鍋焼うどんの探求(20) 満留賀 静邨@神保町(神保町満留賀めぐり)
というわけで「鍋焼うどんの探求」コーナーの続きですが、前回・前々回に引き続き、神保町附近に何故か矢鱈とある「満留賀」という名前の蕎麦屋さんを順番に廻っていきます。
今回は靖国通りの南側に入り、書店の建ち並ぶすずらん通りから折れた脇道にある、満留賀 静邨を訪れます。住所としては神田神保町1丁目になります。そこで、「鍋焼きうどん」(1300円)をいただきます。
このお店は店名が他と異なっていますが、元々「満留賀」だったのが、手打ちの店に切り替えた際に名前を少し変えたのだそうです。というわけで、店の外見もちょっと凝った感じで、中に入れば職人さんが蕎麦を打っている姿を見ることが出来ます。でも鍋焼を注文したわけですが(苦笑)。
値段は普通の蕎麦屋さんと比べとても高いというほどでもなさそうです。せいろやかけが650円、鍋焼きうどんの他天ぷら蕎麦と天丼が1300円というところです。それもあってか、昼過ぎの時間帯に行った覚えがありますが、結構混んでいました。
それでは、具の検討を。
・えび天(衣ひかえめで中身はでかい)
・卵(半生程度に煮てある)
・かまぼこ(飾り切りでとても厚い)
・豚肉
・かに
・鶏団子
・筍(2枚)
・麩
・太ネギ
・三つ葉
・薬味のネギ(別添)
なかなか豪華版です。かにというのは初めてですね。豚に鳥も加わって賑やかです。鶏団子というのも初めての例かと思います。天ぷらも普通の蕎麦屋の天ぷらと異なり、衣控えめの本格志向? というところでしょうか。
麺は太めで柔らかでした。だしは上品な感じで、具だくさんの割には澄んだ印象があります。
神保町附近の満留賀めぐりも3店目ですが、このお店は店名も違うように、普通の蕎麦屋さんよりは本格的というか趣味的というか、鍋焼うどんの内容も他の満留賀とは違っています。値段もその分やや高めですが、内容を考えれば十分納得のいくものといえます。
最後にお店の外見と場所を挙げておきます。