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筆不精者の雑彙

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「こまつなめし」の作り方(簡単な菜飯のレシピ)

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 いろいろ不調もあって、このところ逼塞生活を送っておりましたが、その間多少なりとも調子がマシな日は自炊に勤しんでおりました。で、家常豆腐とか肉じゃがとか烏賊と豆腐の煮物とか豚バラ肉と大根の煮物とかいろいろこしらえておりましたが、そんな中でさる方に教わった菜飯が、作りやすく、おかずとご飯をかねて簡便でもあるし、けっこう良い味わいでしたので、備忘のためにここにそのレシピを書いておきます。



 で、菜飯はもともと救荒食(というか米節約のための増量手段)の面があり、大根の葉っぱで作ることが多いのですが、今ではかえって大根の葉っぱの入手の方が難しい場合が多そうでもあり、小松菜で作る方法を教わりました。教えて下さった方の名前が小松さんで、小松菜で作る菜飯ということから、これを仮に「こまつなめし」と呼んでおきます。

 ●材料
  ・米
  ・小松菜
  ・油揚げ
  ・醤油
  ・酒
  ・みりん
  ・砂糖
  ・ごま油
  ・唐辛子

 ●作り方
  1.ご飯は水を少なめに、極力固めに炊いておく
  2.小松菜をさっと湯がき(茹ですぎは禁物)、湯を絞ってみじん切りにする
  3.油揚げも茹でて油抜きし、好みの大きさに切る
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下ごしらえの済んだ小松菜と油揚げ

  4.鍋にごま油と唐辛子を入れて火にかける
  5.油が温まったところで、小松菜と油揚げを入れて炒める
  6.少し炒めて砂糖を入れ、続いて酒とみりんを入れる
  7.さらに醤油を入れて炒め、味を見ながら煮詰める(汁気は少し残るように)
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煮詰まってきた小松菜と油揚げ

 8.炊きあがったご飯と7.をよく混ぜてできあがり

 菜飯などご飯に具を入れた類のものには、米の状態で混ぜて一緒に炊きあげるものと、炊きあがったご飯と混ぜるものとがあり、どちらもそれぞれの味わいがありますが、後から混ぜる方が簡単ですね。この菜飯を作る際の注意点は、煮詰める時に程よく汁気を残し、固く炊いたご飯にうまく馴染ませることにあると思います。具の味はご飯に混ぜることを考えて濃いめにしておきましょう。

 で、レシピとして一番大事な、米と具の比率ですが、大体の目安として米1合:小松菜1株:油揚0.5枚くらいのようですが、これはもちろんお好みでどうぞ。ここに挙げた写真の例では、米2合に対し小松菜3株(たまたま小ぶりの株だったので増やした)と油揚げ大きめ1枚くらいを使っています。
 また味付けですが、小生はこの分量に対しまず砂糖大さじ1:醤油大さじ3:酒大さじ1.5:みりん大さじ1.5くらい(目分量ですが)を投入し、味見をして薄い気がしたのでそれぞれ適当に足しました。小松さんの教えでは醤油2:酒1:みりん1の比率が基本だとのことで、それに心持ち酒・みりんを多めにするようにしているとのことでした。小生も大体この比率で作ってみて、いい感じの味になりました。ただ少し甘めの気もしたので、好みによっては醤油をもっと大胆に投入しても良かったかも知れません。

 バリエーションとしては、これにカブを細かく切って投入するのも良いそうです。小生の考えでは、ちりめんじゃこの類を一緒に炒め煮にして入れると旨いんじゃないかなと思いますが、まだ実験はしていません。
 とまれ、一杯で炭水化物も蛋白質もビタミンも摂れるし、おにぎりにして弁当とかにも使えそうだし、ご飯を炊く時間で全てできてしまう安直メニューなので、一つ皆様ご活用下さい。もとは米の節約手段だったかも知れませんが、けっこう旨くて、ばくばく食べられますよ。
Commented by 杜若 at 2012-06-08 12:05 x
おいしそうでございます♪
是非、うちにヨメにいらして下さいませm(_ _)m
Commented by bokukoui at 2012-06-08 22:19
是非お試し下さい。
ヨメ入りにはまだまだ修行が足りませんで・・・
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by bokukoui | 2012-06-07 23:44 | 食物 | Comments(2)