のお昼頃で、朝方雨というあいにくの空模様にもかかわらず、人出が多くて上手く写真が撮れませんでした。
ではいつも通り、各部の拡大写真を。
続いて、傷みやすいとみえる戸袋窓を見ます。
右下の角を次に掲げます。
なお、小さなものですが、この戸袋窓の下の車体側面に、塗料の剥がれ箇所が増えていました。
戸袋窓ではない普通の窓に移ります。
まず、運転台側から1枚目の窓(戸袋窓)と2枚目の窓の間。
ついで2枚目と3枚目の窓の間を。
窓周辺では、どちらかと言えば窓枠の下の方が、やや傷みが大きくなったような印象があります。運転台から3枚目の窓の下あたりを見てみます。
車端部寄りの方に移ります。
車端部寄りのドア付近の車体側面の様子を掲げます。
ついで、いつものように、傷の多いドア周り、車端部寄りドアのそれを掲げます。
同様に傷の多い、車端部寄りのドアの戸袋窓の、下の角を挙げておきます。
最後に、前回コピーライター養成講座のパンフが大量に捨ててあった、デハ5001と地下街の階段との間、車体正面から見て向かって左側面を覗き込んでみました。
車内の展示はあい変わらず渋谷のキャンペーン写真の当選作の展示のままであり、活用法については進展がないようです。ただ、この日は午前中雨模様だったため、足拭きマット代わりに入口に段ボールが敷かれていました。
来月、渋谷では「渋谷文化プロジェクト・フォーラム 渋谷文化茶会・其ノ壱『渋谷の魅力を考えよう。』」なるイベントが行われるようです。それだけ、消費低迷のご時世でも、特に渋谷は向かう方向に迷っているのだろうと思われます。その中で、デハ5001のせめてもの活用法が見いだされる可能性は、あまり期待できなさそうです。
今日の廃れぷりは、ブーム終了というのもあるでしょうが、警察や地元商店主の介入も大きな要因だと考えます。
確かに、一部の人が、乱闘などを起こしたり小学生女子あたりまでもが、遊びにくるなど、治安に悪影響を及ぼしましたが、街の活性化、集客のためにはアングラさが必要だといえます。
代官山も、「安心して家族連れで」という方向になったとたん、面白くなくなりました。
なんとも言い難いです。
アングラさや猥雑さが時として街の魅力となることはあるのですが、なかなかそれは「街作り」には結びつかなさそうです。「安心して家族連れ」となると、結局街の個性より「安心」に重点が置かれてしまうことになりそうですね。