今日は
今日戦史研はゲーム会をやっていた由ですが、パンツァー・グルッペ・グデーリアンのプレイ日和といったところでしょうな。
ドイツつながりですが、今日NHKで『探検ロマン世界遺産』という恥ずかしいタイトルの番組をみていたら、ドレスデンが取り上げられていました。なかなか面白かったのですが、ドレスデン大空襲のところで「死者3万人」と言っていたように聞こえました。聞き間違いかもしれませんが、もしそう言っていたのなら随分少ない数字だなあと。市内に東部戦線からの避難民が大勢いて、犠牲者の人数が確定しにくかったという事情があるとはいえ、通常爆撃では世界最悪の空襲だったわけで。
とまれ、「文化と芸術しかなかった」街をあそこまで徹底的に空襲したのですから、京都が文化財故に焼かなかったという説は本当かどうか、怪しい気も致します。モンテ・カッシノもぶっ壊しちゃったんだしね。
しかし、その空襲で破壊された建物を、残った石材を使いつつ再建した熱意と努力こそ、ありきたりな言い方ですが、世界遺産モノといっていいかも知れません。そこんとこ、同じ空襲を受けてもえらい違いのような。
いまだ病み上がり回復途上で書くネタがないので、今夜はこれにて失礼。
京都の取引先に以前そんな話をしたところ、実は空襲されていました。
でもアメリカ「さん」は京都を空襲しなかったことにしておく、という圧力が掛かって、その地区は戦後補償がされなかったと聞きました。
それとは別にこんなシビアな話もあります。
http://webnews.asahi.co.jp/you/special/2005/t20050816.html
やっぱり「美談」というのは、まず眉に唾つけた方がいいようです。
ちなみにPGGは赤軍決定的勝利でした。
ご親切にいろいろと情報ありがとうございます。やはり「美談」とはそのようなものでしょう。(ところで戦後補償というのは日本政府によるものなのでしょうか)
広島に原爆が投下された後、やはりあまり空襲されていなかった京都に次が落とされるという噂は日本側でも流れ、それを聞いた京大の物理学者(名前忘れましたが)が「原爆が爆発するというのはまたとない観測の機会だ」と思って京都の周りの山に観測機器を据えつけた(ようとした)という話をどこかで読みました(今出典が見つかりません)。研究者とはそういうものなのかどうなのか。
>ラーゲリ緒方氏
占領したのがカトリックの自由ポーランド軍だった、というのが皮肉ですね。
ところでグデーリアンの誕生日にその失態とは。T口総統の奮起を望みます、って相手が悪かったのか。
その時の話では、戦後の日本の国による戦災地の補償という文脈でした。
それ以前に、京都には空襲がなかったとすっかり信じたまま成人していた私には現地の人の「実は」という話に驚いたものでした。
その取引先は地元で昔から生八ツ橋を作っているところです。