東武と文鮮明とスカイツリー
小生がいつも乗っている路線には、東急・東京地下鉄・東武の各社の車輌が乗り入れているのですが、個人的好みでいえば、どうも東武の電車は見た目も乗り心地も好かんのです。特に50000系の初期型(窓が1枚で開かない)のがもっとも好みでなく、そんな気分で出かけるとツキも悪くなるのか、出先で物事がうまく運ばないような気がして、するとますますこの車輌に苦手意識が、という悪循環になるわけで、時間に余裕のある時ならば東急や営団の車輌が来るまで待っても良いのですが、諸事情によりそうも行かないこともあります。
そんなわけで一昨日乗った東武50000系の車内に、こんな広告が・・・
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うーん・・・
統一協会ネタは以前当ブログでも「統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える」で扱い、当ブログとしては大きな反響を呼びました。それ以降も折々、その悪評を耳にしておりましたが、ひと頃と比べればやや収まったとはいえ、しぶとく活動を継続しているもののようです。もっとも文鮮明は2008年に死んでいるという説もありますが・・・
さて、東武の車内ではこの文鮮明の広告と並んで、こんなのもありました。
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どういうわけだか、一昨日昨日と乗った東武車では、文鮮明の広告とホテルの広告がぴったりくっついて、他の広告や掲示とは離れていました。遠目には二つで一枚の広告に見えてしまいそうな感じでした。
で、このように文鮮明と並べられてしまうと、紫系の色の照明で「粋」を演出した筈のスカイツリーが、何だか主体思想塔に対抗して統一協会が建てた怪しい塔に、一瞬思えてしまったのは、小生がこのところどうにも心身の疲労感が抜けず、気力も萎えて、身辺でも碌なことがなかったためなのでしょうか。
まあその、「共産主義」の旗さえ掲げていればみんな仲間だと思うのはあまりにナイーヴだったわけですが、かといって「反共」なら何でも手を組めばいい、というもんでもない、というのが、かなりこじつけですが冷戦の教訓だったといえばそうとも言えるわけで、しかし今日の混迷を極める世相を見るに、そのような身近な教訓すらろくすっぽ生かされていないようには思われます。
橋の上にいるのはスカイツリーをイメージした「雅」カラーの東武特急スペーシア
スカイツリーが高すぎて、てっぺんまでがフレームに入らない・・・
(肌色の装丁が為された小さな写本を取り出しながら)
これから偉大な教典を朗読して差し上げましょう、心して聞いてください。