鯨にぶつかる話
種子島~鹿児島の高速船が鯨にぶつかったらしい事故を起こし、百名以上の負傷者が出た由です。死者が出なかっただけ不幸中の幸いという感ですが、高速船だけに衝突時の衝撃は相当なものであったようです。
小生も数年前に同じ航路の高速船に乗りました。桜島の前を航行していたとき、雨上がりで島に虹がかかっていたのを覚えています。結構早かったけど揺れたなあ。あと運賃が飛行機より高かったのには驚いた(もっともその飛行機代は、早朝の便だったので半額割引というやつだったけど)。
実は、高速船が鯨とぶつかる事故というのは結構起きているそうです。といって対策もなかなか難しいようで、鯨よけの音波を出して航行しているそうですが、効果の程は不明とか。
で、この事故の話を聞いて思い出したのが、毎度おなじみ山田貴敏『アクシデンツ』の3巻に収められている「クジラと鯨」というお話。まんま、高速船と鯨の話です。
もっともこれは単純に鯨とぶつかるのではなくて、「鯨との遭遇率90%」を誇るホエールウォッチング兼連絡船が何かにぶつかり、それが鯨なのか流木なのかで大激論、というお話なんですけど・・・それにしても、いろいろ先駆的で優れた漫画だったんだなあ。やっぱアニメ化しかない。実写化もよし・・・でも制作費はかかりそうですな。
「純粋」の定義に多少引っかかりますが、おそらく一面の真理であることは否定しがたいでしょう。
ところであのメールですが、読んでる方が救われなくなる気もします。少なくとも小生の場合は。