本日発売 ナヲコ『プライベートレッスン』
こんな話ばかりも何なので、めでたい話も一つくらいは。
当ブログでもしばしば感想を書いておりました、百合アンソロジー『つぼみ』掲載のナヲコ先生の作品「プライベートレッスン」が単行本に纏まり、本日発売だそうです。書き下ろしとかの頁も結構ある模様です。今年は『なずなのねいろ』も完結したし、ナヲコ先生の単行本が年に2冊も出るとはめでたい限りです。
で、何でもブックファースト・COMIC ZIN・とらのあなでイラストカード若しくはペーパーがつくそうで、それも全4種もあるそうで驚きですが、流石に4冊買う予算は・・・とまれ、結構活発な売り込みが行われているようで結構なことと存じます。
ところで、左の書影をクリックすると芳文社の「つぼみコミックス」のサイトに飛ぶようにリンクを張っておきましたが、そこでは本書のあらすじが以下のように紹介されております。
ピアノの先生兼いとこのとり姉が気になって仕方がないたまこちゃん。あれ、そんな話だったっけ? と思ってしまうのは多分小生が「百合」読者としてかなりイレギュラーなためか、そもそも根本的に人間性が歪んでいるせいなのかはわかりませんが、本作はナヲコ先生の作品としては『voiceful』『なずなのねいろ』に続く音楽漫画シリーズ完結篇(別に三部作になっているわけではないですが)ということになっていると思いますので、「百合」的に「萌え」そうなポイントもあるとは思いますけど、音楽の面も忘れないでいて欲しいところです。
イロイロと頑張るものの、なかなかうまくはいかなくて…。
不安の種もライバル候補(元ぽっちゃり先輩&ほわり美少女&その隣人)も盛り沢山でどーする純真仔犬系女子高生!
ちびちびレッスンキャラまんが(ぽよぽよころころ)や描き下ろし満載のナヲコな1冊。
ちなみに私見を述べれば、『voiceful』『なずなのねいろ』が「原理的に」アニメ化不可能なのに対し、『プライベートレッスン』は不可能ではない、というところが大きな差ではないかと考えていますが、札付き音痴の小生がこんなことを喋々するのも何なのでこれ以上は控えておきます。
※2011.8.12.追記
特典の詳細は「つぼみ」編集部ブログを参照。
さて、久しぶりにブログの過去記事を見直してみて愕然としたのは、今年度に入ってから小生が買った書物は、このブログに挙げたものがほとんど全て、つまり『つぼみ』と近鉄の百年史くらいしかないということでした。あと主だったのは京阪の百年史くらいでしょうか。考えてみれば漫画一冊買って読む気力も萎えているようで、インプットがこのざまでは碌なアウトプットが出来ようはずもありませんが、この状況を脱するにはまだしばらくかかりそうです。
せめて本書でも読んで気分転換を図りたいところですが、酷暑のなか出掛ける体力をどうやって回復するかが当面の課題になりそうです。