『きかんしゃトーマス』が『トッキュウジャー』に参戦?~台湾ところどころ(2)
そんなわけでしばらくブログも途絶えておりましたが、今月は鉄道記念日もあるし、先日は東海道新幹線開業50周年でもあったし、本分に立ち返って?鉄道関係の話題を中心に用意しているトピックをいくつか形にできればと考えています。
なんですが、まだ充分に調子が上がっていないので、今日のところはちょっとした写真ネタで。
台湾某所で2014年9月上旬撮影
(この写真はクリックすると拡大表示します)
少し前の当ブログの記事で、先月まで放映していた『RAIL WARS!』というアニメの話をしましたが、今年はそういうのが流行りなのか、日曜日朝のお約束である東映の戦隊ヒーロー物も『烈車戦隊トッキュウジャー』というもので、列車をモチーフにした変形合体ロボが登場しています。で、先月台湾に行った際、某所で見かけたおもちゃが、トッキュウジャーのように列車が変形するロボットもののようだったのですが・・・。
どう見ても『きかんしゃトーマス』にしか見えませんね(笑) でも「SUPER ROBOT」「TRANSFORMABLE TRAIN」と書いてある! なんでもくっつければいいって門じゃないだろ!
最近の台湾はすっかり発展したので、こういうインチキグッズは影を潜めているような印象がありましたが、どっこいまだまだ残っているようで。土産に買って帰ろうかと思いましたが、偽ブランド品と同じことなので、税関で止められても何だと思ってスルーしておきましたが・・・。
これだけで記事を終わるのも何なので、もう一つおまけに。
これは、台北のとあるスーパーで見かけた歯磨きです。
2014年9月上旬 台北某所で撮影
・・・。このセンスは・・・。ダッコちゃん人形やカルピスの昔のキャラクターのごとく、日本などでは遠慮させられそうなものではないかと懸念されます。もっとも、そもそも歯磨きに「黒人」なんて商標を冠して、どういう訴求効果を狙っているのかがいちばん謎ですが。
なお、「黒人」の差別表現問題については、ちょうど台湾に行く直前に、長谷川晴生さんの以下のツイートに接しました。
「黒」を負の意味で使うのは黒人差別、という英語圏でも米国限定の慣習を当然視する事大主義をまず内省すべきでは。例えば独語スラングSchwarzfahrer(黒乗客=無賃乗車犯)は問題視されていないはず。 / “「ブラック企業」は、人…” http://t.co/1FhjI0ceqC
— hhasegawa (@hhasegawa) 2014, 9月 1
話がそれましたが、本記事が台湾批判と思われても困るので一筆しておくと、小生は15年ぶりの訪台でいくつかの変化に驚きました。
一つは台北の街がとても綺麗ということで、個々の建物自体は建築基準法なにそれおいしいの的なものがいっぱいあるのですが、ごみの類がぜんぜん見当たらないのです。路地などがごみごみしていても、ごみは落ちていないのです。これはもう東京を凌ぐ水準と思います。
もう一つは、交通マナーの向上です。以前に訪台した際(20世紀末)、タクシーの運転手のあまりにアグレッシヴな運転(片側1車線で蛇行した山道でも、どんどん対向車線にはみ出して先行車を追い抜く)に生命の危機を覚え、思わずシートベルトを締めようとしたら(小生は助手席に乗ってました)、運転手がひとこと
「没要!(メイヨウ!)」
と鋭く言ったのは、第2外国語の中国語で追試だった小生でも、はっきり聞き取れました。シートベルトを締めるのは、お前の運転が危ない、ということで、運転手の誇りをいたく傷つけたようなのです。
それが今回は、タクシーの車内に「シートベルトを締めましょう、締めないと罰金」という掲示が張られ、運転手のほうから締めるように促してきます。そして前回の訪台の際には、歩道に車が直角に突っ込んで駐車する、という止め方がそこらじゅうであったのに、今回は全くありませんでした。地方のほうではまだ以前のままなのかもしれませんが、台北の交通マナーは飛躍的な進歩を遂げていました。
15年位でもこれだけ進歩するのですから、いつまでも「日本は綺麗でマナーがいい」などと天狗になっていてはいけませんね。
台湾ネタはまだありますが、鉄道ネタともども今月のブログでアップできればと思います。
(大陸だと 「不要」「不要進」 とかいい方をするので)
それはそうとあの「きかんしゃトーマス」合体ロボはかなり有名な代物なんですが、あれは「きかんしゃトーマス」自体が「マテル」という米系企業に売っ払われたようで (日本ではタカラトミーが独占販売権を持っていたのが期限切れになった模様) そこでなりふり構わぬライセンス商売をしている可能性もありますがどうなんでしょう。
さすがに日本でそんなもの売るような太い真似はしてないようですが...
「きかんしゃトーマス」には不案内なもので、なるほどそんな事情があったのですね。流れ流れたライセンス商売としては、ありそうなことなのかもと思います。
もっともこの写真、いかにもバッタモン売ってそうな店で撮ったもので、やはり商売としてはあまり盛んでないような…。
そういえば漢文では「不要」ですね。
でも確かに「没要」と言っていたと思います。方言でしょうか?