【告知】講演会「第一次世界大戦における海軍と外交」@東大五月祭
これは五月祭で東大戦史研究会が主催して、海軍史に詳しい在野の方々が講演を行うものです。一昨年秋に同じく本郷キャンパスで、当ブログでも詳細にお伝えしましたように「巡洋戦艦『金剛』 技術的視点による再考」という講演会が行われましたが、その第2弾、今回は東大戦史研の五月祭企画の一環として、再度本郷キャンパスに戻ってきました。
今回の演目は表題の通り第1次世界大戦です。その世界史的重要性に比して、日本では概して注目されませんが、そろそろ百年ですし、ひとつ教養を深めてみてはいかがでしょう。現代の国際問題もこの時期に端を発するものは少なくないですし、単純に戦史マニア的にも戦艦が一番輝いていた時代(2次大戦の新戦艦なんてフリークスだと個人的には思う)です。面子も中身も濃さは前回同様ですので、ぜひご期待下さい。
講演会の詳細は、mixiのコミュニティや、サイト「三脚檣」さんでも紹介されておりますが、当ブログでもご案内します。
演目:「第一次世界大戦における海軍と外交」
主催:東京大学戦史研究会
協力:金剛会
開催日:5月29日(土)
場所:東京大学第83回五月祭にて
本郷キャンパス・法文1号館3階の文312教室(64席)
時間:12:30~16:00(開場12:00)
(1)いぎしちじ「日本海軍の地中海派遣と日英外交」
~日本海軍は英国の要請に応え地中海に小艦隊を派遣した。第二特務艦隊と称された彼らの活動を中心に日本外交への影響を解説する。
(12:40~13:40)
(2)新見志郎「コンスタンチノープルのドイツ軍艦がもたらしたトルコの参戦」
~開戦劈頭トルコへ遁入したドイツ艦隊がもたらした歴史の転換点とは何だったのか。彼らを敵方へ追いやったイギリスの失敗を探る。
(13:50~14:50)
(3)大塚好古「第一次大戦と米戦艦」
~米国は決戦兵力たる戦艦隊の英国への派遣を決した。その活動を明らかにすると共にその後の英米関係に及ぼした影響を解説する。
(15:00~16:00)
各演目の時間には質疑応答時間を含みます。
また時間は目安です。
入場無料、入退場自由です。
追加の情報などがありましたら、講演会までに適宜追加します。ポスター・地図・会場案内など追加予定。
※5.22.:ポスター画像を追加しました。
※重要な追記:
五月祭のパンフレットの、「講演」のページに本企画は掲載されていません。本企画は取り扱い上、「展示」になっております。
正門(赤門ではない)から入って、左手二番目の、この建物の3階が会場です。この写真の入口から入って、正面に階段がありますので、そこを三階まで登るのが分かりやすいと思います。
で、3階まで上ると、上図の赤矢印で示されたように踊り場に出てきますので、半周して312教室にお越し下さい。エレベーターもありますので、どうぞご利用下さい。
※イベントは盛況のうちに無事終了しました。当日の様子などはこちらのリンク先をご参照下さい。