さよなら交通博物館 建物の解体状況(5)
(2010.3.20.撮影)
上に掲げた高架橋下の倉庫の中でも、なにやら工事が行われているようです。望遠機能を使って開け放たれた窓の中の写真を撮ってみましたが、何が行われているのかは不分明でした。
この高架下は再開発後どうなるのでしょうか。建物の跡にビルを建てるのは良いとして、高架下の倉庫はそもそも川に近すぎて湿気が多く、交通博物館時代は除湿器かけどおしだった、ということは以前書きました(「回想・閉館後2年余の交通博物館館内」)。転用法はあるのでしょうか。といって現役の高架橋でもあるわけで、あんまり弄り回すのも難しそうです。
それでは建物の様子を、まず南側の交差点から。
この角度ではあまり変化がないように見えます。
しかし、この間に工事の一局面は明らかに進んでいました。その模様が分かる、東側(神田側)から撮影した写真を以下に掲げます。
このように、工事用の囲いが取り払われています。(4)の記事に記したとおり、2月にはなかった囲いが3月上旬には設けられており、その中で建物北東側の吹き抜けになっていた、地階に蒸気機関車が置かれ頭上からヘリコプターなどがぶら下げられていた、あの建物が解体されました。そして先月末には解体が終わって囲いが撤去され、これからは足場の解体が行われるのでしょう。
この附近の様子をもう何枚か掲げます。
板塀があるのでなかなかこの辺りの撮影は難しいのですが、何とか対照できそうなものがこれです。
31日はたまたま囲いの扉が開いていましたので、このような写真を撮ることが出来ました。
この辺りをもう一枚。
20日には解体中の建物を覆っていた白い板が、31日には取り外されて積み上げられているようです。
こうして、吹き抜けの建物は姿を消しましたが、その模様をよく伝える一枚を。
傾いているのは塀の上にカメラを差し出して撮ったためです。ご諒承下さい。
それでは、他の箇所に移りましょう。
南側から解体中の建物を望みます。
こちらからは、2月頃と比べても特に変化は伺えません。
接近して、塀の上にカメラを掲げて撮影したものも並べておきます。
こうして見ても、さほどの変化はないようです。
最後に、南西側・西側(お茶の水側)を。
こちら側はほとんど変化が見られません。この辺りの塀の内部や煉瓦積みの高架橋の様子も、特に変化が見られませんので、写真は省略します。
建物一つが完全に消え、引き続き本館が東から順次解体されていくものと思われます。今後も何とか、折を見て写真を残しておこうと思います。
http://www.jreast.co.jp/press/2009/20100320.pdf
とりあえず環境っていってみるテストを地でいく話ですなw
とはいえ旧駅舎を上手に活用するとかなかなかに遊び心のある話で
「とりあえず環境」感は歴然ですが、以前の歴史にも一定の留意はされているようで何よりです(CGに描かれている御輿からして、地元への説得の論理上なのかもしれませんが)。
高架橋下も店舗にするのでしょうかね。