さよなら交通博物館 建物の解体状況(4)
交通博物館解体について、先月末と先週の状況をお届けします。最近このトピックを検索して当ブログへお越しの方も少なくないようで、かつての交通博物館に愛着を感じておられる方はなお多いのだなと、その積み重ねたものの大きさを感じます。

まず、交通博物館の南側の交差点から望んだ情景を。


光線の具合などで見苦しい点はご容赦下さい。
この写真ではちょっと分かりにくいですが、先月20日の時点の様子は、前回(3)で報じた2月上旬の様子とあまり変化がないように見える一方、先週のそれは東側(神田側)に新たな囲いが設けられています。
その附近をもうちょっと接近して捉えてみます。


下の写真は本記事トップに掲げたものと同じですが、東側に新たな囲いが出来、解体工事が新たな段階に入ったことを伺わせます。
この辺りを、角度を変えてもう一つづつ。


このように解体が進められている建物東側ですが、鉄の板塀のために中の様子は極めて見にくくなっています。脚立でも持ってきてその上に登るのも一案ですが、そこまでする力もないので、とりあえず手をさしのべて塀の上から当てずっぽうに撮ってみた写真を掲げておきます。


新たな囲いを建物の周りに設けた関係からか、先月にはなかった足場らしきものが今月になると置かれています。中央線の煉瓦積み高架橋と、交通博物館本館との繋がっていた箇所が、見えるようになっています。
西の方へと移動して行ってみましょう。


こちらはさほど変化がありません。ただ前回撮影時と比べると、こちら側にも道路に面して博物館の敷地との間に高い鉄の板塀が設けられ、歩道から中の様子を窺うことが難しくなっています。
この塀の高さはこんな感じです。

塀の高さを歩行者との対比から推測いただけると思います。
この塀は、2月中旬に設けられたものと推測されます。これと同じ塀は、それまで工事の中心だった東側の、かつての入館口の方には昨年から設けられていました。工事が次第に西側に及ぶため、塀も拡張されたのでしょうか。
この塀越しに、中の様子を窺ってみました。


ここは機材の配置も含め、あまり変化はないようです。
もう一歩西側へ移ります。


この辺りまで来ると、機材の出し入れ程度で、あまり変化はなさそうです。なお、上に挙げた2月20日撮影の写真で、交通博物館の建物に映っている、短冊状の光は、道路を挟んで向かい合ったガラス張りのビルに射した日光の反射と思われます。
更に西側となると、前回の記事の際と比較しても変化があまりないので、2枚並べるのは止め、よく写ったもの各一枚を掲げます。


これは上の写真に写っている箇所(2010.2.20.撮影)
この辺りまで工事が及ぶのは、まだしばらく先のようです。
着実に工事は進んでいます。今後も最後まで見ていくつもりですので、ご関心のある方は引き続き当ブログをご注視下されば幸いです。
by bokukoui | 2010-03-15 23:59 | [特設]さよなら交通博物館 | Comments(0)