秋葉原通り魔事件から4年
今なお心の中に何か蟠ったものがないではありませんし、秋葉原の近況についても多少の思いがなくもないですが、うまくまとまらないので、今日はただ静かに手を合わせるのみです。
蛇足ながらひとことだけ思い浮かんだことを述べますと、秋葉原の事件が象徴的に示したこの社会のある種の亀裂は、その後の震災や原発事故などを経て、よりはっきりその姿を現してきたように思われます。その亀裂にどうやって橋を架けるか、せめてその亀裂に自分が落ち込まずに生きるにはどうすればよいのか、ぼんやりそんなことを考えています。

W家の紋章に刻まれた白銀の剣と天秤、それに純白の一角獣は、絶対的な正義と不正に対する苛烈な制裁を表します。
神罰の地上代行者にして信仰の守護者。聖地回復の際に著しい功績が認められ時の教皇インノケンティウスにそう賞賛され、大公位と共に与えられた紋章からW家の栄光の歴史は始まります。
異教徒から奪い返した永遠の都。時の当主の突撃の合図に合わせ、天子の軍勢が駆けつけたと当時の吟遊詩人に謳われていたそうです。卓越した用兵術と外交により快進撃を続けた有様は当時の人としてはまさに神業としか見えなかったのでしょう。W迫るの知らせに色をなしたスルタンは、エジプトからメッカまで僅かな騎兵を従え落ち延びたそうです。
というお話は特に無く、試験終わられたので前居た研究所の常勤研究員になられるそうです。授業ノルマのない助教というような立場とか。
殿下のご家業の社史は、折々古書店で探しておりますが、未だ手に入らず残念です。

社史は、案外本社に在庫があるかも。一度伺ってみると宜しいと思います。