さよなら交通博物館 建物の解体状況(8) 5月下旬~6月上旬篇
それではまず通例に従って、南側の交差点から見た全景を掲げます。
残っていた建物も解体が進み、囲いが外されて上の方から撤去されていることがお分かりいただけるかと思います。
まず東の神田側から見てみます。
先月にはだいたい原形をとどめていた建物が、囲いの中で解体され、撤去されています。
このあたり、塀越しに撮った写真をもう何点か(上の「南東側から見る」6月5日撮影のは塀越しの撮影です)。
昔の入口の階段は形をとどめている(2010.5.30.撮影)
それでは、南西側の方から、つまり解体中の建物の長手側を、見てみましょう。
どうもうまく定点観測になっていなくて申し訳ないのですが、解体の状況はかなり明確に分かるかと思います。
前回の記事で、西側の階段塔に解体に備えた覆いが掛けられた様子の写真を掲載しましたが、その階段塔が撤去され、残った建物本体も、順次壁面や床が取り除かれ、線路側の壁を残すのみとなり、それも残り少なくなっています。
階段塔撤去の状況について、接近して写した写真を掲げます。
このように、ガラス張りで円柱を半分に割った特徴ある形をしていた(建設された時代を考えれば大変洒落たものと思います)階段塔は、その姿を消しました。さらにその翌週には、
かつての階段付近をズーム(2010.6.5.撮影)
と、階段自体も撤去されています。
ついで西側からの様子を掲げます。
昨年秋に写真を撮り始めた頃と比べ、樹木の葉が繁茂して様子が見にくくなっていますが、建物の方は反対にその姿を消そうとしています。
その建物の、もうちょっと細かい写真を最後に何点か挙げておきます。
いよいよ撤去工事も終わらんとする局面に至りました。おそらくこの企画も残り僅かの回数となるでしょうが、その名残が完全に消え失せるまで、見届けたいと思います。