今日限りの富士山麓の風景
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富士急行の富士吉田駅は、明日7月1日より駅名を改称し、「富士山駅」になるそうです。ひょんなことから改称直前の同駅の様子についての写真が得られましたので、改称記念に掲げておきます。
と、名前と共に新たな装いに改めるべく、工事もたけなわといった情景でした。富士吉田駅改め富士山駅は、木を多用した内外装が特徴となる模様です。なるほど富士登山は富士吉田口からが最も多いと聞きますので、観光振興のためにも思い切った改名を行うもののようですが、しかし静岡県方面から抗議とかはなかったのか知らん。いや、市の名前が消える富士吉田市としても何かなかったのか・・・それだけ地域の足としての性格が減退し、観光に頼らざるを得ないということでしょうか。
とまれ、この改称が良い方向に働ことをよそながら祈念しますが、しかし鉄道趣味界でもあんまり話題になっていないのか、この日発売二日目だった3000セット限定「ありがとう富士吉田駅硬券セット」の番号は、いまだ400番を越えたところだったとか。
以下余談。
改称に合わせリニューアル中の富士吉田→富士山駅構内に、こんな懐かしいものがありました。
「社団法人青少年育成山梨県民会議」による設置
如何にも昭和な地方のアイテムですが、バス乗り場案内を張る場所に半ば転用されてしまっています。駅名改称後もこの白ポストは存続するのでしょうか・・・?
それはそうと、山陰本線の出雲神西駅が出雲大社口となのり、「遠いぞ!!」とクレームを受けたことがありましたが、今回の富士吉田駅の場合はこういったクレームはないのでしょうかね?
神西→出雲大社口→出雲神西の場合は、駅名を変えたのに、出雲大社行きのバスもタクシーもなかったため不評を買ったものです。その点バスターミナルが隣接している富士吉田は全く問題ないです。
それはそれとして、西出雲駅は「知井宮」の方が良かったと残念でなりません。