メイド徒然話~スパゲティ理論本論の序文
いきなり前置きみたいな話に戻るのですが、何でこんな話題を扱おうと思ったかといえば、『エマ』が一応完結したのをきっかけに、メイド趣味について一筆するのもいいかと思った(先月はメイドの話題が少なかったし)のですが、そんな折も折、メイド趣味業界の著名サイト『電脳メイドしづ子20GB』さんが更新停止(一時的、だそうですが)ということで驚きました。その更新停止理由を読み、些かその内容も斟酌しながら、メイド趣味について思うことを縷々述べさせていただきたいと思います。
そうそう、若干考えた結果、表題が少し変わりました。
さて、前世紀末を振り返れば、メイド=エロという公式がかなり強固に打ち立てられていたものですが、メイド趣味が広汎になるにつれ、ヴィクトリア朝のアンティーク趣味だとか、かわいい制服の飲食店ファンだとか、様々な路線が参入し、相互に刺激を与えていく中で、現在の「メイド」を巡る状況は成立してきたのであろうと思います。
「メイド」が拡大するにつれて、「メイド」自体への関心よりもその流行の状況を利用した一旗組がより多く参入するようになり、殊にいわゆる風俗業に近いようなものが少なからず出現してきました。それは「メイド」を一部の趣味者の世界からより世間一般に広げる効果を果たしましたが、一方で従来から「メイド」に関心を持っていた層からは不満を招くこともまた少なくありませんでした。
そのような意見の代表例として、以前このブログの記事で取り上げた読売新聞記者のブログのような意見が上げられそうです。
この意見に感じた疑問については以前の記事で触れましたが、これまでの積み重ねを考えつつ、現在の「メイド」を巡る状況について思うと、また違った疑問も湧いてきます。
いろいろ考えていると筆が進みにくいですね。肝心のスパゲティの話にそもそもまだ行き着いてないし。
ちょっと考え直して、また続きを書きます。