鍋焼うどんの探求(14) あさひや@本郷
昨年度は東大の正門前から本郷通りを南下して順繰りに店を探訪しましたが、今シーズンはまず、試しに北上してみることにします。
というわけで、北上して最初のお店、本郷通りからちょっと路地に入ったところにあるあさひやにて、「鍋焼き」(1000円)をいただきます。

目立たない場所にあるお店で、広さもそこそこです。天井があまり高くないのが、かえって落ち着きます。メニューを見ると1000円の鍋焼うどんは同額の天丼と並び一番高いメニューで、他はもりかけ500円、天ぷらそば850円というところです。
それでは本企画の中心である、具の調査にかかりましょう。
・えび天
・卵(半熟)
・卵焼
・かまぼこ(2枚)
・なると
・麩
・ほうれんそう
・薬味の太ネギ(別添え)
このお店の具の特徴は、卵が二種類入っていることでしょう。これまで卵については、一番普通の落として煮てあるパターンに始まり、生卵別添え、卵焼、ゆで卵、そもそも入っていない、などの各種パターンがありましたが、このうち二種類が同時に入っているのは初めてです。伊達巻が入っていた事例はありましたが。卵焼はちょっと甘い目の味付けでした。落とし卵は白身が固まって黄身はとろりと、ほどよい加減でした。
うどんの麺は細めで柔らかく、長いのが特徴でした。だしは見た目ほど辛くなく、なかなか良い感じです。小生の好みとして良かったのは、吸い口に柚子が入っていたことでした(写真のかまぼこの上に載っかっている緑色の小片)。これがあると、食べていてまことに豊かな気持ちになれます。
それでは締めに、お店の外見と場所を掲載しておきます。
