鍋焼うどんの探求(23) 蕎麦処 美濃戸@川崎
で、いつぞや川崎の図書館に行ったついでに本企画を一度行いましたが、前回の記事に書いたような理由でまた最近川崎に足が向いているもので、二度目の川崎のお店です。
本企画(17)のコシバの角を挟んで2軒隣、蕎麦処 美濃戸にて、「鍋焼(玉子入り)」(1000円)をいただきます。
このお店は4階建てのビルになっていて、2階・3階も店のようです。1階はテーブル席ばかりで30席くらいありましたっけ。
お品書きを見ますと、価格設定はもりかけ450円から、天ぷら800円天ざる1100円とお手頃で、鍋焼うどんの価格もまずまずです。天丼も1000円というのは割と安い方では。一方、つまみものも結構あるようで、夜は呑む人向けの営業になっているようです。
で、「鍋焼(玉子入り)」とお品書きにあったのですが、では玉子抜きのがあるかというとそういうわけでもなく、どうして書いてあるのかなと怪訝に思いつつも注文します。すると店のおばさん、「そばですかうどんですか」・・・ということは「鍋焼そば」も可能なのか!? と思いましたが、比較調査の観点から蕎麦は見送って「うどんで」と指定します。するとおばさん、「うどんは太いのと細いのとがありますが」・・・む。ここまで種類のあるお店は初めてです。で、鍋焼には太めの方が良かろうと太めで注文しましたが、実はこのお店は細めのうどんを特徴にしているようで、そっちの方が面白かったかも・・・まあ、比較という点を重視した選択ということで。
では、具を見てみましょう。
・えび天(煮てある)
・卵(生に近い)
・かまぼこ(厚めでちょっと飾り切り)
・なると(2枚)
・伊達巻き
・麩
・筍
・椎茸
・ほうれん草
・長ネギ
・別添の小口切りのネギ
伊達巻きがやや特徴的ですが、まずはオーソドックスな陣容でしょうか。えび天は衣にだしがしみこんでいますが、衣が剥がれたりしないのは感心です。衣は割と薄めでした。卵を崩すと全体に程よく一体感が生まれます。
うどんは、太めといってもまずはごく普通の太さでしょう(むしろ、一般的な市販のゆで麺を基準にすれば、ごく僅か細い目のような気もしました)。長さは長い印象。柔らかめに煮てありますが芯はしっかりという感じで、食感も良好でした。
だしは大変結構で、甘すぎず辛すぎず、しかしだしの風味はしっかりしていました。上品で結構な味で、機会があれば細めのうどんや「鍋焼そば」?を試してみたいと思います。もっとも、分量も上品でやや少なめのような気もしましたが。
それでは、例によってお店の外見と場所を。