今日の東急デハ5001号の状況(61) 附:怪しい噂話
それではいつもの通り、全景を。
日曜日のお昼頃とてハチ公前は人であふれかえっており、これより人の少ない写真を撮ることはほとんど出来ない相談でした。また人が多いので、接近して細部の写真を撮るのもなかなか大変でした。それもあって、今回の調査は簡単めです。
それはともあれ、各部の様子を。
まずは、傷の前から多い、運転台寄りのドアのあたり。
同じドアの戸袋側を見ると、このようになっています。
ついでこれも傷の多い、戸袋窓の角周辺ですが、ここはさほど大きくは変化していないように思われましたので、向かって右下の角の様子のみ掲げておきます。
さらにその向かって右の窓周辺を掲げます。
また、更に向かって右の窓の角を見ますと、このようになっています。
更に、車端部寄りのドアの向かって左の窓を見てみます。
そしていつもの定番の、ドア周りも掲げておきます。車端部寄りのドア周りはこんな感じです。
一方、これも定番の戸袋窓のあたりを見てみます。
一方右下はこうなっています。
ところで、車内の展示はこのようになっていました。
で、何でも「子ども虐待防止」のために「2010湘南・東京オレンジリボンたすきリレー」なるイベントが開催されていたようです。虐待防止のためその実態や対策の推進を広報するという趣旨自体は文句のつけようがありませんが、「オレンジリボンたすきリレー」なる手法がそれだけ貢献するのかはよく分かりません。立派な目的を持ちつつも合理的で有効な手段を打ち出す企画力が乏しい場合、それはしばしば見当外なものへの無体な攻撃になる(実のところ、児童虐待自体が、親などが抱えた問題――それ自体は自身の責任でなく社会的配慮が必要なものであったとしても――を無体な子供への攻撃にすり替えたものなのですが)ということは、当ブログでもしばしば触れた表現規制問題でも見いだされることで、この運動がそのようなことにならないよう祈念する次第です。
以上、久しぶりの報告でしたが、比較的簡潔な内容にもかかわらず、記事の完成が大幅に遅れてすみません。
なお、たまたまネット上で、デハ5001に関する以下のような怪しい噂話を見つけましたので、一応紹介しておきます。
世間の裏側の表の画像「桑原渋谷区長の黒い噂。」真偽の程は定かなりませんが、最後の段落の「民間交番」をめぐる経緯は小生が聞き及んだところとは一致しております。しかし、おそらく東急車輌内でも様々な動きがあったであろうことは、以前寄せられた情報からしても推測され、仮に勤務の実態があったところで、それだけで帰趨が決まるものではないと考えられます。
「渋谷の文化である詩吟の為のホールを建設したい」の発言であまりにも有名な桑原区長。
現在、渋谷駅,ハチ公前に設置してある、コスプレ集団ことガーディアンエンジェルスの詰め所っぽくになっている緑色の車両。
あの意味不明プロジェクトの発端は、桑原の息子が東急車輛勤務で、その癒着だという噂濃厚。
ちなみに車両の切断、移送で2000万近いプロジェクトだったという説。
ガーディアンエンジェルスの詰め所として使ってた経緯は、当初、桑原としては民間交番を設置したかったらしい。が、流石に渋谷警察署から本物の交番の前に民間交番つくってメンツ潰す気か?と反感を買ったらしく、車両は調達しなきゃいけないしーって流れでとりあえず使われているらしい。
(以下略)
しかし、「詩吟が渋谷の文化」とは? です。以前この一連の企画で取り上げた「渋谷芸術祭」もそうですが、行政が「芸術」で街を売り出そうとするような、行政が望む格好いい「あるべき」街の姿と、実際の街に来る人が求めているものとの間にありがちな"浮いた"感覚が、まことにはっきりと現れていることは遺憾です。デハ5001もまた、それに巻き込まれたといえるかもしれません。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4798
こんな記事を読んで成程、と。
自分は株屋でもあるのはご存知でしょうが、この世界は現実に即した経済観を持ってないと直ぐに敗者となり消えていくという、明快なロジックに支配されていて、そこが魅力です。しかし資格に守られているとそういう新陳代謝が進まず、気づけば老害と。
もうじき資格業になる予定の自分としてはまさに他山の石。
ある程度の権限と土着性をもち予算や補助を出しやすい集団として消防団というものがありますが、そちらに行かず、某ボランティア警備団体に場所を提供する発想が理解しがたいです。